ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 階段に手すりは必要?選び方や取り付け時のポイント、活用したい補助金制度を紹介

<レンタルお役立ち情報に戻る

介護用品・福祉用具の

レンタルお役立ち情報

白木裕子の実践!仕事力の磨き方

介護用品・福祉用具の

レンタル
お役立ち情報

白木裕子の実践!仕事力の磨き方

階段に手すりは必要?選び方や取り付け時のポイント、活用したい補助金制度を紹介

階段に手すりは必要?選び方や取り付け時のポイント、活用したい補助金制度を紹介

住宅などの階段に手すりが付いていないと、上り下りの際に不安を感じる方もいます。手すりは階段の安全性を高め、移動の負担を軽減する効果があり、特に高齢の方や幼い子供にとって重要な設備です。

手すりを取り付ける際は、高さや太さ、形状、素材、デザイン性、機能性を重視しましょう。どのような方が利用するのか、どのような階段に設置するのかを踏まえて、最適な手すりを選択してください。

本記事では、階段に手すりが必要な理由と、素材・形状などの選び方、設置方法をご紹介します。階段への手すりの取り付けで活用できる補助金制度や、その他の転倒防止対策についても解説しますので、手すりの設置を検討している方はぜひ参考にしてください。

階段に手すりが必要な理由

階段に手すりが必要な理由

はじめに、階段の手すりが必要な理由をご紹介します。

建築基準法施行令で定められているため

階段の手すりは、建築基準法施行令第25条において、「階段には、手すりを設けなければならない。」と定められています。また、第25条の2では、「階段及びその踊場の両側(手すりが設けられた側を除く。)には、側壁又はこれに代わるものを設けなければならない。」とも記載されています。

つまり、階段の両側に壁がない場合は、両側に手すりが必要です。また、階段の両側に壁がある場合でも、片側の壁には手すりを設置しなければなりません。

上記は、平成12年の建築基準法改正により定められたルールのため、それ以前に作られた住宅の階段には手すりがない場合もあります。そのままでも違法ではありませんが、安全面からも、手すりの設置が推奨されています。

参考:e-GOV「建築基準法施行令第二十五条」

危険を防止するため

政府の調査(※)によると、2023年に家庭内で発生した不慮の事故による死亡者数のうち、「階段及びステップからの転落及びその上での転倒」で亡くなった方は436名です。年齢別の内訳をみると65歳以上が大部分を占めており、高齢者にとって階段の上り下りは危険な動作であることがわかります。

階段に手すりが付いていれば、高齢者はもちろん、幼い子供や妊婦の方、病気の方なども安心して上り下りが可能です。健康な方にとっても、転びそうになったときに手すりがあれば、とっさにつかむことで転落を防止できるでしょう。

参考:e-Stat「家庭における主な不慮の事故による死因(三桁基本分類)別にみた年齢(特定階級)別死亡数及び百分率」

ご利用者さま・介助される方の負担軽減につながるため

高齢になると筋力は衰えますが、手すりがあれば手の力で支えながら上り下りができ、足腰の負担軽減や転落事故の予防につながります。

安心感から日常生活も快適になり、2階への昇降で運動量が増えれば筋力も鍛えられます。

自立した生活はご利用者さまの自信となるうえに、介助される方の負担軽減にもなるでしょう。

階段の手すりの選び方

階段の手すりにはさまざまな種類があり、高さや太さ、形状、素材、機能性などが異なります。それぞれの種類と特徴をご紹介します。

高さや太さ

手すりの高さや太さは、ご利用者さまの身体的な状況に応じて選ぶとよいでしょう。

高さ

手すりの位置は主に階段の先端から75~85cmほどの高さが目安ですが、ご利用者さまが高齢者に限られる場合などは、持ちやすい高さに調節する必要があるでしょう。

高齢になると、足首の関節が硬くなったり背中が丸くなったりするため、手すりの位置が高過ぎる場合は重心が後方になり危険です。高齢者のみが手すりを利用する場合は、実際に手すりを持ってみて高さを合わせましょう。

太さ

太さは28~35mmが握りやすいとされています。太いほうが体を支えやすくなりますが、ご利用者さまの握力や手の大きさによっては握りにくくなるため、実際に握ってみて太さを確かめることも大切です。

形状

形状は、大きく分けて丸棒(ラウンド)タイプと、スクエア(フラットバー)タイプがあります。

丸棒(ラウンド)タイプ

円柱の形をしており、どの角度からでも握りやすいのが特徴です。手をすべらせて、スムーズに進みやすいメリットもあります。一方、リウマチなどで関節痛がある方や握力が弱い方だと握りにくくなるため、使い勝手が悪いと感じるでしょう。

スクエア(フラットバー)タイプ

長方形で板のような形をしているため、手のひらや腕全体を乗せることができ、握力の弱い方などにも向いています。シャープな見た目も特徴です。

素材

手すりの主な素材には、木・スチール・アルミが挙げられます。素材別に特徴を見ていきましょう。

木製

ナチュラルな雰囲気で空間に溶け込みやすく、触れた際にぬくもりが感じられます。コストが低く、導入しやすいこともメリットでしょう。

スチール製

ほかの金属に比べて耐久性に優れており、長い間使える安心感があります。加工性にも優れているため、手すりを細くするなどスタイリッシュな雰囲気も演出できます。一方で、木製に比べるとコストがかかる点がデメリットです。

アルミ製

軽量で錆びにくい点が特徴で、モダンな雰囲気に仕上がります。耐久性は低いわけではありませんが、スチール製には劣ります。

デザイン

階段は、家のなかでも目に入りやすい場所にあることが多いため、手すりのデザインも重要です。デザインを決める際には、家全体の雰囲気に合うかどうかのほか、階段と手すり、壁の色と手すりの相性も考えて決めることをおすすめします。

また、手すりと金具(ブラケット)との色合わせにも、気を配りましょう。ブラケットとは、手すり棒同士をつないだり、手すり棒を壁に取り付けたりするための金具です。以前は金属色が主流でしたが、現在はカラー展開も豊富なため、事前にどのような選択肢があるのか確認してください。

手すりのデザインは、木製の階段に金属製の手すりを合わせたり、異なる系統の色を組み合わせたりして、コントラストを楽しむことも可能です。ただし、どうしても迷うようであれば、シンプルなデザインをおすすめします。シンプルな手すりなら、どのような階段とも合わせやすく、間違いがないでしょう。

機能性

機能性から手すりを選ぶのもおすすめです。

足腰に不安のある方が利用するなら、転倒防止のために滑り止めが付いたものを選びましょう。夜間の利用が多いなら、蓄光素材のものや照明が付いているものがおすすめです。衛生面が心配なら抗菌加工が施されたものを選ぶとよいでしょう。

安全性を重視し、必要な機能がそろった手すりを選ぶことが大切です。

階段に手すりを取り付ける際の5つのポイント

階段に手すりを取り付ける際の5つのポイント

階段に手すりを取り付ける際のポイントを5つ解説します。

1.壁の強度を確認し、必要に応じて補強する

階段に手すりを取り付ける際は、壁にもある程度の強度が必要です。

強度が足りない場合は、壁に下地を入れたり、補強板を設置したりして強化しておきましょう。しっかり補強しておかないと、手すりをつかんだ際の重みによって壁が破損し、転倒につながる可能性があります。

なお、壁の補強が必要な場合、想定より工事費がかかってしまうかもしれません。手すりの設置にあたり、壁の補強が必要かどうかを早めに確認しておきましょう。

2.階段の下り始めと下り終わりまで少し長めに取り付ける

階段事故は、下り始めと下り終わりに発生することが多い傾向があります。そのため、手すりは階段よりも少し長めに取り付けるのがおすすめです。

また、途中で手すりが途切れるとバランスを崩しやすくなるため、踊り場にも設置しましょう。踊り場の水平部分や階段の始まりと終わりには、廊下に合わせた高さの手すりを取り付けます。

階段の終わりが壁になる場合、最後に縦型の手すりを付けると、高齢者が体を引き上げやすくなります。

手すりの長さや形状によって金額が変わるため、工事の見積もりを依頼する際には、上記も踏まえて施工業者に伝えておきましょう。

3.可能であれば階段の左右に設置する

上りと下りで使う手すりが異なる場合があるため、左右両側への設置が理想です。

片側のみに手すりを取り付ける場合は、下りる際につかみやすい位置を優先しましょう。

4.先端の金具(ブラケット)の形状にも配慮する

手すり棒の先端がむき出し、あるいは引っかかりやすい形状だと、衣類の袖口を引っかけるおそれがあります。金具(ブラケット)を選ぶ際は、形状にも配慮しましょう。

5.自身での階段昇降が難しい場合は階段昇降機の利用も

ご利用者さま自身での階段昇降が難しい場合、手すりだけでは不十分なこともあります。

日常的に2階への移動が必要なら、階段昇降機の設置も選択肢の一つです。

関連記事:階段昇降機を使用するメリットとは?種類や注意点、介護保険の適用についても解説

階段手すりの取り付けはDIYでもできる?

手すりを設置するための材料は、ホームセンターでも入手できます。そのためDIYも可能ですが、安全に取り付けるためには、手順をしっかり守ることが重要です。

手すりは体を支える重要なものであり、壁のなかに柱や間柱がある部分にのみ、取り付けが可能です。そのためまずは、専用の工具を用いて柱の場所を確認します。また、壁の強度によっては下地の補強工事が必要になります。

次に、手すりの素材やデザインを決め、材料と工具をそろえます。ご利用者さまの身体状況に合わせて高さを測り、90cm間隔を目安にブラケットを仮止めします。ブラケットの仮止めが済んだら、手すり棒を長さに合わせて切断し、固定すれば完了です。

DIYでの取り付けはコストを抑えられる反面、手間がかかります。手すりの設置は安全性の確保を目的としているため、不安な場合は無理せずにリフォーム業者へ依頼しましょう。リフォーム業者なら、壁の強度やブラケットの取り付け位置などを計算したうえで、適切に施工してくれます。

階段手すりの取り付けには介護保険の補助金制度を利用しよう

階段手すりの取り付けには介護保険の補助金制度を利用しよう

高齢者など介護を必要とする方の住宅をリフォームする場合、介護保険制度の要件に該当すると補助金が支給されます。同制度の概要を解説します。

補助金利用の条件

介護保険の住宅改修が適用される利用対象者は以下です。

第1号被保険者:65歳以上で、要支援又は要介護状態の方

第2号被保険者:40~64歳の医療保険加入者で、がんや関節リウマチなど特定疾病による要支援又は要介護状態の方

上記の介護保険のご利用者さまが、実際に居住している自宅をリフォームする場合に制度を利用できます。入院中や施設で介護サービスを受けている場合は、適用対象外です。

補助内容

補助対象となる住宅改修は、以下の6種類です。

  • ● 手すりの取付け
  • ● 段差の解消
  • ● 滑りの防止・移動の円滑化などのための床や通路面の材料の変更
  • ● 引き戸等への扉の取替え
  • ● 洋式便器等への便器の取替え
  • ● その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

介護保険による支給限度基準額は上限20万円で、実際の改修工事にかかった費用の1~3割が自己負担となります。補助金の支給は、原則として1人につき1回限りです。ただし、要介護区分の上昇や転居があった場合には、支給限度基準額が再度設定されます。

補助金申請の流れ

補助金申請の流れは以下のとおりです。

  • ① 住宅改修についてケアマネジャーに相談
  • ② 申請書と添付書類を提出
  • ③ 施工
  • ④ 工事費用がわかる書類を提出
  • ⑤ 住宅改修費が支給

住宅改修費の支給方法は、償還払い又は受領委任払いを選択できます。償還払いでは、工事費を全額支払ったあと自治体から補助金の支給を受けます。受領委任払いでは、ご利用者さま負担分のみ施工業者に支払い、自治体から施工業者へ補助金が支払われます。

補助金の申請では、工事費見積書や住宅改修にかかる領収書など、さまざまな書類が必要です。スムーズに制度を利用できるよう、書類を大切に保管しましょう。

補助金活用のポイント

階段だけでなく、玄関や廊下などの手すりも補助金の対象になります。また、段差の解消、引き戸などへの扉の取り替え、洋式便器などへの便器の取り替えなどが必要であれば、こちらも一緒に申請するのがおすすめです。

自治体によっては独自の住宅改修事業を実施しているところもあるため、お住まいの自治体の窓口に相談してみるとよいでしょう。

工事不要な手すりならレンタルも可能

工事不要な手すりの設置を希望する場合は、介護保険の福祉用具貸与を利用したレンタルも選択肢に入れてみてください。福祉用具の貸与対象となるのは要介護認定を受けているご利用者さまで、自己負担1~3割でレンタルできます。

例えば、玄関の階段(アプローチ)や上がりかまちの段差には、置くだけでよいサポート手すりが適用できます。握りやすい形状で、片側・両側タイプから選ぶことができ、屋外でも安全に使えるステンレス製なども用意されています。

介護保険を利用した住宅改修や福祉用具貸与を希望する場合は、まず担当のケアマネジャーやお近くの地域包括支援センターに相談してみてください。

手すり以外の階段転倒防止対策

手すり以外の階段転倒防止対策

高齢になると少しの段差で転倒してしまうリスクが高まり、転倒によって骨折などの大怪我や最悪の場合死にいたってしまうこともあります。以下に、手すり以外で検討したい階段転倒防止対策をご紹介します。

照明の設置

高齢になると目の機能も衰えるため、階段が暗いと踏み外しにつながります。階段付近には、人感センサー付きの照明を取り付けるとよいでしょう。

足元を照らすフットライトにはコンセント式や電池式もあり、手軽に設置できます。

滑り止めマットの設置

階段の踏み板に貼るマット(滑り止め)を設置すると、上り下りの不安を軽減できます。

グリップ力のあるゴム素材や暖かみのあるカーペット素材、夜間に光る蓄光タイプなどがありますが、つまずきを防止するなら薄型がおすすめです。塗装による滑り止めも選択肢になります。

障害物の排除

物が散乱している環境は、高齢者のつまずきや転倒の原因となります。不要な物は処分して歩行路を確保し、定期的に整頓しましょう。

足元の電気コードや、段鼻(階段の踏み板の最先端部分)の出っ張りにも注意が必要です。

階段昇降機の設置

階段昇降機は設置に時間がかかりますが、階段昇降の負担を大幅に軽減できます。屋外にも設置できる防雨加工タイプや、誤作動を防止する安全性能が装備されたタイプ、停電時にも安心なバッテリー駆動タイプなどがあり、直線だけでなく、曲線への対応も可能です。

ご利用者さまの身体の状況や家庭環境に合ったものを選択しましょう。

まとめ

階段の手すりや照明、踏み板に貼るマット(滑り止め)は、転倒や転落事故を防ぐためにも役立ちます。

手すりには、さまざまな素材や形状、デザインがあり、家の雰囲気や壁の色などに合わせて選ぶことが可能です。取り付けの際は、壁の補強や設置位置などについて検討しましょう。DIYでも取り付けはできますが、安全性を重視するなら、リフォーム業者に依頼すると安心でしょう。ご利用者さま自身での上り下りが困難なら、手すりではなく階段昇降機の利用も検討してみてください。

介護保険適用の住宅改修や福祉用具貸与を利用すると、補助金を使って手すりを設置できます。補助金を利用したい場合は、担当のケアマネジャーに相談し、どのような支援が受けられるのか確認するのがおすすめです。

「ダスキンヘルスレント」では、据え置き型手すりのレンタル利用のほか、階段昇降機の設置もご提供しています。製品選びについてのご相談も可能なため、手すりの設置を検討中の方は、ぜひお問い合わせください。

レンタル 手すり

https://healthrent.duskin.jp/products/tesuri/

階段昇降機

https://healthrent.duskin.jp/lp/stairlift/

介護用品・福祉用具のレンタル
お役立ち情報 記事一覧

介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報TOPに戻る

登録無料 メルマガ登録で 介護に役立つ情報をゲット! ご登録で「介護で役立つ特定疾病の基礎知識」、「オリジナルボールペン」をプレゼント中! 無料会員登録はこちら登録無料 メルマガ登録で 介護に役立つ情報をゲット! ご登録で「介護で役立つ特定疾病の基礎知識」、「オリジナルボールペン」をプレゼント中! 無料会員登録はこちら

介護用品・福祉用具

福祉用具のレンタルについて

このページのトップへ

ページの
トップへ