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ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 腰椎圧迫骨折とは?原因や症状、後遺症と治療法など日常生活での注意点を解説
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腰椎(ようつい)圧迫骨折は高齢者に起こりやすい疾患の一つです。発症すると強い痛みが出て、日常生活に支障が出ます。また、腰椎圧迫骨折によって、神経麻痺などの神経症状を引き起こす場合があるため、原因や治療法を知り、早めに対処することが大切です。
この記事では、腰椎圧迫骨折の概要や原因・症状、治療法を解説します。腰椎圧迫骨折にならないために気を付けたいポイントもご紹介します。日常生活の改善にお役立てください。
腰椎圧迫骨折は脊椎圧迫骨折の一種です。
人の体を支える脊椎は、椎骨という小さな骨が連なって構成されています。椎骨は部位によって名称が異なり、上部から頸椎(けいつい)、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と呼ばれます。
そのうち、腰の部分にあたる腰椎の椎体が圧迫され、つぶれてしまうことによって起こる疾患が腰椎圧迫骨折です。
腰椎圧迫骨折は、腰椎と胸椎の境目の部分で発生することが多く、発症すると腰に激しい痛みが生じます。
高齢者に多い疾患の一つでもあり、神経麻痺などの後遺症が生じることもあるため早めの対処が重要です。腰部分に痛みを感じるなど、腰椎圧迫骨折が疑われる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
腰椎圧迫骨折は腰椎が圧迫されて起こります。通常、外から弱い力が加わった程度では腰椎圧迫骨折が生じることはほぼありません。
しかし、骨粗しょう症などを発症している方の場合は骨が折れやすくなっているため、比較的弱い力で腰椎圧迫骨折が起こる可能性があります。
特に高齢者の腰椎圧迫骨折は、骨粗しょう症が原因であることが多いです。骨粗しょう症により骨がもろくなっているため、転倒やしりもち、くしゃみ、せきなどの小さな衝撃により、腰椎圧迫骨折を引き起こしてしまう場合があります。
また、スポーツや事故による外傷やがんの転移により腰椎圧迫骨折が起こる場合もあります。外から強い力がかかって腰椎圧迫骨折が生じた場合、ほかの骨軟部損傷や脊髄損傷をともなうこともあるため、注意しましょう。
腰椎圧迫骨折では、骨折部を中心に強い痛みが生じ、体を動かすと特に痛むのが特徴です。布団から起き上がる、椅子から立つなどの日常動作が困難になる場合があります。
腰椎圧迫骨折では、ほかにも以下の症状が現れる可能性があります。
折れてすぐの段階や、安静にしているときはそれほど痛みを感じない場合もあります。痛みの表れ方には個人差があるため、違和感があれば早めに医療機関を受診しましょう。
腰椎圧迫骨折かどうかを調べるには、医師による問診と触診、レントゲン検査を行うことが一般的です。骨折直後などで骨の変形が少なくレントゲンでの診断が難しい場合は、CTやMRI検査も行い、状態をより詳しく検査します。
また、腰椎圧迫骨折の原因に骨粗しょう症が疑われる場合は、骨密度の検査も実施します。
腰椎圧迫骨折になると、骨折部の痛みだけでなく以下のようなさまざまな症状が表れます。後遺症は、骨折の程度や日常生活での負担の蓄積などによって異なりますが、手術や継続的な介護が必要になる場合もあります。
症状 | 概要 |
---|---|
背中が曲がってゆがむ | 骨折で椎体がつぶれたまま放置すると、骨が曲がったり変形したりします。背中が丸くなると肺活量が減少し、身体機能の低下につながります。 |
神経麻痺・歩行障害 | 神経が圧迫されてしびれや痛みが出ます。悪化すると歩行が難しくなり、歩行器などの補助具が必要になります。症状がひどい場合は手術による治療が必要です。 |
逆流性食道炎 | 背中が丸くなることで胃が圧迫され、逆流性食道炎を引き起こします。食事量が低下し、体力や骨密度の低下につながります。 |
膀胱直腸障害 | 排泄や排尿に関連する神経が圧迫され、膀胱直腸障害になります。膀胱や腸のコントロールができなくなり、尿失禁や便秘などを引き起こします。 |
腰椎圧迫骨折の治療法には、保存治療と手術治療の2つあります。医師の指導のもと、最適な治療法を実行しましょう。
保存治療は、硬めのコルセットやギプスで患部を固定し、痛みを緩和するとともに自然に骨が固まるのを待つ方法です。
治癒が早い場合は骨折後2週間ほどで、一般的には3~4週間ほどで骨が形成され痛みが薄れてきます。また、痛みが強い場合は、湿布や内服薬も処方されます。
保存治療期間中は無理に体を動かすと骨が変形してしまうため、医師の指導のもと安静にしましょう。骨折が治れば痛みは緩和されますが、コルセットなどを外してすぐは筋肉が疲れやすくなっているため、長時間の家事や運動などは避けてください。
徐々に体を慣らしながら筋肉を付け、日常動作をスムーズに行えるようトレーニングしましょう。
保存治療で十分な効果が得られない場合や、脊椎の変形や腫瘍が原因の場合は、手術を行います。腰椎圧迫骨折の手術は、バルーン椎体形成術(BKP)が代表的で、全身麻酔をして行います。
切開した背中からバルーン付きのカテーテルを挿入・固定したあと、骨セメントを充填します。手術時間は30分~1時間ほどです。手術後の入院期間は約1週間で、退院後も定期的な通院が必要です。
また、骨粗しょう症が原因で腰椎圧迫骨折を発症している場合は、術後に骨粗しょう症の治療を行うこともあります。
腰椎圧迫骨折の発症を防ぐには、日常生活を改善することが大切です。「食生活を改善する」「運動習慣をつける」「腰への負担・転倒リスクを減らす」の3つのポイントを押さえましょう。
腰椎圧迫骨折の原因の一つである骨粗しょう症は、食生活を改善することで発症リスクを減らせます。栄養バランスの良い食事を規則的に摂り、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど骨を強くする効果の期待できる栄養素を積極的に摂り入れましょう。
【積極的に摂り入れたい栄養素】
栄養素 | 概要 | 多く含む食品 |
---|---|---|
カルシウム | 骨の主要成分です。筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。成人のカルシウム摂取目標量は600~800mg/日です。 | 牛乳、乳製品小魚、干しエビ、小松菜水菜、大豆製品 など |
ビタミンD | 体内へのカルシウムの吸収を促す栄養素です。日光を浴びることで体内でも生成されます。 | サケ、サンマ、イワシ、ブリキクラゲ、シイタケ、卵など |
ビタミンK | 出血時に血液を固める働きがある栄養素です。カルシウムの骨への蓄積を促す作用があります。コラーゲンを生成し、骨の質を改善させる効果も期待できます。 | ブロッコリー、モロヘイヤほうれん草、わかめ海苔、納豆 など |
適度な運動は骨に刺激を与え、骨粗しょう症の予防に役立つとされています。ウォーキングやジョギング、軽い筋トレなどを取り入れましょう。
ただし、負担の大きい運動はケガのもとです。運動は医師と相談しながら実施し、体への負担が大きくなりすぎないよう注意しましょう。特に、骨折の経験がある方や腰痛などの症状がある方は、医師のアドバイスを受けて適切な運動を心がけてください。
骨粗しょう症の方や高齢者の方は、腰への負担を軽減し、転倒リスクを減らす環境づくりも心がけましょう。転倒などの思わぬ事故を防ぐことで、腰椎圧迫骨折の発症を予防できます。
敷布団を使用している場合は、立ち座りがしやすいベッドへの変更を検討すると良いでしょう。リクライニング機能のある介護ベッドを使えば、より腰への負担を軽減でき、手すりなどを併せて使うとより負担を減らせます。
また、歩行に不安がある場合は、杖や歩行器を使いましょう。転倒リスクを減らすだけでなく、良い姿勢を保つことにもつながります。
生活環境を改善するには、介護用品・福祉用具を活用するのも一つの方法です。「ダスキンヘルスレント」では、利用する方一人ひとりに適した福祉用具を豊富に取りそろえています。
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また、介護用品・福祉用具のレンタル・購入には介護保険制度を利用できる場合があります。
ダスキンヘルスレントでは、介護保険制度の利用についてもスタッフがサポートいたします。介護保険についてわからないことがあれば、お気軽にご相談ください。
腰椎圧迫骨折は骨粗しょう症などが要因となって起こる疾患で、骨折した部位を中心に強い痛みが出ます。治療せずに放置していると神経麻痺や歩行障害、膀胱直腸障害などを引き起こす場合があるため、早めに対処しましょう。
腰椎圧迫骨折の発症を防ぐには、栄養バランスの取れた食事や運動、転倒・腰への負担を避ける環境づくりが重要です。
「ダスキンヘルスレント」では、腰への負担を軽減させる介護用品・福祉用具を多数取り扱っています。はじめてご利用の方でも安心してサービスを受けられるサポート体制を整えていますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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