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ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 生活習慣病とは?種類や原因、予防対策、高齢者のリスクを解説
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「生活習慣病という言葉は知っているが、どういった病気なのかまではわからない」という方は多いかもしれません。生活習慣病は、食事や運動、休養、喫煙、飲酒といった生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となっています。
本記事では、生活習慣病の概要や七大生活習慣病(七大疾病)の種類、予防対策などを詳しく紹介します。高齢者の生活習慣病リスクについても解説しています。加齢にともなう生活習慣病が気になる方はぜひ最後までお読みください。
生活習慣病とは、「食習慣・運動習慣・休養・飲酒・喫煙などの生活習慣が発症や進行に関与する疾患」を指します。つまり、生活習慣によって引き起こされる病気のことです。
生活習慣病の大半は、自覚症状がないまま進行していきます。そのため、定期的に健康診断を受けて身体の変化を確認し、病気になる前に生活習慣を見直すことが大切です。
生活習慣病に該当する病気はさまざまなものがありますが、そのうち日本人が最もかかりやすい病気の七大生活習慣病は以下のとおりです。
がんは、さまざまなことが要因となり、身体の組織に異常な細胞ができる病気です。遺伝子が傷付くことで正常な細胞ががん細胞となり、浸潤や転移で周囲の組織や臓器を破壊します。
がんの発症と進行には食事や運動、休養などの生活習慣がかかわるため、現代では生活習慣病の一つに分類されています。
がんは、1981年に日本人の死因の第一位となりました。それ以降も増え続けており、一生のうち2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなるともいわれています。
脳血管疾患(脳卒中)は、脳の血管の異常により脳細胞が壊れる病気の総称です。出血性脳血管疾患と虚血性脳血管疾患の2種類があります。
おもな危険因子は、生活習慣に関連した動脈硬化や高血圧、喫煙などです。そのほか、運動不足や睡眠不足、ストレス、飲酒が発症の引き金になることもあります。
脳血管疾患は後遺症をもたらすことも多く、重度の要介護状態となる最大の原因とされています。脳血管疾患の疑いがある場合は、できるだけ早く受診することが大切です。
心疾患とは、狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気の総称です。動脈硬化が進行すると引き起こされやすくなります。
狭心症は、心臓の血管が狭くなり、血液の流れが悪くなった状態です。また、心筋梗塞になると、血栓により血管が完全に詰まり、血流が止まって心筋細胞が壊れます。
心疾患の危険因子となる動脈硬化は、加齢やLDL(悪玉)コレステロールの増加により進行するほか、内臓脂肪が多いと発症リスクが高まるため注意が必要です。
なお、高齢者や糖尿病患者などは狭心症や心筋梗塞を発症しても痛みを感じない場合があり、不整脈や倦怠感を訴える場合があります。
糖尿病は、血液中の血糖値が高くなりすぎる病気です。血糖値の上昇を抑える働きが低下し、血液中の血糖値が慢性的に高くなります。
糖尿病になると、神経障害や視力・腎機能の低下といった合併症を招く場合もあるため注意が必要です。糖尿病により動脈硬化が起こると、脳血管疾患や心疾患のリスクも高まります。
糖尿病は初めのうちは自覚症状がありませんが、診断されたら放置せず、早期に生活習慣を見直すことが大切です。
肝硬変は、炎症により肝細胞の破壊・再生が繰り返され、徐々に硬くなって肝臓が機能しなくなる病気です。症状が進むと、腹水や黄疸、吐血などの症状が見られます。
肝炎のような肝臓の病気や、アルコールの過度摂取などが危険因子です。
慢性腎不全とは、腎臓の機能が徐々に低下し、正常に働かなくなる病気の総称です。糖尿病腎症や慢性糸球体腎炎、腎硬化症などが含まれます。
症状が進むと、透析や腎臓の移植が必要になる場合もあります。糖尿病や肥満、心疾患、脳血管疾患とのかかわりも深い病気で、不健康な生活習慣が危険因子です。
高血圧性疾患とは、高血圧により心臓や血管に負担がかかることで起こる病気です。安静時でも血圧が基準値以上に高くなる高血圧は、心臓への負担が大きく、血管もダメージを受けるため、動脈硬化が起きやすくなります。
動脈硬化の発症・進行によっては、脳血管疾患や心疾患などにつながる可能性があるため注意が必要です。
高血圧は、塩分の過剰摂取や肥満、ストレス、運動不足といった生活習慣がおもな危険因子として挙げられます。そのほか、遺伝的要因や腎疾患などによって引き起こされる場合もあります。
介護が必要になる大きな原因は、認知症や脳血管疾患(脳卒中)などの生活習慣病や、転倒・骨折などが挙げられます。
厚生労働省の調査によると、介護が必要になったおもな原因のうち約3割を、生活習慣病を含む病気が占めています。
さらに、介護の原因の18%を占める認知症は、糖尿病や高血圧、高コレステロール、BMIなどを適切にコントロールできていないと、脳の血管に障害が起きやすくなり、発症リスクが高まるとされています。
高齢者ができるだけ長く自立した生活を送るには、早い段階で生活習慣病への対策を行なうことが重要です。
参考:厚生労働省「国民生活基礎調査」
参考:内閣府「令和3年版高齢社会白書」
生活習慣病とは先述のとおり、生活習慣が原因で発症する疾患のことです。偏った食生活、運動不足、過度な飲酒やストレス、喫煙など良くない習慣・環境が重なると、発症のリスクが高まります。
ここからは、生活習慣病の原因と予防対策を紹介するので、参考にしてください。
運動を日常的に行なうと、糖尿病や脳卒中、心疾患、がんなどの生活習慣病の罹患リスクの抑制につながるとされています。
運動が苦手、高齢で身体が思うように動かないなどの理由から、運動を敬遠する方も多いでしょう。しかし、激しい運動だけではなく、毎日のちょっとした体操やウォーキングでも生活習慣病の予防につながります。
自身の体力や運動機能に応じた運動を取り入れて、少しずつでも身体を動かす習慣を付けるとよいでしょう。
生活習慣病の予防や改善には、食生活の見直しが不可欠です。
基本的には、食べ過ぎや栄養が偏った食事をしないように心がけましょう。特に高齢者の場合は、食事量の減少や消化吸収の機能低下などにより、栄養不足に陥ることがあるため注意が必要です。
また、国立循環器病研究センター病院によれば、高血圧は脳卒中や心臓病につながりやすく、その予防には塩分制限が有効とされています。
塩分控えめなだしを使ったり、しょうゆやソースは小皿に出して付けて食べたり、塩分の高いハムやソーセージなどの加工食品を減らしたりなどの工夫をするとよいでしょう。
厚生労働省によると、睡眠不足が肥満や高血圧、循環器疾患などを発症させるリスクを高めるとしています。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、生活習慣病のリスクを下げる睡眠時間は7時間前後とされています。
良い睡眠のためには、適度な運動や朝食をとること、寝室の環境を整備することなどが大切です。高齢者は睡眠時間が減ってくる傾向にありますが、眠れない、寝つきが悪いなどの悩みがある場合は専門家に相談してみるのもおすすめです。
喫煙者は、がんや脳血管疾患、心疾患、肺気腫、ぜんそくなどの病気の罹患率や死亡率が高いことが指摘されています。
国立がん研究センターは、禁煙して10年経過すると、喫煙者に比べて肺がんのリスクが半分まで低下し、口腔・咽喉頭・食道などのがんのリスクも低下すると発表しています。
喫煙は生活習慣病との関係が強いため、できるだけ禁煙することが大切です。禁煙する場合は、あらかじめ周囲に伝えて協力してもらい、禁煙外来の受診を検討してみるのも良いかもしれません。
飲酒は適度な量なら問題ありませんが、過度な摂取は認知症やアルコール依存症、肝臓の病気などのリスクを高めます。飲酒量が多いほど、飲酒期間が長いほどアルコール性の肝臓病になりやすくなるため注意が必要です。
適量には個人差がありますが、日本人なら1日に純アルコール量で20g程度が目安です。高齢者にはさらに少ない量を推奨する考え方もあるため、節度ある飲酒を心がけるとよいでしょう。
以下は、おもなお酒の純アルコール量の目安です。
ビール中瓶1本500ml(アルコール度数5%) | 純アルコール量20g |
清酒1合180ml(アルコール度数15%) | 純アルコール量22g |
焼酎35度1合180ml(アルコール度数35%) | 純アルコール量50g |
ウイスキー・ブランデー ダブル60ml(アルコール度数43%) | 純アルコール量20g |
ワイン1杯120ml(アルコール度数12%) | 純アルコール量12g |
生活習慣病は、運動や食事、睡眠、喫煙、飲酒などの生活習慣によって引き起こされる病気を指します。
生活習慣病のなかでもかかりやすい病気は、がん、脳血管疾患(脳卒中)、心疾患、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、高血圧性疾患の七大生活習慣病(七大疾病)です。
生活習慣病の多くは自覚症状がないまま進行していくため、定期的に健康診断を受け、病気になる前の段階で生活習慣の見直しを図ることが大切です。
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