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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>身だしなみを整える「整容(せいよう)」
私たちは毎日の生活の中で当たり前のように顔を洗い、髪を整えたり、爪を切ったりします。しかし加齢や病気、ケガなどで、それまでできていた行動が難しくなる場合があります。そうなると生活習慣や生活リズムが乱れ、ストレスを感じ意欲が低下します。前向きでメリハリのある生活を送るためにも、毎日の整容をサポートしましょう。
目次
整容(せいよう)は、洗顔や整髪などで身だしなみを整えることです。身だしなみを整えることで自信がつき、前向きに過ごせるようになります。また、身体を清潔に保つことで菌の繁殖を防ぐ効果もあります。
1.洗顔
洗面所での洗顔が難しい場合は、蒸しタオルを使います。蒸しタオルは、お湯に浸して固く絞ります。
顔は強くこすらず、やさしく拭きます。鼻や耳まわりは念入りに。目のまわりは目頭から目尻に向かって拭いていきましょう。
2.整髪
頭を蒸しタオルで包み、ビニールで覆って蒸します。冷める前に乾いたタオルでやさしく拭き取ります。
髪が乾いたら、くしを使って毛先から、ゆっくりほぐしていきます。寝ぐせや毛の絡まりは、お湯を含ませたタオルを根元に当ててほぐします。市販の寝ぐせ直しスプレーを使ってもいいでしょう。
★整容(せいよう)の注意点
3.ひげ剃り
安全に剃れる電気シェーバーを使いましょう。剃る前に蒸しタオルを顔や首に当てて、ひげを柔らかくします。肌が乾いたら、ひげが立ち上がるのでシェーバーの刃を皮膚に直角を当てて動かすと、きれいに剃れます。
4.爪切り
加齢にともない爪は硬く厚くなり、変形していきます。ニッパー型の爪切りなどを使いましょう。お風呂上がりや、お湯で温めると、切りやすくなります。
5.耳掃除
耳かきで無理やり掻き出す必要はありません。あごを動かしていると耳垢は自然に出てきます。耳垢が柔らかくなっている風呂上りに耳の入口や周辺を綿棒で拭います。耳垢がたまっている場合は、耳鼻科を受診しましょう。
★高齢者の皮膚の特徴から見た清拭(せいしき)と整容の注意点
清拭(せいしき)や整容(せいよう)は、高齢者の皮膚の特徴を考えて行いましょう。
・乾燥している
若い人の皮膚は皮脂が分泌され、表面に潤いが保たれていますが、加齢とともに皮脂や水分量が少なくなりカサカサに乾燥してきます。強い刺激を与えると、皮がめくれて白い粉がふいたようになるので注意しましょう。
・傷つきやすい
高齢になるとシワができるので滑りが悪くなり、ひっかかって、傷つきやすくなります。少し当たっただけでも内出血したり、出血したりしてしまうこともあります。着替えはゆっくりと、常にやさしく清拭(せいしき)・整容(せいよう)しましょう。
・シミができやすい、菌に感染しやすい
皮膚が乾燥していると、シミができやすかったり、菌に感染しやすくなります。感染を防止するためにも、清拭(せいしき)や整容(せいよう)が大切です。
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監修:関西医療学園専門学校 理学療法学科教員
理学療法士 熊崎 大輔