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介護のいろは

  • 福祉用具の選び方

    歩行補助杖ってどう選べばいいの?

    歩行に不安がある方に広く利用されているのが「歩行補助杖」です。「歩行補助杖」を使うことで室内や屋外の移動が自力でできるようになると、心身ともに積極性が生まれ、歩く機能の維持につながります。

  • 歩行補助杖
ポイント
歩行補助杖があるとどんなメリットがあるの?
    • メリット

      01

    • 足腰にかかる荷重を減らし、歩きやすくします。

    歩行補助杖の役割のひとつが、「荷重を少なくする」こと。杖に体重をかけると足にかかる負担が軽くなる経験は、誰にでもあるでしょう。荷重を減らすことで足腰の痛みをやわらげ、筋力をサポートします。
    足腰にかかる荷重を減らし、歩きやすくします。
    • メリット

      02

    • 体を支える面積を広げ、ふらつきにくくします。

    ご高齢になるとバランス機能が低下し、歩くとふらついてしまう方が少なくありません。歩行補助杖をつくことで、体を支える支持面積が広くなり、立っているときや歩いているときのバランスが保ちやすくなります。
    体を支える面積を広げ、ふらつきにくくします。
    • メリット

      03

    • 歩行にリズムを生み出し、安定感を与えます。

    私たちは無意識のうちに「イチ、ニ、イチ、ニ」という2動作歩行のリズムで歩いています。ところが、歩行が不安定になるとリズムが取りにくくなり、ますます不安定に。 そんなときは杖を使った2動作歩行や3動作歩行をすることで、安定した歩行へと近づきます。
    2動作歩行3動作歩行
ポイント
歩行補助杖には、どんなタイプがあるの?
  • 気軽に使えて、種類も豊富。歩行に少し不安がある方に。「T杖」

    T字型のグリップと1本のフレームからなる杖です。 人差し指と中指のあいだにフレームを挟み、グリップに体重をかけて使います。 もっとも一般的に見られる杖で、折りたたみ式やファッショナブルなものなど、数多くのタイプが市販されています。介護保険は適用外です。
    T杖
  • 握力が弱い方に。グリップとカフで支えます。「ロフストランド杖」

    体重を支えるグリップと、腕を固定して支えるカフを備えた杖です。握力が弱い方にも使いやすく、T字杖より体重をのせることができます。 ロフストランド杖をついて歩くと、患側にかかる荷重が約2/3になります。
    ロフストランド杖
  • 歩き方・使い方はいろいろ。専門家とよく相談して使います。「松葉杖」

    脇あてがあり、その下にグリップがある杖です。使用するときは脇の下ではなく、わきを締めてグリップで体重を支えます。片側だけ使う場合と両側とも使う場合があり、歩き方により体重の2/3から1/10まで荷重を調整することができます。
    松葉杖
  • 安定性に優れた杖。筋力低下やマヒのある方に。「多点杖」

    3〜4本に分かれた脚をもつ杖です。枝分かれした脚が広いものと狭いものがあり、広くなればなるほど安定性が増します。 筋力低下やマヒのある方に向いていますが、平らな場所でしか使えませんので屋内など使用場所に配慮する必要があります。
    多点杖
ポイント
歩行補助杖を選ぶときのポイント
    • ポイント

      01

    • 専門家と相談し、体の状態に合う杖を。

    まず、ご利用者さまの症状に合う杖の種類を、リハビリスタッフなどの専門家と相談のうえで決定します。 次に、グリップが握りやすいか、フレームの長さが身長に合っているか、軽すぎたり重すぎたりしないかなど、ご利用者さまの体の状態に合うものを細かくチェックします。
    専門家と相談し、体の状態に合う杖を。
    • ポイント

      02

    • 杖を正しく使うには、杖の合わせ方に注意。

    杖の合わせ方には、次のような原則があります。
    ①腕を垂直に下ろしたときの手首の高さにグリップがあること。
    ②足の外側15cmおよび前方に15cmのところに杖をついたとき、ひじの角度が約30度になること。
    ①②の状態になるように、杖の長さをしっかり調節してもらいましょう。
    杖を正しく使うには、杖の合わせ方に注意。
    • ポイント

      03

    • 使う場所やシーンを考えてひとりひとりに合うものを。

    「どこでどんなふうに使うのか」も重要なポイントです。多点杖は屋外や段差のある場所には向きませんが、角度調整機能付きのものは段差や傾斜に対応可能なものがあります。長く持ち歩く場合は、軽い杖のほうがいいですが、あまり軽すぎると使いづらい方もいます。実際に使ってみて、最終的にいちばん合うものを選ぶのがベストです。
    使う場所やシーンを考えてひとりひとりに合うものを。

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