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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>楽にできる着替え介助のコツ
他人の服を着せたり脱がしたりすることを更衣介助といいます。しかし介護に慣れていない方のほとんどは、「更衣介助の経験がない」か「うまくできなくて困っている」のではないでしょうか。病気や障がいをお持ちの要介護者の方の着替えは簡単ではありません。今回は、介護が初めての方あるいは介護経験の浅い方に向けて、寝たきりの方の着替え方法をわかりやすく解説していきます。
目次
★着替え介助の注意点
1.部屋の温度は寒くないように
服を脱ぐと薄着になるため、部屋の温度は高めにしておきましょう。暖房やヒーターを使うと温度調節がしやすいです。
2.あせらなくも大丈夫
「寒くないように早くやらなきゃ」とあせってしまいがちですが、急げば急ぐほど介助はうまくいかないものです。【素早く】より【丁寧な動作】を心がけましょう。介助される方も、丁寧にやってくれているとわかると、安心して任せられるものです。
3.トイレを済ませておく
着替えの前に最後にトイレに行った時間を確認しておきましょう。着替えの時は、体感温度が変わるため、尿や便が出やすくなります。最後のトイレから時間が空いていたら、「トイレしたいですか」と一声かけてあげると、介助される側も安心です。また着替え途中に失禁して後始末が大変といった事態を避けられます。
★着替えの時は皮膚を観察しよう
着替えの時は、腕や体にアザや変色がないか確認しましょう。最も気をつけたいのは褥瘡(じょくそう)です。褥瘡は悪化すると皮膚が壊死し命にもかかわる危険な病気。現在は早期発見で治る方が多いため、着替えの時はアザや変色に注意です。褥瘡ができやすい部位はイラストを参考にしてください。
もしも気になるアザや変色があれば、かかりつけの医師に相談してみましょう。
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監修:関西医療学園専門学校 理学療法学科
教員 理学療法士 熊崎 大輔