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介護のいろは お困りごと編 遠くに住む親を見守りたいご家族に
「離れて暮らす親が気になるものの、同居や近居は難しい」「遠いので頻繁な帰省は無理」……そんなお悩みを持つご家族のために、遠くから親を見守る方法をご紹介します。
高齢の親にとって、もっとも避けたいのは「転倒」です。一度倒れてしまうとそのまま動けなくなり、助けを呼ぶに呼べない事態になりかねません。とくに階段や玄関など段差の大きな場所での転倒は大けがにつながりやすいため、早めに手すりを設置することをお勧めします。帰省したときに自宅の中の危険ポイントを確認し、対処法を考えましょう。
加齢とともに火の消し忘れも増えがちです。また、ガスの青い炎はご高齢者に見えづらく、やけどにつながりやすいといわれています。ガスコンロをIHクッキングヒーターに替えるのも方法のひとつ。ご使用時には、取扱い説明書などを必ずご確認ください。操作が難しいようなら、消し忘れ防止機能や過熱防止機能などが付いたガスコンロを検討します。
高齢者世帯を狙う特殊詐欺の被害が後を絶ちません。とくに離れて暮らしていると親の判断力の低下が把握できず、被害に遭ってから後悔するご家族が少なくありません。普段からこまめに親に連絡することはもちろん、相手の電話番号が表示される固定電話を選ぶのも効果的。警告の録音メッセージを流したり、家族や知人以外は着信拒否するなど、詐欺集団との接触を未然に防ぐことが大切です。
スマートフォンのアプリに親と家族が登録し、どこにいてもその日の親の活動状況を知る方法があります。NTTドコモの「つながりほっとサポート」は1日1回、歩数や電池残量などを家族に配信。親の行動範囲を把握することができます。ガラケーの場合、スマートフォンに変更する必要がありますが、アプリ使用料は無料です。
遠距離通信に対応する徘徊感知機器を玄関などに設置することで、親の外出や来客をパソコンやスマートフォンで確認。センサが動きをキャッチしたら、ご家族のもとに写真付きメールが送られ、その場の様子がわかります。介護保険の福祉用具レンタルにも対応しています。
介護用見守りカメラを設置し、遠くからパソコンやスマートフォンで映像を確認できる環境をつくることも可能です。最近では市販されるカメラの種類も豊富になり、録画・首振り・動体検知など、必要な機能から選ぶこともできるようになりました。もちろん、親にもプライバシーがありますから、設置場所はよく相談の上で。
電話や映像ではわからない顔色や体調、自宅の中の様子などを確認するには、やはり人が直接訪れて話をするのがいちばん。もし介護サービスを利用されているなら、頼りになるのはケアマネジャー。日頃から要介護認定時や契約時に同席してもらい、連絡しやすい関係をつくっておきます。親が親しくしている近所の人や親戚・友人に、ときどき様子を見ていただくのも良いでしょう。
「配食サービス」には安否確認を兼ねているものが少なくありません。定期的に訪問するため顔なじみになることも、親にとって心強いものです。また、自治体の「緊急通報サービス」や「安否確認サービス」も、いろいろ制約はあるものの比較的安価に利用できます。サービス内容は自治体によりさまざまですので、親が住む自治体のHPなどで調べたり、地域包括支援センターに相談してみてはいかがでしょうか。
ご高齢者にとってなじみ深い郵便局も「みまもり訪問サービス」(有料)を提供しています。郵便局員が月1回訪問し、あらかじめ決められた質問をするもので、そのときの様子を写真とともにご家族に報告します。月々の利用料は高めですが、警備会社などが実施する「緊急駆けつけサービス」もあります。