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歩行器・歩行車とシルバーカーの特徴や違いを詳しく紹介!

歩行器・歩行車とシルバーカーの特徴や違いを詳しく紹介!

年を重ね、自力で歩くことに支障がある、歩けるけれど痛みや疲れが出やすいなどの悩みがある場合は、歩行補助具に頼るのも一つの選択肢です。

しかし、歩行補助具には「歩行器」「歩行車」「シルバーカー」などの種類があり、どれを選べば良いのかわからない方も多くいます。

この記事では、歩行器・歩行車とシルバーカーの違いについて詳しく紹介します。

歩行器・歩行車とシルバーカーそれぞれの特徴

歩行器・歩行車とシルバーカーそれぞれの特徴

歩行器・歩行車は歩行できない人が使用する歩行補助用具に該当しますが、シルバーカーは当てはまりません。シルバーカーは、歩行可能な人が運搬用に使用するショッピングカーや、休憩するためのいすが付属している補助車に該当します。

それではより詳しくそれぞれの特徴や違いを確認してみましょう。

歩行器・歩行車の特徴

歩行器・歩行車の特徴

歩行器・歩行車のハンドルは、ご利用者さまの左右および前面を囲うようなコの字型をしているものが一般的です。ご利用者さまはハンドルの内側に入り、身体を預けるようにして歩行します。

歩行器・歩行車は、ご利用者さまの体重を支えることが前提で、シルバーカーよりも重量があり、安定性も高いのが特徴です。

歩行器と歩行車の分類については、実は明確な定義はありません。車輪が付いていないものを歩行器、付いているものを歩行車と呼び分けるケースも見られますが、実際には車輪付きの歩行器も存在します。

なお、介護保険対象区分としては「歩行器」しか存在しません。ここには一般的に歩行車と呼ばれるものも含まれています。

歩行器・歩行車の種類については、以下の記事で詳しく紹介していますので、併せて参考にしてください。

歩行器・歩行車の種類と選び方をわかりやすく紹介!

シルバーカーの特徴

シルバーカーの特徴

シルバーカーは、バー型のハンドルが付いています。歩行器・歩行車のようにハンドルに身体が囲われることはなく、前面にあるハンドルを押して歩行します。

シルバーカーは、歩行器・歩行車よりもコンパクトかつ軽量なのが特徴です。車輪も比較的小さいため、歩行器・歩行車ほどの安定感はありません。

また、荷物を収納するスペースや椅子として使える腰かけが付いている点も、シルバーカーの特徴です。しかし、歩行車のなかにも同様の装備を備えたタイプも存在するため、違いがわかりにくいかもしれません。

次では、歩行器・歩行車とシルバーカーの違いについて、さらに詳しく説明します。

歩行器・歩行車とシルバーカーの違い

歩行器・歩行車とシルバーカーの違い

歩行器・歩行車とシルバーカーの違いは、外見や構造だけではありません。適したものを選択するためには、違いについてさらに詳しく知っておくことが大切です。

ここでは、歩行器・歩行車とシルバーカーの違いについて、5つのポイントに分けて詳しく見ていきましょう。

役割の違い

歩行器・歩行車は、ご利用者さまの身体を支えて安定性を保ち、歩行を補助するのがおもな役割です。

一方でシルバーカーのおもな役割は、荷物を運んだり歩行時の負担を軽減したりすること。荷物の運搬や、歩行途中で休憩するための椅子代わりに使うことで、歩行の質を上げ行動範囲を広げるのに役立ちます。

対象者の違い

歩行器・歩行車は、自立歩行が難しい方を対象としています。以下の方は、シルバーカーよりも歩行器・歩行車のご利用が望ましいでしょう。

  • ● 加齢により筋力や運動能力が低下している方
  • ● 病気やケガなどで支えが必要な方
  • ● 歩行時に痛みを感じる方

一方でシルバーカーの利用対象者は、自立歩行が可能な方です。短い距離であれば一人で歩ける方でも、長距離歩行は難しいケースもあるでしょう。そのような方がシルバーカーをご利用することで、歩行時の負担が軽減し、活動範囲を広げられるのです。

利用シーンの違い

車輪の付いていない歩行器は、屋内利用に向いています。施設内や病院内などでリハビリを行う際に利用されることが一般的です。一方で屋外利用に向いているのは、車輪付きの歩行車です。速度調整のためのブレーキが付いていたり、少しの段差なら乗り越えられたりと、屋外利用を想定した設計になっています。

シルバーカーは、買い物や散歩など外出時にご利用されます。自立歩行はできても、外での歩行に不安がある方には、シルバーカーはサポート役として最適です。

ご利用者さまの身体への負担の違い

歩行器・歩行車はご利用者さまの身体を支えられるため、歩行時の足腰の負担が減り、痛みが軽減できます。また、歩行器・歩行車を支えにすることで、歩行時の姿勢が改善する場合もあります。痛みがある方だけでなく、筋力が低下している方、歩行時にふらつきやすい方にも役立つでしょう。

一方でシルバーカーは、負担を軽減するのは難しいため、足腰に痛みがある方にはおすすめできません。ご利用者さまの身体を支えることを前提とした設計ではないため、歩行時に無理に体重をかけると転倒のリスクがあるので注意が必要です。

介護保険による扱いの違い

歩行器・歩行車は介護保険利用の対象となります。基本的に自己負担額は1割(所得によって2~3割)でレンタル利用が可能です。

なお、前述のとおり、福祉用具貸与(レンタル)事業所などで「歩行車」に分類されている製品でも、介護保険区分では「歩行器」として扱われます。

自立歩行ができる方を対象としているシルバーカーは、介護保険利用の対象外のため、全額自己負担で購入する必要があります。

シルバーカーから歩行器・歩行車へ移行するときに意識したいポイント

シルバーカーから歩行器・歩行車へ移行するときに意識したいポイント

ここまで紹介したように、歩行器・歩行車はシルバーカーよりも安定性が高く、自立歩行が難しい方をサポートします。現在シルバーカーをご使用中で歩行に不安がある方は、次の段階として歩行器・歩行車への移行を検討してみてください。

ここでは、シルバーカーから歩行器・歩行車へ移行する際に知っておきたいポイントを紹介します。

要支援・要介護認定を受けているか確認する

歩行器・歩行車は、介護保険をご利用して少ない自己負担額でレンタルできることが最大のメリットです。しかし、介護保険を利用するための前提として、要支援・要介護認定を受ける必要があります。

歩行器・歩行車の利用を検討する際には、まずは地域包括支援センターもしくは各自治体の介護保険課など、該当の窓口に相談してみてください。

要支援1以上の認定を受けると、歩行器・歩行車のレンタルに介護保険をご利用できるようになります。

製品選びに迷ったらプロに相談する

歩行器・歩行車は、走行方法・ハンドルの形状・機能の違いなどからさまざまな種類があり、個人で最適なものを選ぶのは容易ではありません。歩行器・歩行車を選ぶ際には、ケアマネジャーや福祉用具貸与(レンタル)事業所など、プロに相談するのがおすすめです。

ケアマネジャーは介護支援専門員とも呼ばれ、介護や支援が必要な方の相談を受けたり、適切なサービスを受けるためのプランを作成したりする役割を担っています。

また、福祉用具貸与(レンタル)事業所には、製品に関する問い合わせや利用料金の見積もり、カタログ請求などが可能です。気になる点を事前に確認しておくことで、スムーズに利用開始できるでしょう。

まとめ

歩行器・歩行車は、自立歩行が困難な方の歩行補助をおもな目的としています。ご利用者さまが体重をかけることが前提の設計であること、介護保険をご利用してレンタルできることなどがシルバーカーとの大きな違いです。

シルバーカーは、屋内や短い距離の自立歩行に問題ない方が、外出時のサポートに使うものです。シルバーカーの購入に介護保険は使用できないため、全額自己負担になります。

歩行器・歩行車とシルバーカーどちらを選ぶべきか迷っている方や、シルバーカーから歩行器・歩行車への移行を検討している方は、専門家へ相談してみましょう。

「ダスキンヘルスレント」では、介護保険をご利用した歩行器・歩行車のレンタルや、シルバーカーの販売を行っています。タイプの異なるさまざまな種類の商品を取りそろえていますので、ぜひご覧ください。

製品に関する問い合わせや、カタログ請求にも対応可能です。

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