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ホーム> 介護のお役立ち情報> 介護用品・福祉用具のレンタルお役立ち情報> 床ずれ(褥瘡)とは?原因や症状、治療・予防方法、防止用具を紹介
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自宅で介護をしていると、介護を受けている方の皮膚に赤みやただれ、傷が見られることがあります。こうした皮膚の変化は床ずれ(褥瘡:じょくそう)の可能性があります。床ずれは症状が悪化すると皮膚が壊死してしまうため、正しい対処法を知っておくことが大切です。
この記事では、床ずれの概要や原因、症状と、治療・予防方法や床ずれ防止用具について紹介します。自宅で介護をしている方は、ぜひ参考にしてください。
床ずれ(褥瘡)とは、体重で圧迫されている部分の血流が滞ることによって皮膚の一部に変化が起こる状態を指します。症状は、皮膚の一部に赤みやただれ、傷ができたりします。名称が示すとおり、ふとんと擦れることでも床ずれができることがあります。
床ずれが起こる原因は、圧迫やずれ、湿気などが挙げられます。ここでは、それぞれの原因をくわしく紹介します。
床ずれは、圧迫により血流が滞ることが原因で、特に骨が突き出した部位(仙骨部・肩甲骨・踵・後頭部など)で起こりやすいです。血流が何時間も止まってしまうと、皮膚の外側の層から壊死していき、傷口が開いてしまいます。
通常は、自然に寝返りをうったり体の向きを変えたりしているため、床ずれは起きません。ですが、麻痺や衰弱、意識がないなどの理由で体を動かせない方、痛みを感じにくい方は床ずれになりやすいため注意が必要です。
上体を起こすときや体を拭くときに起きる「ずれ」も床ずれの原因になります。摩擦で皮膚がすれると、徐々に皮膚の表層がすり減り床ずれが生じます。日常生活で起こりやすい原因のため注意しましょう。皮膚の表面と皮下組織の細胞がずれることで、圧迫と似た状態になり、組織が障害されて床ずれが発生します。
皮膚が汚れて湿った状態が続くと、皮膚を保護する力が弱くなり、床ずれが起こりやすくなります。汗をかいていたり、尿失禁や便失禁が続いていたりする場合は、特に気をつけましょう。
栄養状態が悪い、痩せている、むくみがあるなどの状態も、床ずれが起こりやすくなる原因のひとつです。また、抗がん剤やステロイド剤などの副作用で免疫力が低下している方も床ずれができやすいため注意しましょう。
床ずれが起こると多くの場合、痛みや痒みを感じますが、感覚が鈍っている方は痛みや痒みを感じないことがあります。
床ずれは傷の深さにより4つのステージに分類されます。浅い床ずれは、皮膚が赤色やピンク色になり、水ぶくれや内出血が見られる状態です。このようなステージでは、短期間で治癒することが多いでしょう。
・ステージ1:皮膚が赤色やピンク色になるが損傷はない状態
・ステージ2:皮膚の浅い部分が失われ水ぶくれが起こっている状態
・ステージ3:床ずれ部分の皮膚が失われ脂肪層まで達している状態
・ステージ4:皮膚が失われ筋肉や骨などが露出している状態
深い床ずれになると、皮膚が破綻して潰瘍になったり、皮膚が黒色になったりします。ひどい場合は傷が骨にまで達します。このようなステージでは、治癒までに多くの時間がかかるため、できるだけ早く対処することが大切です。
床ずれには、適切な治療や床ずれにならないための予防が必要です。ここでは、床ずれの治療・予防方法を紹介します。
床ずれには、一般的に塗り薬やドレッシング材(被覆材)を使用した治療が行われます。軟膏などの塗り薬を塗布し、傷口が乾燥しないようドレッシング材で保護する治療です。この方法で治癒が望めない場合、手術を行うケースもあります。
床ずれができてからも自宅で介護ができるか、それとも入院が必要かどうかは、医師や看護師などに相談しましょう。
皮膚への長時間の圧迫は、床ずれの大きな要因です。圧迫を取り除くために、体圧を分散させましょう。分散させることは、治療だけでなく予防法としても効果があります。
ごく浅い床ずれであれば、圧迫を解消することでほとんどが自然に治癒します。寝たきりの場合は、クッションなどで適切にポジショニングし、2時間に一度を目安に体位変換を行いましょう。床ずれを防止するマットレスの活用もおすすめです。
ずれが生じないようにすることも大切です。体位変換の際には体を引きずらないよう、なるべく2人で介助し、1人で行う場合は少しずつ移動させるようにしましょう。
また、ベッドの背上げをする際は、先に足側を上げて支えをつくってから頭側を上げて姿勢を整えます。この際、ベッドから上体を少し浮かせて背抜きをすると、背中のずれを解消させることが可能です。
床ずれの予防には、皮膚を汚れたまま、湿ったままにしないことが大切です。尿や便は時間が経つとアルカリ性になり、皮膚を刺激します。また、湿っていると皮膚がふやけた状態になり、傷つきやすくなります。
おむつやパッドは通気性や吸収性の良いものを使用し、汚れたらこまめに取り替えましょう。ふやけた皮膚には、撥水性の高い保湿クリームを塗って保護するようにします。
また、体を洗う際は、強く擦らず水分は押さえ拭きをします。皮膚は乾燥してもダメージを受けやすいため、入浴後や清拭後にも保湿クリームを塗りましょう。
なお、汗による蒸れを防ぐため、重ね着のし過ぎやふとんのかけ過ぎにも配慮しておきましょう。汗をかいたらできるだけ早く汗を拭きとり、パジャマや下着を交換すると効果的です。
皮膚や筋肉の健康を維持するには、適切な栄養管理が欠かせません。床ずれの予防には、栄養価の高い食事(高カロリー・高タンパク質・高ビタミン)が特におすすめです。
食事が進まない場合は、栄養補助食品の併用も一案です。ただし、治療食を食べている方は医師の判断を仰ぐようにしてください。
床ずれを防止するには、体にかかる圧力やずれを減らすことが大切です。ここでは、床ずれ防止用具について紹介します。
床ずれを防止するマットレスには、「静止型マットレス」と「圧切替型マットレス(エアマットレス)」があります。
静止型マットレスは、ゲルやウレタンフォームなどのやわらかな素材でできたマットレスです。沈むと寝返りがうてなくなるので、体圧が分散されて床ずれができにくくなります。ただし、深い床ずれができている場合は使用できません。
圧切替型マットレス(エアマットレス)は、エアセルと呼ばれる空気の筒に電動で空気を送り込み、定期的な空気の入れ替えで形状を変えて圧がかかる部分を移動させます。圧切替型マットレスは、どのステージの床ずれにも使用できます。
なお、床ずれ防止用マットレスを使用することで、体位変換の回数を減らすことが可能です。これにより、介護者の負担軽減にもつながります。
車椅子クッションは、おしりにかかる体圧を分散し、車椅子での床ずれを防止します。ウレタンフォームやゲル、空気を入れて使用するものなど、さまざまなタイプがあります。
体位変換器は、体位変換時にテコの原理を利用して少ない力で体を動かしたり、摩擦を抑えたりする目的で使用します。クッション型やシート型のほか、一定の時間ごとに小さな体位変換を自動で繰り返す、体位変換機能つきのマットレスもあります。
床ずれは、体重で圧迫された部分の血流が滞ることで生じます。皮膚の一部に赤味やただれ、傷ができ、症状が進行すると皮膚が壊死してしまいます。痛みを感じにくい方や痛みがあっても動けない方は、床ずれになりやすいため注意しましょう。
床ずれを防ぐには、2時間に1回を目安に体位変換をする必要があります。介護者の負担を減らすためにも、床ずれ防止用具のマットレスや体位変換器などを上手に活用することが大切です。
「ダスキンヘルスレント」では、マットレスや体位変換器などの床ずれ防止用具を取り扱っています。床ずれ防止用具のレンタルをお考えの方は、気軽にお問い合わせください。
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