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ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 寝たきり度(障がい高齢者の日常生活自立度)とは?評価基準や要介護認定との関係を解説!
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介護や医療の現場で、「寝たきり度」という言葉を耳にすることがあります。寝たきり度は、介護サービスを受ける際に重要となる判断基準の一つです。
寝たきり度によって受けられるサービスも異なるため、正しく理解しておくことが必要です。
本記事では、寝たきり度の意味や判定基準のほか、要介護認定との関係や診断を受ける際の注意点などについて詳しく解説します。
寝たきり度とは「障がい高齢者の日常生活自立度」を指す言葉で、障がいのある高齢者が、どの程度自立して日常生活を行なえるかを評価するものです。寝たきり度は、介護や医療の現場において、高齢者の支援・介護の質の向上などに役立てられています。
以下で、寝たきり度が活用される具体例を見ていきましょう。
障がい高齢者が介護サービスを利用するには、要介護認定が必要なことがあります。この要介護認定を判断する際に、重要な指標となるのが寝たきり度です。
また、ケアマネジャーによる「ケアプラン」の作成や、介護サービス事業者が「通所介護計画書」「個別機能訓練計画書」を作成する際にも、寝たきり度が活用されます。
病院や診療所で「看護計画書」「リハビリテーション計画書」などを作成するときも、寝たきり度を参考にします。
障がい高齢者の症状の悪化を防ぐには、寝たきり度を活用した早期介入が重要です。地域包括支援センターでは、介護予防プログラムの計画時に寝たきり度が用いられます。
寝たきり度(障がい高齢者の日常生活自立度)の判定基準は、「生活自立」「準寝たきり」「寝たきり」の3つに分類され、さらに4段階のランク(J、A、B、C)が付けられます。
厚生労働省の「障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)」による、寝たきり度の判定基準は以下です。
区分 | ランク | 判定基準 |
生活自立 | ランクJ | なんらかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する J-1.交通機関等を利用して、積極的に外出する J-2.隣近所など町内の距離程度なら外出する |
準寝たきり | ランクA | 屋内での生活はおおむね自立しているが、介助なしには外出しない A-1.日中はベッドから離れている時間が長く、介助により外出する A-2.日中も寝たり起きたりでベッドから離れている時間の方が長いが、介護者がいても外出の頻度は少ない |
寝たきり | ランクB | 食事や排泄、着替えのいずれかにおいてはなんらかの介助を要し、日中もおもにベッド上で生活を送る B-1.介助なしで車いすに移乗し、食事や排泄もベッドから離れて行なう B-2.介助により車いすに移乗し、食事や排泄に関しても介助を必要とする |
ランクC | 1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替えのいずれにおいても全面的に介助を要する C-1.自力で寝返りをうち、体位を変える C-2.自力では寝返りもうてない |
寝たきり度の判定においては、いくつかの注意点があります。判定結果によって利用できる介護サービスも変わってくるため、事前に確認しておきましょう。
寝たきり度の判定では、その行為ができるかどうかの「能力」ではなく、外出時や自宅内の移動にかかわる「状態」を評価する点に注意が必要です。
例えば、骨折や高齢による身体機能の低下などの障がいがあっても、自立して日常生活を送れている状態なら、ランクJと判定される可能性があります。
寝たきり度の判定では、補装具や自助具を使用していても「自立している」と認められる場合があります。
例えば、歩行能力は十分でなくても、歩行補助杖を使って一人で外出できる状態なら、ランクJと判定される可能性があります。
寝たきり度は、障がいを有する高齢者を対象とした判定基準であり、障がいをもたない健常高齢者は対象外です。
健常高齢者で、介護予防や家族の負担減少などを目的に介護サービスを希望する場合は、寝たきり度の評価が不要なサービスを選びましょう。受けられる具体的なサービスについては、お住まいの地域包括支援センターに相談してみてください。
病気や障がいによっては、朝昼晩の時間帯で状態が異なったり、その日の体調次第で状態に差があったりします。そのような場合は、一定期間(おおむね1週間程度)の観察を行ない、より頻繁に見られる状態を基準に判断されます。
寝たきり度(障がい高齢者の日常生活自立度)は、要介護認定における重要な判断基準の一つです。
以下で、寝たきり度と要介護認定の関係を詳しく解説します。
要介護認定とは、国が定めた基準に基づき介護の必要度を客観的に判定する制度です。認定結果は介護や介護予防の必要性に応じて、「要支援1、2」「要介護1、2、3、4、5」の7段階で判定されます。
認定調査(訪問調査)の内容は「概況調査」と「基本調査」の2種類です。概況調査では調査対象者の氏名や現住所等のほか、利用中のサービスの状況や、家族状況、居住環境などの調査が行なわれます。
基本調査は74項目からなり、「身体機能・起居動作」「生活機能」「認知機能」「精神・行動障がい」「社会生活への適応」の5分類に分かれています。また、過去14日間に受けた医療に関する項目もあります。
認定調査票の内容は、厚生労働省のホームページでも公開されています。詳細を知りたい方は、以下よりご確認ください。
認定調査票の末尾には、「障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)」および「認知症高齢者の日常生活自立度」の項目があります。
要介護認定においては、この2つのデータも重要な判断材料です。基本的に、寝たきり度と認知症高齢者の日常生活自立度の双方のランクが高い(状態が悪い)ほど、要介護度も高く認定される傾向にあるといえます。
両者の違いは、以下のとおりです。
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度) | 身体機能の低下によって起きる日常生活への影響を評価する |
認知症高齢者の日常生活自立度 | 認知症による判断力や思考力の低下によって生じる、日常生活への影響を評価する |
なお、認知症高齢者の日常生活自立度は、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅱa、Ⅱb、Ⅲ、Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、M」の9ランクに分けられています。数字が大きくなるほど、認知症が進行し病状が重篤化していることを表し、自立度も下がります。
寝たきり度(障がい高齢者の日常生活自立度)は、要介護認定を受けるフローのなかで、体調状態の聞き取りや動作確認を行なう認定調査を実施し、判断されます。認定調査を訪問調査と呼ぶこともあります。
ただし、対象となる高齢者の受け答えや、調査員の知識・経験によっては評価が変わってしまう可能性もある点に注意が必要です。できるだけ正確に判断してもらうためにも、事前に準備をしておきましょう。
以下に準備すべきことを紹介します。
主な調査内容は、サービスの利用状況や心身の状態、生活環境、介護の状況などです。初対面の調査員に質問されると、うまく答えられない場合があるため、当日に聞かれる項目を事前に把握しておくと安心です。
調査で聞かれる項目については、「要介護認定とは」で詳しく解説しています。
本人が調査員にうまく伝えられなかった場合や、日頃の症状が調査時には現れなかった場合に備え、家族は伝えたいことをまとめておきましょう。
日常生活で心配なことや困っていること、病歴や介護歴、日頃の様子などを紙などにまとめておくと現状が伝わりやすくなります。
調査員は、同居している家族に対しても質問をすることがあります。その際、家族と本人の認識に齟齬が生まれないよう、家族は日々の様子をしっかり把握しておきましょう。
介護状況を理解してもらうためにも、同居する家族の立ち合いは必須です。ケアマネジャーが介入している家庭では、ケアマネジャーに同席を依頼してもよいでしょう。
寝たきり度(障がい高齢者の日常生活自立度)が高くなると、本人だけではなく家族の負担も大きくなります。寝たきり度を上げないようにするには、普段から生活習慣面を意識することが重要です。
以下で、寝たきり度を上げないための方法を紹介します。
脳血管疾患、高血圧、がんなどの生活習慣病にかかると入院を余儀なくされるうえ、病気によっては体に麻痺が残る場合もあります。ベッドで過ごす時間が増えると寝たきり度が上がる可能性も高まるため、できるだけベッドから起きても病気にならないよう健康的な生活を心がけましょう。
健康を維持するためには、栄養バランスの良い食事、適度な運動などが大切です。
寝たきり度を上げてしまう原因には、病気だけでなく骨折などのケガも含まれます。たった一度の転倒をきっかけに、介助が必要になってしまうこともあります。
日常生活における転倒を防ぐ基本的な対策は、室内の整理整頓です。床にある物は片づける、コードなどの配線は隅にまとめておきましょう。階段や玄関に手すりを付ける、段差に踏み台やスロープを設置するなどの対策も有効です。
また、片足立ちやスクワットなどの簡単な体操やウォーキングに取り組み、日頃から足腰の筋力を鍛えておきましょう。
家に閉じこもり、社会的なつながりが少なくなると認知症になりやすいといわれています。認知機能を鍛えるためには、他者とのコミュニケーションが大切です。
外出して地域の人と交流するほか、介護サービスの利用を通じてスタッフやほかの通所者と会話を交わす機会をつくることもおすすめです。
寝たきり度は「障がい高齢者の日常生活自立度」を指す言葉で、介護の必要性を判定するための重要な指標の一つです。
寝たきり度の判定は、要介護認定の認定調査時に、調査員が自宅訪問する形で行なわれます。正しく判断してもらうためにも、現在の生活状況や困り事をしっかり把握し、伝えられるようにしておきましょう。
また、ベッドの上で過ごす時間が増えるほど、寝たきり度も上がる恐れがあります。入院や転倒は寝たきりのきっかけになりやすいため、健康維持や整理整頓を心がけて生活しましょう。屋内に段差がある場合は、手すりやスロープを付けるなどの対策も有効です。
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