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介護のいろは 福祉用具編 認知症徘徊感知機器ってどう選べばいいの?
認知症の方を介護するとき、ご家族にとても大きな負担となる「徘徊」。徘徊感知機器を設置することで徘徊の最初の兆候をとらえ、事前に防ぐことができます。
「ベッドから下りる」「部屋から出る」といった徘徊のいちばんはじめの兆候を感知。ご家族に知らせて、徘徊を見逃さないようにします。 徘徊する理由を解明するものではありませんが、初期の段階で発見することで、ご家族の心労や体力の消耗を防ぎます。
歩行に不安がある方の場合、ベッドから下りた時点でご家族が見守りに行くことで、転倒などによるケガを防ぐ効果があります。
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ベッド上や足元の床にセンサーの入ったマットを設置。ベッドから起き上がったり、ベッドから離れたりしたとき、別の部屋にいるご家族にチャイムやメロディ、ランプの光などで知らせます。
玄関やドアにセンサーを設置。前を横切ったり、ドアを開閉したときに知らせます。複数の出入り口があるケースを想定し、センサーが複数用意されているものもあります。
小型の発信器をご利用者さま自身が持ち、センサーの近くを通ると知らせます。ご利用者さまが発信機を外してしまわないように、お守りに入れたり、衣服に縫いつけるなど、それとわからないよう工夫する必要があります。
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本人の見守りが必要なところをどこだかよく検討し、ベッドから離れた時点で知りたいのか、それとも自宅から出ていきそうな時点で知りたいのか、ご家族のニーズにより選ぶタイプが変わります。 住環境にも左右されますので、わが家のどこに設置すればいちばん効果的か、事前によく検討します。
知らせる方法はチャイム、メロディ、光るランプなど、機器により異なります。音や光でご利用者さまが驚くことがないように気を配ります。 また、発信器と受信機の電波到達距離は100m程度のものが多いですが、住宅事情によっては電波が届きにくいケースもありますので、事前にチェックしておきましょう。
認知症の方の中には慣れない機器に違和感を抱き、発信器を外したり、コンセントを抜いたりする方もおられます。なるべく目立たないデザインで、電池対応できる機器を選びましょう。いざというとき役に立つように、電池切れには日頃から注意します。
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