人生100年時代 これからが本番 12のヒント

  • 監修:株式会社ソーシャルサービス

    今の生活の中で少しだけ工夫をする
    • 04

    • 未来の自分に手紙を書く!
      「100歳までにやりたいことリスト」づくり

    「これからの人生、どう過ごしたいですか?」こう聞かれて、すぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。
    仕事や家庭、日々の生活に追われていると、「自分はこれから何をしたいのか」を考える時間は、どうしても後回しになりがちです。

    しかし、人生100年時代と考えるなら、50代・60代・70代はまだまだ若く、これから続く長い時間に意識を向ける必要があります。これからの時間をどう過ごすかによって、日々の充実度や満足感は大きく変わってくるからです。大切なのは、「自分のこれから」を一度ゆっくり考えてみることです。人は、目標や楽しみがあると、日々の行動が変わります

    例えば

    • 外に出るきっかけができる
    • 人と会う機会が増える
    • 新しいことに挑戦する意欲が生まれる
    未来の自分に手紙を書く!「100歳までにやりたいことリスト」づくり
    こうした変化は、体や心の健康にもつながります。
    反対に、「特にやりたいことがない」と感じていると、家で過ごす時間が増え、生活のリズムも乱れやすくなります。「これからどう過ごしたいか」を考えることは、将来の健康や生活の質を高める大切な一歩になります。

    このコラムでは、「未来の自分に手紙を書く」という方法を通じて、これからやりたいことや、続けたい暮らしを整理するヒントをご紹介します。
    これからやりたいことや、続けたい暮らしを整理するヒントをご紹介
  • 01未来について考える方法
    未来について考える方法としておすすめなのが、「未来の自分に手紙を書く」ことです。1年後、5年後、10年後の自分を思い浮かべてみてください。そして、以下について、どう考えるかを手紙にします。

    例えば

    • どんな生活をしていたいか
    • どんなことを楽しんでいたいか
    • やりたいことは何か
    • どんな気持ちで毎日を過ごしていたいか など
    文章が上手である必要はありません。箇条書きでも、思いついた言葉でも大丈夫です。大切なのは、「自分の気持ちを言葉にすること」です。
    手紙を書くことで、過去の自分を振り返り、今の自分を見つめなおしたり、未来の自分を励ましたりできます。

    例えば

    • 今、取り組んでいること
    • 今、大切にしていること
    • 悩みや不安、楽しみなこと
    • 未来に達成しておいてほしい目標や願い など
    今の自分が取り組んでいることや願っていること、不安に感じていることは、「過去」の自分が経験で培った価値観や感情と繋がっています。だからこそ、それらと向き合いながら未来の自分に手紙を書くことは、前向きな気持ちでこれからの人生を考える、よい機会になります。
    前向きな気持ちでこれからの人生を考える、よい機会になります
  • 02目標ややりたいことは大きくなくてもいい
    「目標」や「やりたいこと」と聞くと、「何をやったらいいか分からない」「今さら新しいことを始めるのは自信がない……」という人もいるかもしれません。また、「やりたいこと=大きな目標」を考えなければいけないと思ってしまうかもしれません。しかし、そんな必要はありません。

    例えば

    • 人気のレストランに行ってみたい
    • 昔の友人に会いたい
    • 好きな音楽をもう一度楽しみたい
    このような小さなことで十分です。何よりも大切なのは、実際にやってみることです。むしろ、「すぐにできそうなこと」を見つけることが、行動につながりやすくなります。やりたいことをリスト化する際には、やりたい目標を「具体的な行動」に落とし込むことがポイントです。

    例えば

    • ×「健康になりたい」 → ◯「毎朝30分散歩する」
    • ×「社会と関わりたい」 → ◯「地域の清掃ボランティアに参加する」
    このような小さなことで十分です。
    何よりも大切なのは、実際にやってみることです。むしろ、「すぐにできそうなこと」を見つけることが、行動につながりやすくなります。やりたいことをリスト化する際には、やりたい目標を「具体的な行動」に落とし込むことがポイントです。
    やりたい目標を「具体的な行動」に落とし込むことがポイント
  • 03100歳までにやりたいことのヒント5選

    ここでは、「やりたいことリスト」を考えるヒントとして、無理なく簡単に取り入れられるアイデアを5個ご紹介します。


    ①行ってみたい場所を見つける

    「行ってみたい場所」や「やってみたい体験」をやりたいことリストに挙げるのもいいですね。遠くでなくても構いません。「行ってみたい」と思うことが、外出のきっかけになります。また、昔行った場所を再度訪れるのも、その時の思い出が甦ってきて、きっと楽しいことでしょう。
    • 近くの観光地
    • 有名な温泉地
    • 昔行った思い出の場所 など
    行ってみたい場所を見つける

    ②会いたい人に連絡する

    ふとした時に、長らく会えていない昔の友人やお世話になった方に会ってみたいと思うことはありませんか。そんな時は連絡してみましょう。昔の思い出話で盛り上がったり、お互いの近況が聞けたりして、離れていた時間をあっという間に埋めてくれるかもしれません。関係が再び深まることもあります。
    • 近況を聞く
    • 会う約束をする
    • 思い出話で盛り上がる など
    会いたい人に連絡する

    ③新しいことをひとつ始める

    新しいことへの挑戦といっても、大きな目標である必要はありません。小さな成功体験を積み重ねることで、日々の生活に充実感や楽しみが広がっていきます。年を重ねたからこそ得られた経験や知識を活かしながら、新しい一歩を少しずつ取り入れていくことが、これからの毎日をより豊かにしてくれるでしょう。気負わずに、できるところからはじめてみましょう。
    • ガーデニング
    • 散歩
    • 読書
    • 簡単な体操
    新しいことをひとつ始める

    ④思い出を整理する

    押し入れの奥や本棚に眠っている古いアルバムや、スマートフォンの中に溜まった写真など、整理しようと思いながら、なかなか手がつけられない方は多いのではないでしょうか。写真の整理は、単なる片付けではなく、人生を振り返り、大切な記憶を整理する豊かな時間でもあります。懐かしい写真を見ることで、楽しかった記憶がよみがえり、気持ちが明るくなります。また、自分の人生を振り返ることで、「こんなに豊かな人生を歩んできた」という充実感が生まれます。整理したアルバムは定期的に見直して、積極的に幸せな時間を思い出しましょう。家族と一緒に振り返るのもおすすめです。
    • 大切な記録を後世に残す
    • 年代やテーマ別(旅行・日常など)に分類
    • 不要な写真の処分
    思い出を整理する

    ⑤誰かの役に立つことをする

    人と関わる機会は、日々の生活に張り合いや生活リズムをもたらしてくれます。会話や挨拶、ちょっとした相談といったコミュニケーションは、孤立感を防ぎ、社会とのつながりを実感させてくれます。特にシニア世代にとって、「誰かと話す」「必要とされる」という感覚は、生きがいや自己肯定感をもたらしてくれます。小さなことで構いません。「ありがとう」と言われる経験が、日々の充実感につながります。家族と一緒に振り返るのもおすすめです。
    • 家事の手伝い
    • 地域活動
    • ボランティア活動 など
    誰かの役に立つことをする
  • 04未来に向けて意識しておくべきことのヒント5選

    未来を考えるやりたいことリストづくりには、未来への準備も加えておくと安心です。取り組みのヒントとなる5つの視点をご紹介します。


    ①自分の時間を大切にする

    シニア世代とって充実した人生を送るためには、自分の時間を大切にすることが重要です。家族や友人との交流、趣味や興味のある活動、自己成長や健康への取り組みなど、心がワクワクすることを優先的に選びましょう。自分のための時間は、心の充実につながります。読書やガーデニング、料理、音楽、芸術など、自分の興味に合わせた活動で、豊かな時間を過ごしましょう。
    • 読書
    • ガーデニング
    • 楽器演奏 など
    自分の時間を大切にする

    ②健康を意識した生活を続ける

    内閣府の「令和3年版高齢社会白書(全体版)」によると、20歳~64歳と比較して、65歳以上では男性・女性ともに運動習慣のある方の割合は高い水準となっており、健康意識の高さをうかがうことができます。シニア世代が健康的な毎日を送るためには、日常的な運動はもちろんですが、バランスのとれた食事や質の高い睡眠をとることも大きなポイントです。こうした生活を1年後、5年後、10年後まで続けるために何が必要かを考え、行動することが、これからの生活を支えてくれます。
    • 適度な運動
    • 栄養バランスのよい食事
    • 質の高い睡眠と休養
    健康を意識した生活を続ける

    ③生活環境の見直し

    老後を安心して送るためには、生活環境について考えてみるのも大切です。5年後、10年後も今のまま生活ができるか? 場合によっては、今住んでいる家からの住み替えや、将来暮らしやすいようにバリアフリー化を検討したりする可能性もあるでしょう。また、子どもたちが巣立った後の広すぎる家は掃除も大変なうえ、家のメンテナンスや不用品の処分にも費用がかかります。こうした視点で老後の住環境について考え、元気なうちに整理を進めていくことも、安心した生活につながります。
    • 安全に暮らせるか(段差解消や防犯など)
    • 無理なく生活できるか(適切な居住空間など)
    生活環境を見直す

    ④新しいつながりをつくる

    退職や子どもの独立など、ライフスタイルの変化によってこれまでの人間関係が縮小してしまうことも少なくありません。しかし、シニア世代こそ積極的に新しいつながりづくりを意識することが大切です。会話をしたり、一緒に活動したりすることで、身体的な健康維持はもちろん、孤立を防ぐことにもつながります。無理のない範囲で関わりを持ってみてはいかがですか。
    • 地域活動や集まり
    • 趣味のサークル
    • コミュニティカフェ
    • 高齢者教室や老人クラブ など
    新しいつながりをつくる

    ⑤「今を楽しむ」ことを忘れない

    未来のことを考えることも大切ですが、「今この瞬間」を楽しむことも同じくらい大切です。
    かつては、シニア世代になると節約や我慢といった価値観が重視されてきましたが、近年は定年延長や働き方の多様化、SNS等で他人の楽しみ方を知れる時代になり、その価値観も大きく変化しています。また、「いつか行こう」「いつかやろう」と思っていたことが、体力や健康の問題で実現しなかったという経験談も多くあります。元気に動けるうちに、今できるうちに楽しみましょう。
  • 05まずは紙に書いてみましょう
    まずは、頭の中で考えるだけでなく、実際に紙に書き出してみることをおすすめします。
    • やりたいこと
    • 続けたいこと
    • 大切にしたいこと
    それらを書くことで、気持ちが整理され、行動につながりやすくなります。整理できたら、ぜひ、1年後、5年後、10年後の自分への手紙の形にまとめてみてください。1年などの区切りを作ることで、定期的に思い出し、振り返ることができます。

    人生100年時代。
    未来は「まだある時間」ではなく、「自分でつくっていく時間」です。頑張りすぎず、無理をせず、自分らしいペースで。未来の自分に向けた小さな一歩が、これからの毎日をより豊かなものにしてくれます。

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