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気になる病気 生活習慣病その4

気になる病気 生活習慣病その4気になる病気 生活習慣病その4

生活習慣病改善でさまざまな病気を回避!生活習慣病改善でさまざまな病気を回避!

お医者さんのイラスト

良くないことは分かっていても、なかなか改善できないのが生活習慣の乱れ。そのまま放っておくと生活習慣病につながってしまうかもしれません。
少しずつでも身近なことから見直せば、さまざまな病気のリスクを回避できます。

喫煙・飲酒

怖いのはその依存症
過剰な喫煙・飲酒が身体に良くないという事実は周知されているのに、「昔からの習慣でなかなか止められない」という方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、恐ろしいのはその依存症です。
喫煙や飲酒は一時的なイライラ解消、緊張を和らげるなどの心地良さを与えますが、その効果が切れた時、前以上にイライラや落ち着かない気持ちになる離脱症状(禁断症状)が現れます。この離脱症状を解消しようと、さらに多量の喫煙・飲酒を繰り返し、止められなくなってしまうのです。

タバコ・お酒を止めたいと思ったとき
次のポイントに注意してみましょう。

禁煙禁煙
  • 喫煙につながる生活パターンを変える
    (食後は早目に席を立つ など)
  • ストレスを感じた時、喫煙以外の解消法を行う
    (水を飲む、深呼吸する、ガムを噛む など)
  • タバコやライターなどの喫煙具を身近に置かない
  • 周囲に禁煙していることを伝え、協力してもらう
  • 禁煙日を設け、徐々に本数を減らす
禁酒禁酒
  • 飲む前に、その日の上限を設定する
    (量や予算などを決めて、それ以上は飲まないように)
  • アルコール度数の低いものを選ぶ
  • 小さいグラスや缶のものを選ぶ
  • 周囲に禁酒していることを伝え、協力してもらう
  • 休肝日を設け、徐々に飲む量を減らす
  • ①周囲に伝え、協力してもらう
  • ②禁煙日・禁酒日を作って徐々に減らす

という点は、共通して有効な方法です。

がん

喫煙+飲酒でリスクは倍以上に
喫煙や飲酒によって発症する疾病は多くありますが、これら2つが重なった時、発症リスクが倍以上になると危険視されているものが「がん」です。喫煙・飲酒とがんの関係性について調査した結果によると、1日2合以上の飲酒をしている人で、さらに喫煙の習慣もある人のがん発生率は、飲酒のみの習慣がある人に比べ割合が非常に高くなるという傾向がみられました。これはタバコの煙に含まれる発がん物質を、お酒に含まれるエタノールの分解時に生成される活性酸素が活性化させてしまうからではないかと考えられています。
「お酒の席では喫煙が欠かせない」という人も少なくありませんが、「喫煙と飲酒の両方を制限すれば、より効果的にリスクを低下させられる」と意識して、禁煙・禁酒に努めましょう。
喫煙+喫煙習慣別に見た飲酒とがんの発生率-男性
時々飲むを1としたときのハザード比

喫煙+喫煙習慣別に見た飲酒とがんの発生率グラフ 時々飲むを1としたときのハザード比:飲酒頻度/1.飲まない(非喫煙者 0.90、喫煙者 1.39)、2.時々飲む(非喫煙者 1.00、喫煙者 1.00)、3. 1日1合未満(非喫煙者 0.87、喫煙者 1.69)、4. 1日1~2合(非喫煙者 0.86、喫煙者 1.64)、5. 1日2~3合(非喫煙者 1.03、喫煙者 1.93)、6. 1日3合以上(非喫煙者 1.02、喫煙者 2.32)喫煙+喫煙習慣別に見た飲酒とがんの発生率グラフ 時々飲むを1としたときのハザード比:飲酒頻度/1.飲まない(非喫煙者 0.90、喫煙者 1.39)、2.時々飲む(非喫煙者 1.00、喫煙者 1.00)、3. 1日1合未満(非喫煙者 0.87、喫煙者 1.69)、4. 1日1~2合(非喫煙者 0.86、喫煙者 1.64)、5. 1日2~3合(非喫煙者 1.03、喫煙者 1.93)、6. 1日3合以上(非喫煙者 1.02、喫煙者 2.32)

*p<0.05…その数値が偶然で生じた誤差である確率は5%未満である
[参考資料]国立がん研究センター JPHC研究会
British Journal of Cancer 論文より/2005

生活習慣病とは?

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、普段の生活習慣が原因となる病気の総称です。
がん、糖尿病、脳卒中、心臓病など、その他多くの病気がこれに当てはまり、日本人の死因のうち6割を占めるほど。
特徴として、長い年月を経て症状が現れますが、発症までほとんど自覚症状がないという点があります。「生活習慣病」という言葉はあまりに一般的になってしまっているため、その危険性についての認識が薄れがちです。しかし近年では認知症の発症原因にも生活習慣病が大きく関わっていることなどがわかってきており、改めて早期からの予防・改善が重要視されています。

監修
にしかわ在宅クリニック
西川 泰章

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