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口腔ケア 摂食嚥下障害を見つけるためのポイント
口腔ケア Vol.4
監修仲原 元清
社会医療法人 慈薫会 河崎病院
リハビリテーション科 科長代理 言語聴覚士
皆さまが行えることが少なからずあります。
摂食嚥下障害への対応は一部で専門的な治療が行われるのでなく、患者や利用者に関わる全ての関連職種が、知識や対応を習得すべきものであると考えます。また、食べる物の選択、食べる姿勢の調整、口腔ケアを行い誤嚥性肺炎のリスクを軽減するなどの基本的な対応が症状を軽減することも少なくありません。
今回は、まず嚥下障害を見つけるために必要な知識を紹介しますので参考にしてください。
このような症状が見られたら要注意!
食事場面の観察 |
---|
意識レベルが低下している |
姿勢の崩れ、首が反り返っている |
口唇で取り込めない(こぼれる) |
噛み潰すことが出来ない(残っている) |
口やのどに痰や食物が溜まる |
むせる(食物、水分、唾液) |
嚥下反射(ごっくん)が起こらない |
情報から考える | |
---|---|
意識レベル低下 | 脱水 |
体重減少 | 肺炎の既往 (繰り返す) |
原因不明の発熱 | 複数回の脳損傷 |
脳幹損傷 (脳梗塞や脳出血など) |
神経難病 (wearingoff) |
気管内挿管 | 呼吸器系障害 (COPD等) |
構音障害 | 流涎 |
廃用症候群(頚部拘縮、口腔衛生低下) |
簡単なスクリーニング検査を行う
反復唾液飲みテスト(RSST)
30秒間で何回
ごっくんできるか調べる
30秒間に2回以下の場合、
嚥下開始困難、嚥下障害が疑われる
改訂水飲みテスト(MWST)
3ccの水を飲んでごっくんの
様子や呼吸の状態を調べる
下記の場合は、嚥下障害の疑いあり
フードテスト(FT)
3~4gのプリンを食べて
その様子を調べる
下記の場合は、嚥下障害の疑いあり