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口腔ケア 花粉症と口腔ケア

口腔ケア Vol.3

花粉症口腔ケア

監修一般社団法人 日本訪問歯科協会

鼻以外にも影響を及ぼす花粉症

春先に多くの人を悩ませる花粉症。若い人に多く、歳とともに症状が緩和されてきていると言われていますが、最近では高齢者にも増えてきています。
通常、人は鼻で呼吸をしていますが、鼻水や鼻づまりで鼻呼吸をしづらくなると、口で呼吸しがちになります。口呼吸になると、乾いた空気や雑菌が口や肺に直接入り込むため、ドライマウスや歯周病など、お口のトラブルの原因になったり、免疫力の低下を引き起こしたりします。また、抗ヒスタミン剤などのアレルギー症状を和らげる薬の副作用で、口の中が乾燥しやすくなることもあります。さらに、口呼吸で口の中が乾いて、唾液による自浄作用が低下すれば、歯周病やむし歯を引き起こしやすくなります。
お口の乾燥を防ぐには、浸潤剤などが配合された洗口剤を舌や口に塗って湿らせるのが効果的です。花粉症の時期は、普段よりもお口のケアを心がけましょう。

注意!
鼻や口をすっきりさせようとガムや飴を口にする機会が増えますが、むし歯になりにくい商品を選ぶようにしましょう。

花粉のイラスト

花粉症が引き起こす口内環境の変化

花粉症が引き起こす口内環境の変化。1.花粉症、2.鼻水や鼻づまり、3.口で呼吸、4.お口のトラブル(ドライマウス、歯周病などの原因)、免疫力(めんえきりょく)の低下、口の中が乾燥。または乾いた空気や雑菌が口に入る、5.唾液による自浄作用の低下、6.歯周病や虫歯を引き起こしやすくなる 花粉症が引き起こす口内環境の変化。1.花粉症、2.鼻水や鼻づまり、3.口で呼吸、4.お口のトラブル(ドライマウス、歯周病などの原因)、免疫力(めんえきりょく)の低下、口の中が乾燥。または乾いた空気や雑菌が口に入る、5.唾液による自浄作用の低下、6.歯周病や虫歯を引き起こしやすくなる

※ドライマウス…唾液が出ず、口が渇く現代病です。口の中が乾燥し、味を感じたり、噛んだり、飲み込んだり、話をすることが困難になってきます。

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