モノをできるだけ持たないシンプルな生活をするためには、収納の仕方を工夫する必要があります。片付けがしやすく、出し入れがしやすいといった収納方法に変えれば家事の時間短縮につながり、すっきりとした部屋になるでしょう。
主な収納の工夫(例)
●クローゼット収納のポイント
- 1. いつも愛用しているジャケットは、前方に収納しておくと、すぐに手に取れます。
- 2. セーターやTシャツ、ジーンズは畳んで、チェストやバスケット、収納ボックスに入れて棚に置くと、収納力がアップします。
- 3. 衣類はカテゴリーごとに分けておくと、探しやすくなります。
- 4. ベッドの下に収納ボックスを入れ、季節に合う服を収納すると、スペースの有効利用につながります。
●リビング収納のポイント
- 1. リビングは、家族みんなが集まる場所、またゲストを迎える場所です。モノを持ち込んだら、元の場所に戻しましょう。
小さなお子さんがいると難しいかもしれませんが、夜寝る前や朝の家事の時間など1日1回は片付いた状態を作ることが大事です。
- 2. リビング収納は隠すほかに、おしゃれに見せる方法もあります。デザインの良い家電製品やパソコン、書籍、小物類などは棚に置いても良いかもしれません。「見せる・隠す」のメリハリをつけることで、スッキリとしたインテリアになります。
- 3. 普段、よく使うものなどは置き場所が定まっていないと、あちこちに散らばってしまいます。かごやボックス、書類トレーなどを利用して、一時置き場を作っておくのが、散らかりを防ぐポイントです。
- 4. ジャンルの違うモノを1ヶ所に収納すると、使い勝手が悪くなってしまいます。用途別に分けて収納しましょう。
●キッチン収納のポイント
- 1. 鍋、フライパンは重ねると、どこに何があるか分かりにくくなってしまいます。シンク下に鍋ラックなどを置けるスペースがある場合は、収納ラックなどを活用し、立てて並べると便利です。
- 2. シンク下にスペースがある場合は、包丁、ボウル、洗剤、レジ袋、ビニール袋、排水口ネットの他、ラップ、調味料、油などを入れましょう。
- 3. キッチンツールで、よく使うものはフックにかけて調理中すぐに手に取れるところに置くのもおすすめです。食器を取るために腰をかがめることが少なくなり、負担の軽減につながります。
ページのトップへ
★ 収納上手になるためのポイント
収納上手になるためには、次のように収納を工夫すると良いでしょう。
1.モノの置き場所を決める
モノの置き場所を決めて、使った後はすぐに元の場所に戻すように心がけましょう。例えば、料理後はすぐに片付けをして、キッチンの上に何も置かないことをおすすめします。そうしておけば、「あの道具、どこに置いたかな?」という探し物が少なくなるはずです。
2.シンプルなモノを選ぶ
モノを買うときは、できる限りシンプルなモノを選びましょう。例えば洋服は、上下どの組み合わせにしてもマッチする服を選べば、最低限の枚数にすることができ、服選びの時間も短縮できます。食器ならシンプルな柄・色で揃えておけば、和・洋・中どのようなメニューを盛り付けても違和感がなくなるはずです。食器の洗い物の数も少なくなるでしよう。
ページのトップへ
その他の読み物一覧