ホーム
商品を探す
店舗を探す
ご利用案内
介護のお役立ち情報
採用情報
加盟店募集
おすすめ商品・特集一覧
ケアマネジャーさん向けページ
公式SNS
お問い合わせ
サイトについて
ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>認知症の症状「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」
※画像をクリックして拡大
※画像をタップして拡大
認知症の症状を大きく分けると、脳の障害により直接引き起こされる「中核症状」と、中核症状をもとに、ご本人の性格や人間関係、周りの環境性格などが関係して発生する「行動・症状(BPSD)」に分かれます。認知症の基礎知識として、2つの特徴について紹介します。
中核症状は脳が受けたダメージによって現れる直接的な症状と言えます。そのため、ダメージを受けた部分と強さによって、症状の現れ方と強さが違います。
■中核症状で現れる症状
●見当識障害
「いつ」「どこで」「誰が」を認識することができなくなる症状です。日時が分からなくなったり、今どこにいるのか、家族が誰なのかが分からなくなります。
※画像をクリックして拡大
※画像をタップして拡大
●実行機能障害
当たり前に実行していた行動の段取りができなくなることです。リモコン操作などができなくなる、仕事や家事でミスをするといった症状がみられます。また、旅行などの計画を立て実行することができなくなります。
●その他(失語・失認・失行)
・失認
目や耳の機能には問題がないのに、物事を正しく認識できなくなることです。
たとえば、文字を見ても何が書いてあるのか読めないなど
・失行
手足の麻痺がないのに日常的な動作ができなくなります。
たとえば衣服を着れない、簡単な図が描けないなど
・失語
聞く、話す、書く、読むといった言語機能が低下することです。
うまく言葉が出てこない、よく言い間違える、文字が書けない、読めないなど
認知症の行動・心理症状(BPSD)は、中核症状がもとになり、本人がもともと持っている性格や環境、人間関係の要因が絡み合って、人それぞれに違った症状が現れます。
■BPSDの主な症状
●興奮、暴力や暴言、介護への拒否
自分の気持ちを上手く伝えられないことにイライラしたり、暴言を吐いたり暴力を振るったりします。また、服薬や介護、病院の受診を拒否することもあります。
●徘徊
自宅にいても外出しようとしたり、買い物に出かけて何時間も歩き続けたりします。
●もの盗られ妄想
大切なものを盗まれていないのに盗られたと思い込んでしまいます。
●幻覚
実際には存在しないものを見えたり聞こえたりする症状です。
●その他
食べない・異食、睡眠障害、帰宅願望、無気力・うつなど
これらの症状は、わざと相手を困らせているわけではなく脳の混乱によって起こっています。否定されたり抑制されたりすると、さらに混乱してしまうので肯定的に捉えて対応しましょう。
■認知症予防コラム
★認知機能のトレーニング②「注意分割機能」
脳の機能低下を防ぎ、認知症の発症を予防するための方法を紹介します。
「注意分割機能」とは
複数のことを同時に行う機能のことです。たとえば、複数の料理を同時に作ったり、相手の表情や気持ちに注意しながら会話する機能です。
《注意分割機能のトレーニング》
ヘルスレント関連コラムリンク
監修:一般社団法人 日本認知症予防協会