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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>健康づくりに役立つ口腔ケア
「口腔ケア」とは、歯磨きやうがいなどで口の中を清潔に保つことです。きちんと口腔ケアをすれば、虫歯や歯周病を予防するだけではなく、しっかり噛んで栄養をとり健康を保つことができます。また、毎日おいしく食べれば生きがいを感じることができます。そこで今回は口腔ケアの効果やポイントなどについてご紹介します。
目次
■虫歯・歯周病の予防
高齢になると免疫力が低下し、虫歯や歯周病菌が増えるリスクが高まります。また、歯ぐきが下がり歯の根元が現れると、虫歯にかかりやすくなります。口腔ケアで歯垢や歯石を取り、虫歯や歯周病を予防しましょう。
■唾液の分泌の促進
歯磨きなどで、お口の中を清潔に保つと唾液が出やすくなります。唾液が出ると歯や舌、粘膜に付いた汚れや細菌を洗い流せます。
■口臭の予防
口の中に歯周病菌などが繁殖すると口臭の原因になるので、口の中を清潔に保ちましょう。
■味覚の改善
舌は味覚を感じる重要な器官です。スポンジやブラシ、ガーゼなどで舌をきれいにすると味覚を改善する可能性があります。
■誤嚥性肺炎の予防
誤って食べ物や唾液が気管に入ってしまう誤嚥性(ごえんせい)肺炎を予防します。
■認知症の予防
よく噛むと脳を活性化し認知症の予防につながるといわれています。ある研究では自分の歯が20本以下の人は、20本以上残っている人に比べて認知症の発症率が1.9倍も高いという説があります。(平成22年 厚生労働科学研究:神奈川歯科大学調べ)
■心臓病や糖尿病などを予防
歯周病菌が血中に入ると、動脈硬化の原因になるといわれています。動脈硬化は心筋梗塞や狭心症など心臓病を引き起こしたり、血糖値が上昇したりする場合もあります。しっかりと口腔ケアを行うことは健康を保つためにも重要です。
●できるだけ自分で歯磨き
手指を動かして歯磨きすればリハビリになります。使いやすい歯ブラシで、できる限り自分で磨いてもらいましょう。磨いた後に汚れが残っていないかをチェックして仕上げをしてあげましょう。
●短時間で済ませる
他人に口の中を見られたり、歯を磨いてもらうことを恥ずかしく思う人もいます。できるだけ短時間で済ませましょう。
口腔体操は、舌や口まわりの筋肉を動かすことで、お口の機能を維持・回復する効果があります。
《口腔体操の手順》
パタカラ体操は口を大きくあけて「パ」「タ」「カ」「ラ」と発声し、あごを動かし唇や舌を動かし口腔機能を向上します。
「パタカラ体操」
「パ」…唇を破裂させるように
「タ」…舌先を上の前歯の裏につけるように。歯切れよく
「カ」…舌の奥を、のどに押しつけるように
「ラ」…舌をまるめて回して
★唾液腺マッサージ
●耳下腺マッサージ
耳の前に指2~3本を当て、円を描くように約10回マッサージします。
●顎下腺マッサージ
顎のラインの内側のくぼみを5回ほど押します。
●舌下腺マッサージ
あごの下に両手の親指を当てて10回ほど押し当てます。
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監修:関西医療学園専門学校 歯科衛生学科(2022年4月開校)教員
歯科衛生士 熊﨑 奈津美