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認知症の症状「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」

認知症の症状1つめ「中核症状」は、認知症の直接の原因である「脳の細胞が壊れること」によって起こる症状。認知症になったかたの多くが抱える。主な症状は記憶障害・見当識障害・実行機能障害。認知症の症状2つめ「行動・心理症状(BPSD)」は、本人の性格や環境、人間関係などの二次要因によってそれぞれ異なった症状が現れる。

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認知症の症状を大きく分けると、脳の障害により直接引き起こされる「中核症状」と、中核症状をもとに、ご本人の性格や人間関係、周りの環境性格などが関係して発生する「行動・症状(BPSD)」に分かれます。認知症の基礎知識として、2つの特徴について紹介します。

認知症の中核症状

中核症状は脳が受けたダメージによって現れる直接的な症状と言えます。そのため、ダメージを受けた部分と強さによって、症状の現れ方と強さが違います。

■中核症状で現れる症状

●記憶障害

新しい物事を記憶する力が低下します。特に最近の出来事を覚えていられなくなります。

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通常の記憶状態は、時間の経過によって部分的に忘れていきますが、残った部分で繋がっているので安心できます。一方、認知症の記憶状態は、時間の経過によって記憶が消去され、完全に断裂してしまいます。認知症の場合、この断裂した部分をおぎなおうとして、何度も同じことを質問したり、場合わせてきな行動をとってしまうのです。

●見当識障害

「いつ」「どこで」「誰が」を認識することができなくなる症状です。日時が分からなくなったり、今どこにいるのか、家族が誰なのかが分からなくなります。

見当識障害で認識できなくなる順番

時間や季節が分からなくなり、次に場所が分からなくなり、最終的には、誰かが分からなくなります。時間→場所→人、の順で認識できなくなります。

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●実行機能障害

当たり前に実行していた行動の段取りができなくなることです。リモコン操作などができなくなる、仕事や家事でミスをするといった症状がみられます。また、旅行などの計画を立て実行することができなくなります。

●その他(失語・失認・失行)

・失認

目や耳の機能には問題がないのに、物事を正しく認識できなくなることです。
たとえば、文字を見ても何が書いてあるのか読めないなど

・失行

手足の麻痺がないのに日常的な動作ができなくなります。
たとえば衣服を着れない、簡単な図が描けないなど

・失語

聞く、話す、書く、読むといった言語機能が低下することです。
うまく言葉が出てこない、よく言い間違える、文字が書けない、読めないなど

うまく言葉が出てこないことで、スムーズな会話が難しくなります

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行動・心理症状(BPSD)

認知症の行動・心理症状(BPSD)は、中核症状がもとになり、本人がもともと持っている性格や環境、人間関係の要因が絡み合って、人それぞれに違った症状が現れます。

■BPSDの主な症状

●興奮、暴力や暴言、介護への拒否

自分の気持ちを上手く伝えられないことにイライラしたり、暴言を吐いたり暴力を振るったりします。また、服薬や介護、病院の受診を拒否することもあります。

●徘徊

自宅にいても外出しようとしたり、買い物に出かけて何時間も歩き続けたりします。

●もの盗られ妄想

大切なものを盗まれていないのに盗られたと思い込んでしまいます。

●幻覚

実際には存在しないものを見えたり聞こえたりする症状です。

●その他

食べない・異食、睡眠障害、帰宅願望、無気力・うつなど

これらの症状は、わざと相手を困らせているわけではなく脳の混乱によって起こっています。否定されたり抑制されたりすると、さらに混乱してしまうので肯定的に捉えて対応しましょう。

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■認知症予防コラム

★認知機能のトレーニング②「注意分割機能」

脳の機能低下を防ぎ、認知症の発症を予防するための方法を紹介します。

「注意分割機能」とは

複数のことを同時に行う機能のことです。たとえば、複数の料理を同時に作ったり、相手の表情や気持ちに注意しながら会話する機能です。

同時に複数の料理を作り、注意分割機能を鍛えましょう

《注意分割機能のトレーニング》

  • ●歌詞を覚えて歌を歌う
  • ●同時進行で複数の料理をする
  • ●複数の人と会話をする
  • ●買い物中に暗算をする
  • ※注意分割機能のトレーニングは、人とのコミュニケーションが大切です。感染対策にしっかりと取り組みながら、会話を楽しみましょう。

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監修:一般社団法人 日本認知症予防協会

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