カータンの泣き笑い泣き虫ヒロシと姉のメンタル カータンの泣き笑い泣き虫ヒロシと姉のメンタル

vol.29 介護あるある vol.29 介護あるある

老人ホームから定期検診の病院までの
父の送迎は、ほんの短い時間だったけれど、
高齢だからこそのハラハラやドキドキの連続だった。

登場人物 登場人物

主婦ブロガーカータンイラスト

  • 主婦ブロガーカータンイラスト
  • カータン父ヒロシイラスト
  • カータン母イクコイラスト
  • カータン姉かお(50代)イラスト

カータン姉かお(50代)イラスト

定期検診は無事に終了。
介護タクシーを待つ間、父は落ち着かな
い様子で
時間を気にしだした。

あと何分だ?あとどのくらいで来る?なんでそんなに時間が気になるの?いや~トイレに行きたいなと思って…今行っておこうよいやいや迷惑がかかる何よ今さら~もう慣れっこよさあ行こ!!

有無を言わせず
車いすを押してトイレへ向かおうとすると、

姉が「私も!」と駆け寄ってきた。

有無を言わせず車いすを押してトイレへ向かおうとすると、姉が「私も!」と駆け寄ってきた。

やだ~ここで待っててよ私一人で大丈夫よいや一人じゃ大変かもしれないし多目的トイレに3人で入り姉が父を支え私が父のパンツを下ろしパパいい?パパ座って父を便座に座らせた

狭いトイレに父娘3人。

うしろ向いてるから終わったら言ってはい長いわねまだかしらなかなか声が掛からないパパ?父の異変に気づいた姉がかけ寄った(うう…)ババ!!どこが苦しいの?大丈夫?

真っ赤な顔で、苦しそうにうめく父。
心配した姉があわてて駆け寄り、
声をかけるが・・・

姉よ、ここはトイレだ。

(うーん うーん)まさか!!これって!!姉さん…そのまさかだよ…

「本屋に行くとトイレに行きたくなる」
という話はよく聞くが、
父の場合は病院らしい。

しかし、苦しげな父を見た瞬間、
それが体調の異変なのか、
ただ力んでいるだけなのか

見分けがつかず、ドキッとさせられた。

トイレをなんとか無事に済ませ、
介護タクシーも到着。

さあ帰ろうコロナ禍でなければ帰りに食事でもできたのにねホント残念ね

少し切ない気持ちものせて、
車は緑のきれいな公園沿いを走っていく。

(ブーン)こんなところに抜け道があったんだね本当に広い公園道は入り組んでいてアップダウンが激しかった(ブーン)

姉とゆったりとした景色を眺めながら、
父との時間がゆったり流れていく・・・

と、思っていたら!

あとどのくらいで着くかな何?またトイレ?いや…気分が悪くて吐きそうだえー!!(うう… うう…)

急転直下!
名残惜しかった車内の時間が一変!!

アップダウンの激しい道に、
父が車酔いを起こしてしまった。

ビニール袋あったか?エコバッグしかないあった!!早く!!一刻も早くホームに着いてくれ(ププッ)がんばって!!もうすぐよ!!

着いた!!セーフまたねがんばってね~今日はありがとね

今日は上から下まで大忙しの一日だったねああ…どっと疲れた…

あの頃は、
父を病院に連れて行くだけで一大イベント。

「今日は何が起こる?」
毎回小さなハプニングに、
姉と2人で右往左往。

「勘弁してくれー」と思っていたけど、
あんなふうに父に振り回された時間も、
今は懐かしくて笑える。

大変だったことほど、
忘れられない思い出になっている。

【書籍紹介】

  • 親のトリセツ本の表紙

    『健康以下、介護未満
    親のトリセツ』

    ( KADOKAWA )

    体に不自由は出てきたけど、ガッツリ介護が必要というレベルではない…そんな“健康以下、介護未満”な両親との付き合い方が紹介されています。

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  • 介護のど真ん中親のトリセツ本の表紙

    『お母さんは認知症、
    お父さんは老人ホーム
    介護ど真ん中!親のトリセツ』

    ( KADOKAWA )

    母は認知症が深刻化、父は老人ホームに入り、いよいよ本格化した親の介護に奮闘するカータン家族のエピソードがいっぱい。

    AMAZON

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