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介護のいろは お困りごと編 夜眠れない方に
人はだれしも加齢とともに睡眠の質が落ちていくもの。しかし、夜眠れないと体調を崩すもとになりますし、家族も深夜の介護に追われることになりかねません。ここでは少しでも眠りに近づく方法を考えます。
まず、寝室の環境を見直してみましょう。周囲に明るいものがないか、騒音はないか、暑すぎたり寒すぎたりしないか、ご本人を興奮させるものがないか、改めてチェックします。このとき、「昔からこの環境だから慣れているはず」という先入観は持たないようにします。
深夜に起き出す理由で多いのがトイレです。高齢になるとトイレの回数が増え、なかには「失禁が心配で寝つけない」という方も。とはいえ、水分を控えるのはNG。睡眠前には利尿作用のあるカフェイン飲料を避け、お白湯などを摂った後、必ずトイレに誘導するようにしましょう。頻尿がひどい場合は他の病気が隠れていないか、一度泌尿器科を受診することをお勧めします。
「夜眠ってもらう」ことではなく、「昼間起きていてもらう」ことに発想を転換。日中に散歩や買い物、軽い運動を心がけます。うとうと昼寝をされる場合は30分程度にとどめ、お茶を勧めるなどして、なるべく起きている状態を保ちます。日中にヘルパーさんやご近所の方との、お話しの機会をつくることでコミュニケーションが生まれ、自然と昼寝も短めになります。
眠りに深く関係するものといえば寝具です。マットレスはさまざまなものが市販されており、材質・かたさ・クッション性・通気性・肌ざわりなどは多種多様。寝返りが打ちやすいかたさなど、ご本人の意向をお聴きしながら選びましょう。また、ダスキンヘルスレントをはじめ、レンタルサービスでもマットレスが提供されているので、いろいろ試してみるのもひとつの方法です。
睡眠の質に深く関わるものといえば枕です。枕は硬すぎると首や後頭部に圧迫感が生じ、首のカーブにフィットしません。また、固定しすぎると左右を向きにくく、寝返りを打ちづらくなります。後頭部から肩にかけてやさしくフィットし、本人にとって心地いいかたさのもの、無理なく左右を向ける形状のものを選びましょう。
ふとんに入ったとき、手足が冷えていると健康な人でもなかなか寝つけないもの。眠る少し前にぬるめのお湯でゆっくり入浴すると、血行が促進されて全身が温まり、眠りにつきやすくなります。入浴が難しい場合は、足浴や手浴だけでも体が温まるのでおすすめ。足浴用のバケツや電動式のフットスパなど、足湯タイムを楽しむグッズはダスキンヘルスレントでも販売されています。
眠れない症状が重く、ご本人がつらそうなら、睡眠導入剤の処方も視野に入れて、かかりつけ医に相談してみましょう。ほかに向精神薬などを常用している場合、その薬が睡眠に影響を与える場合もあります。ご本人の症状全般を知る医師に診てもらうことがポイントです。
昼夜逆転の状態が続き、家族が眠れないようであれば、デイサービスの利用もひとつの方法。デイサービスでは日中に運動や入浴をするため、適度に疲れて夜間に眠りやすくなることが期待できます。また、朝決まった時間に迎えに来てくれるので、日中にうとうと眠る時間も短くなります。
デイサービスでも改善されない場合は、ショートステイの利用を考えてみては? ショートステイでは決まったスケジュールが毎日繰り返されるため、一定期間滞在することで生活リズムを取り戻す事例が報告されています。また、介護で眠れなかった家族もショートステイ期間中に疲れを癒し、体をいたわることができます。