老後のお金vol.1 老後に必要なお金
老後にはどんなお金がかかるの？
生活費のほか、イベント費用も必要になります。
定年退職後は、現役時代よりも収入が減るなど、老後のお金に対して、不安を感じている方もいらっしゃると思います。では実際に老後の暮らしには、どのくらいお金が必要なのでしょうか？
生命保険文化センターの調査によると、老後に最低限必要だと思う日常生活費の平均で最も多かった回答は、月に20～25万円。総務省が調べた実際の高齢者の支出の平均は、月に約26万円となっています。
また、老後には日々の生活費に加えて、子どもへの援助や住宅のリフォーム代といったイベントにもお金が必要となります。これらを考慮し、老後の収入とかかる費用の試算を行い、必要な備えを確認しておきましょう。
老後の生活費の目安
- ●最低限必要と思われる、
日常生活費の平均※1
20万～25万円／月 - ●高齢夫婦無職世帯の支出※2
26万円／月
- ※1：生命保険文化センター
平成28年度「生活保障に関する調査」 - ※2：総務省
「家計調査年報（家計収支編）」平成29年 家計の概況
定年後のイベントと
かかる費用の例
- ●子どもの結婚費用援助：
100万～300万円 - ●子どもの住宅購入資金援助：
～1,000万円 - ●自宅のリフォーム：
50万～200万円 - ●趣味・旅行など：
20万～60万円 - ●車の買い替え：
200万円 - ●葬儀費用：
100万～200万円
- ※かかる費用やイベントの種類には個人差があるため、目安として参考にしてください。
老後のために備えはいくら必要？
老後の収入や資産で
補うことができないお金を備えましょう。
老後に不足するお金の目安は、老後の年間収入から支出を差し引いて算出した「1年間に不足するお金」×「必要年数」で概算を知ることができます。「必要年数」とは、60歳時点の女性の平均余命が29年なので、89歳－「夫が退職時の妻の年齢」で計算しましょう。
退職金など「退職時に手元にあるお金」から「不足するお金の総額」を差し引いた結果がマイナスになった方は、その分老後の資金が不足していることを示しています。この不足分を早めに備えておくと安心です。
チェックしてみよう！
まずは各項目に費用を入力して、A、B、Cの金額をそれぞれ自動計算してみましょう。
※半角数字で入力してください。
①退職後の収入／月
| 公的年金 | 企業年金 | 個人年金保険 | その他の収入 | 合計 | 夫婦合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 夫 | 円 |
円 |
円 |
円 |
0 円 |
0 円 |
| 妻 | 円 |
円 |
円 |
円 |
0 円 |
| 夫 | 妻 | |
|---|---|---|
| 公的年金 | 円 |
円 |
| 企業年金 | 円 |
円 |
| 個人年金 保険 |
円 |
円 |
| その他の 収入 |
円 |
円 |
| 合計 | 0 円 |
0 円 |
| 夫婦合計 | 0円 | |
②退職後の支出／月
| 毎月の支出 | |
|---|---|
| 基本生活費 | 円 |
| 住居関連費 | 円 |
| 車両費 | 円 |
| 娯楽費 | 円 |
| 社会保険料 | 円 |
| 保険料 | 円 |
| その他の支出 | 円 |
| 合計 | 0 円 |
| 年間の特別支出 | |
|---|---|
| 年払い保険料 | 円 |
| 自動車保険料 | 円 |
| 所得税 | 円 |
| 住民税 | 円 |
| 固定資産税 | 円 |
| その他の支出 | 円 |
合計 | 0 円 |
A、B、C の計算結果をメモに取って、
老後に不足するお金を計算してみましょう！
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※厚生労働省「平成28年簡易生命表」による女性の60歳時点の平均余命より
ここがポイント！
過不足分がマイナスにならなければOK。
マイナスになった場合、その不足分を今から備えておきましょう。
監修
ナガムネFP事務所CFP®
一級ファイナンシャルプランニング技能士
長棟 治夫
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