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ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 認知症による徘徊が起こる原因や接し方、予防方法・対策グッズをご紹介
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認知症のご家族がいると、なかには徘徊がおさまらず苦労するケースがあります。徘徊は、認知症によって起こる症状の一つです。ご家族からすればなぜ徘徊するのかわからないと思いますが、本人には徘徊する理由や背景があります。
この記事では、認知症による徘徊が起こる原因や予防対策などをご紹介します。ご家族の徘徊で困られている方はぜひご一読ください。
徘徊とは、昼夜を問わず、屋内や屋外をうろうろ歩き回る行動を指します。アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症といった一般的な認知症の、周辺症状(BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの略)の一つです。
認知症の症状は、以下のように中核症状と周辺症状(BPSD)に大別されます。
・中核症状:すべての人に表れる可能性のある症状で、記憶障害(直近の記憶がなくなる)や見当識障害(周囲の状況や時間、場所、人の名前などがわからなくなる)などが該当する
・周辺症状(BPSD):中核症状と、本人の性格や生活環境などが相互に作用して表れる症状で、抑うつや妄想、徘徊などが該当する
徘徊は周辺症状(BPSD)にあたるため、症状が出る人もいれば出ない人もいます。また、周囲の人にはわからなくとも、本人には徘徊する背景や理由があります。
認知症の人が徘徊する理由としては、次のようなものが挙げられます。
記憶障害により通ってきた道の道順を忘れる、見当識障害により現在いる場所がわからなくなるなど、認知症の中核症状が出ていると、普段通っている場所でも迷ってしまい、徘徊しているとみなされることがあります。
見当識障害により今いる場所が自宅だとわからなくなり、帰宅しようと行動する場合があります。また、記憶障害で若かった頃の認識になり、昔住んでいた家に帰ろうとして徘徊とみなされることもあります。
徘徊の理由には、日々の生活で感じる不安・ストレスも挙げられます。見当識障害により家族や知人の顔が認識できず、知らない人がいると思って不安になったり、これまでできていたことができなくなったりするストレスが、徘徊の引き金になる場合があります。
認知症の方の徘徊では、子どもの送り迎えや仕事など、過去の習慣をそのまま行おうとすることもあります。記憶障害で若い頃の認識になり、昔と同じ状況で生活していると思ってしまうことなどが理由として挙げられます。
徘徊は、指定難病である前頭側頭型認知症の初期症状の可能性もあります。前頭側頭型認知症とは、おもに前頭葉や側頭葉が萎縮することで、徐々に進行する認知症のことです。前頭側頭型認知症の初期症状の一つに「同じ行動を繰り返す」というものがあり、決まった時間に同じ場所をうろうろするなどの行動が、徘徊とみなされることがあります。
前頭側頭型認知症は65歳未満の方に起こる若年性認知症の一つで、記憶障害など一般的な認知症の症状が出にくく、気付かれにくい傾向があります。行動パターンが決まっているため危険性は低そうに見えますが、事故や転倒などのリスクはある点には注意が必要です。
ここでは、認知症の方の徘徊を予防する対策方法をいくつかご紹介します。
認知症の方の身体が元気で活動できるエネルギーがあるために、徘徊につながってしまう場合があります。そういったケースでは、日中にラジオ体操や散歩などで運動させることで身体が適度に疲れ、徘徊の衝動が抑えられる可能性があります。適度な運動は睡眠の質を向上させるため、夜間の徘徊を防ぐ効果も期待できるでしょう。
身体に不快感がある、夜に眠れないなどの症状で生活のリズムが崩れ、徘徊につながることがあります。そうした場合はまず身体の状態を改善し、生活のリズムを整えることで認知症の方の気持ちが落ち着いて徘徊を予防できることがあります。
徘徊の予防には、徘徊対策グッズを利用するのもおすすめです。例えば、玄関ドアや勝手口が主錠鍵だけの場合はそのまま外に出てしまう可能性が高いため、以下のような対策をするとよいでしょう。
・徘徊防止の鍵を付ける。窓や引き戸に取り付けられるタイプもある
・玄関やドアやベッド周りに認知症徘徊感知機器のセンサーを設置し、近くを通過したときに家族へ知らせる仕組みにする
・認知症の方にGPSを付け、徘徊したときに位置情報を確認できる仕組みにする
認知症徘徊感知機器には、玄関・ドアを通過したときに知らせるタイプのほか、ベッドから離れたときに知らせるものや、寝ている姿勢から起き上がっただけで知らせるものがある他、小型の発信器を携帯させて知らせるものなどがあります。GPSも、衣服や靴に取り付けるタイプや、そのまま履くことができるシューズタイプなどさまざまな製品があります。それぞれの状況に応じて選択してみてください。
徘徊してしまい、行方がわからなくなった場合に備えることも大切です。衣服や持ち物に住所・氏名・電話番号を記載した名札を付けておくと、遠くまで徘徊してしまっても見つかる可能性が高まります。名札は洋服の裏や裾などに縫い付けておけば、不特定多数の人に個人情報を見られずに済みます。
その他、徘徊してしまったときの捜索のために、顔写真や普段の姿を撮影した写真を手もとに用意しておくのもおすすめです。
常に家族が見守っていられるわけではないため、万が一に備えて周囲と連携しておくことも大切です。近所の人には、徘徊の可能性がある家族がいることをあらかじめ伝えておくとよいでしょう。認知症の方が徘徊して行方不明になってしまった場合は、以下のように地域と連携して捜索してみてください。
・警察や地域包括支援センターに届け出を出す
・自治体や警察、地域のタクシー会社やコンビニエンスストアなどの事業者が連携して捜索に協力してくれる「徘徊・見守りSOSネットワーク」に登録しておき、捜索を要請する
ここでは、認知症の方が徘徊したときの対応方法をご紹介します。日々の接し方の参考にしてみてください。
認知症の方は出来事の記憶が残りづらい傾向にありますが、恐怖や嫌な気持ちは心に残りやすいといわれています。「ここにいると怒られる」という認識になってしまうと、安心できる場所を探すためにかえって徘徊が多くなる可能性があるため、徘徊が起きた際にはできるだけ怒らないよう気を付けましょう。
徘徊の気配があったら、本人に話しかけて外出する理由などを聞いてみるのもおすすめです。本人は目的があって行動しようとしていることが多いため、外に出て行こうとする理由を聞いてみれば、徘徊の引き金になっている原因がわかり、対策できる可能性があります。
無理に引き止めたり、拘束したりして徘徊を止めようとすると、逆に逃げ出してしまう可能性があります。始まってしまった徘徊を止めるのは困難なため、介助者が付き添える状況なら、安全を確保しつつ自由に歩かせてあげるとよいでしょう。付き添って歩いてみると、よく通る道や立ち寄るお店を知るきっかけにもなります。
昼夜を問わずうろうろ歩き回る徘徊は、認知症の症状の一つです。徘徊を予防するためには、日中に適度な運動をさせて身体を疲れさせる、補助錠や認知症徘徊感知機器などの徘徊対策グッズを利用して早い段階で気付けるようにする、といった対策が有効です。
「ダスキンヘルスレント」では、レンタルできる認知症徘徊感知機器を各種ご用意しています。ベッドからの離床を検知するもの、センサー前を通過したことやドアを開けたことを知らせるものなど、さまざまなタイプの取り扱いがあります。製品選びや介護保険を利用したレンタルのご相談も歓迎しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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