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ホーム>介護のお役立ち情報>疾患別 福祉用具の使い方>高齢者に多い疾患 床ずれ
床ずれの症状とおすすめ福祉用具
床ずれ(褥瘡/じょくそう)は、寝たり座った時に皮膚の同じ部分への圧迫やずれが持続することで起こり、皮膚に障害を起こした状態を言います。布団やマットレス、車椅子などにより外から圧迫を受けると、皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押つぶす力などがかかります。これらによって組織の血流が減少・消失し、虚血状態、低酸素状態になって組織の壊死が起こるのです。
床ずれは寝姿勢では骨が出っ張ってマットや布団に当たる場所にできやすく、主に仙骨や大転子、踵部などが挙げられますが、およそ骨の出っ張った部分であれば、身体のどこでも床ずれが起きる可能性があります。
床ずれが起きる3つの要因
床ずれの予防には、常に一定の姿勢にならないよう体位の変換を行い、皮膚の圧迫や摩擦を防いだり、床ずれ防止用具を使用するなどして、床ずれの発生要因を除去しましょう。また、身体の清潔保持や栄養状態を良好に保つことなども、床ずれの予防には大切です。
床ずれに最もなりやすいのは、寝たきりあるいは1日のほとんどをベッドや車椅子で過ごし、自分で姿勢を変えることが難しい人です。また他にも、床ずれになりやすいのは以下のような状態の人です。
監修
高齢者生活福祉研究所
理学療法士 加島 守