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ホーム>介護のお役立ち情報>疾患別 福祉用具の使い方>高齢者に多い症状 片麻痺
片麻痺の症状とおすすめ福祉用具
片麻痺とは、体の片側、右か左かどちらかの半身で麻痺が発生するという症状であり、脳梗塞(のうこうそく)で特に多く見られる症状です。また、脳出血の場合でも発生はするのですが、どちらかというと損傷範囲が限定される、脳梗塞の方に多く見られる症状です。
原因の多くは脳血管の障害です。突然、片麻痺が発症するならば、まず、脳出血や脳梗塞などを疑います。 突然の激しい頭痛で知られている、くも膜下出血でも時に片麻痺が現れます。
また、徐々に起こる片麻痺には、慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)などがあります。慢性硬膜下血腫は、頭部に外傷(ごく軽いものも含む)を受けて、約1〜3カ月(時に年単位)経過してから現れるもので、中年以上の男性でアルコールをたくさん飲む人に多く見られます。
以下のことに気をつけましょう
片麻痺にならないためには、まず脳梗塞にならないように生活面で気を付けることです。
脳梗塞になりやすい方の特徴は、塩分を摂り過ぎている・喫煙している・暴飲暴食の習慣があるなどで、これらの生活習慣を改善することで、脳梗塞を予防することができます。
まずは、食生活を見直し、適度な運動を取り入れましょう。
片麻痺の方の多くは、日常生活動作や歩行、会話が以前より難しくなります。
しかし、脳のほかの部位が損傷した部位の役割を代行する能力があることが明らかになっています。損なわれた機能を取り戻し、生活障害を克服するための訓練(リハビリテーション)をすれば、自立した質の高い生活が期待できます。
監修
高齢者生活福祉研究所
理学療法士 加島 守