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ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 介護におけるQOLとは?低下する要因と生活の質を上げる5つのコツ
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QOL(クオリティ・オブ・ライフ)は、自分らしく充実した生活を送るための指標です。健康寿命が重要視される昨今、介護現場をはじめさまざまな分野でQOL向上の取り組みが進められています。
QOLの維持や向上のためには、心身の健康が欠かせません。病気やケガ、不規則な生活やストレスの蓄積はQOL低下の要因となるため、注意が必要です。
本記事では、QOLの意味や定義のほか、主に介護現場におけるQOL向上のポイントや取り組みを紹介します。QOLを高めたい方は、ぜひ最後までお読みください。
はじめに、QOLの定義や意味を、類似する概念と比較しつつ解説します。
QOLは、「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」の頭文字をとった言葉です。
世界保健機関(WHO)はQOLの定義を、「個人が生活する文化や価値観のなかで、個人の目標や期待、基準や関心に関連した、自分自身の人生に対する認識」としています。
日本では、「生活の質」「生命の質」「人生の質」などと訳されることが多いでしょう。また、その定義と合わせて、主に「自分らしく充実した生活を送る」という意味で用いられています。
QOLは介護の現場でもよく使われる言葉です。介護を必要とするご利用者さまが少しでも幸せや喜びを感じられ、自分らしく充実した生活ができているかの指標となります。
先述のとおりQOLは個人に焦点を当てているため、具体的にどのような状態を「QOLが高い」とするかは、ご利用者さまによって異なります。
いずれにしても、ご利用者さまのQOLを向上させることは、要支援及び要介護状態を悪化させないためにも重要です。
QOLと似た概念を示す言葉に「ウェルビーイング」があります。
ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良い状態であることを指す言葉です。WHOでは「個人や社会の良い状態。健康と同じように日常生活の一要素であり、社会的、経済的、環境的な状況によって決定される」と定義しています。
QOLとウェルビーイングはどちらも幸福を求める点では同じですが、QOLがもっぱら個人の「日々の生活の質」に焦点を当てているのに対し、ウェルビーイングは個人が主観的に感じる幸福度であり、持続的な幸せを目標とする意味が含まれています。
「ADL」とは、食事や入浴、排泄など日常生活動作の自立度を客観的に測る指標です。
ADLが高いほど自立度も高くなるため、QOLとも密接に関わっているといえます。
ただし、ADLの自立度が高いからといって、必ずしもQOLが高くなるとは限りません。例えば、ADLが高くても孤立している環境であれば、QOLは低くなるケースもあります。
続いて、QOLが低下する要因を解説します。
生活の質(QOL)を著しく低下させる要因の一つが、病気やケガです。
身体の痛みが強い場合や治療が長引くケースほど、日常の活動が制限されます。身体や精神の健康だけでなく社会的なつながりが失われることもあり、QOLが低下します。
睡眠不足や食生活の乱れは、体調不良や疲労を引き起こします。生活習慣病などのリスクも高まり、心疾患などの病気の要因にもなりかねません。
生活習慣が乱れる背景には、長時間労働といった無理な働き方がある場合も考えられるため、注意が必要です。
ストレスが重なることは、精神疾患の要因となるだけでなく、意欲の低下ももたらします。
また、メンタルヘルスの不調を放置してしまうと、眠れない、食べられないといった身体へ悪影響を及ぼすこともあります。
家計がうまく回らない、収入が不安定である、あるいはビジネスで問題があるなど、経済面の不安もQOLを低下させる要因の一つです。
日常生活において必要な出費がまかなえなくなるだけでなく、将来的な不安も生じるでしょう。ご家族がいる場合は、ご家族全体のQOLに影響を与えるおそれもあります。
QOLの向上は、医療や介護、福祉の分野だけでなく、ビジネスや教育などさまざまな分野で必要とされています。
その理由の一つは、平均寿命が長くなったことにより、健康寿命が重要視されている点です。健康寿命とは、ただ長生きするのではなく、いかに自立して健康に暮らせるかに主眼を置く概念です。その実現のためには、身体だけでなく精神、社会などさまざまな観点から健全であることが欠かせません。
介護が必要になったときにも、ご利用者さまの自立を促すことや尊厳を守ることなど、「その人らしさ」を尊重したケアが求められています。
介護以外の分野では、ビジネスにおいても働き方の多様化により、従業員のメンタルヘルスを守る取り組みが顕著です。また、教育現場ではスクールカウンセラーの配置やキャリア支援など、生徒や学生が安心して学習に取り組み、将来に希望を持てるようなサポートが行われています。
ここでは、ご家庭での介護において、ご利用者さまのQOL(生活の質)を高めるために意識したい5つのコツを紹介します。
ご家族がサポートできるポイントも併せて見ていきましょう。
活動量が落ちると身体機能は低下し、フレイル(加齢に伴い心身の活力が低下した、要介護手前の状態)につながるおそれがあります。
高齢者の場合は無理な運動をするよりも、家事や徒歩での外出など日中に身体を動かす機会を作るのがおすすめです。
すでに身体機能の衰えが見られる場合は、理学療法士や作業療法士といった専門家のサポートを受けながら、リハビリテーションを通じて身体機能を維持・回復させていきましょう。
他者とのコミュニケーションの時間を増やすのもおすすめです。
趣味や習い事を始めるほか、ご家族と食卓を囲むのもよいでしょう。会話は孤独感を減少させるため、雑談をするだけでもQOLの向上が期待できます。
孤独感はQOLの低下をもたらすため、社会とのつながりを大切にしましょう。
友人同士の集まりだけでなく、ボランティアや町内活動といった社会的な活動を積極的に行うと、生きがいや充実を感じられます。
QOLを低下させないためには、ご利用者さま本人が自発的に活動できる機会を増やすことが重要です。例えば、小さなものでもよいので、目標や役割を持つと生活へのモチベーションが上がります。
家事や趣味などで達成可能な目標や役割を設定し、成功体験を積み重ねて自信を持つことが大切です。
日々の生活において気を付けたいのが、転倒を防ぐことです。
高齢になると筋力の低下により転倒リスクが増大します。転んだ結果、寝たきりになったり活動量が低下したりすると、さらなる身体機能の低下を招く恐れがあります。
転倒予防のためには、筋力だけでなくバランス能力も求められます。椅子からの立ち座り運動や、椅子を支えに片足を上げて10秒間停止する運動などを行うとよいでしょう。
また、家庭内では転倒の要因となる障害物を排除し、床に物を置かないなど、整理整頓を心がけましょう。
最後に、介護生活において心がけたいQOL向上の取り組みについて紹介します。
介護の場でのQOLは、残された時間の過ごし方にも関係します。そのため客観的指標だけでなく、ご利用者さまの意思決定を尊重することが重要になります。
例えば、どのような治療を受けたいかや、療養する場所、延命措置の有無に至るまで、ご利用者さまが元気なうちから話し合い、意向を確認しておきましょう。
また「今日はどの洋服を着るか」「おやつには何を食べ、何を飲むか」など、小さな選択肢を提示することで、自己決定の喜びを得られます。
日々の何気ない会話を通じて、ご利用者さまの価値観や満足度を汲み取ることが、QOLを向上させるケアにつながります。
介護施設では集団によるレクリエーションやイベントが行われますが、それ以外に、個別のレクリエーションやアクティビティを導入するとよいでしょう。
具体的には、ドライブや買い物といった些細なことでも、普段とは異なる活動をすると刺激になります。単に楽しむことを目的とするのではなく、ご利用者さまの「その人らしさ」を活かせる計画を立てることがポイントです。
ご家族が介護をされている場合、身体や心に限界を感じてしまうこともあるかもしれません。
そのような負担やつらい気持ちを介助される方が一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら休息や運動、趣味の時間を保つことが大切です。
介護にあたるご家族のQOLもないがしろにしないことが、間接的にご利用者さまのQOL向上にもつながります。
QOLの向上は、福祉用具を導入して住環境を見直すことでも期待できます。
例えば、杖や歩行器の利用を通じて、自ら動ける喜びを得ることが可能です。トイレや浴室・階段などへの手すりの設置は転倒予防につながり、ご利用者さまに安心感を与えられるでしょう。
こうした福祉用具や住宅改修には、介護保険を利用したレンタル・購入が可能なものもあります。
特に福祉用具のレンタルは、購入と比べて経済的負担が抑えられるほか、心身の状態変化に応じて機種変更しやすい点がメリットです。
詳しくはケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談するとよいでしょう。
QOLは、「自分らしく充実した生活を送る」という意味で用いられる言葉です。
QOLの維持や向上のためには、心身を健康に保つことが重要です。特に高齢になると身体機能も低下していくため、適度な運動や規則正しい生活を心がけましょう。また、心の充実のためにも、第三者とのコミュニケーションや社会活動への参加を行うのがおすすめです。
これらのほか、杖や歩行器など福祉用具のレンタルを活用し、自分で身体を動かせる機会を保つのも有効です。手すりの設置など住環境の整備も、QOL向上につながります。
「ダスキンヘルスレント」では、レンタルに対応可能な介護製品を豊富に取りそろえています。製品選びのご相談にも対応可能なため、お気軽にお問い合わせください。
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