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ホーム>カータンの泣き笑い介護Days>vol.28涙、涙の再会
待ちに待った、父の定期検診の日!
いよいよ“窓越し” でなく、直接父に会える!と、
私たちはワクワクしていた。
当日は、老人ホームで待ち合わせ。
姉と一緒に入り口の前で父の登場を待ちながら、
ふと昔を思い出した。
台湾に駐在していた父が、時々出張で帰国するたび、
空港まで迎えにいったあの日のことを。

遠ざかる父の背中に声をかけると、
いつも決まってとぼけたものだ。

当時はそう思っていたが、親子とは恐ろしいもの。
娘と待ち合わせしているとき、
同じことをしている自分がいる(苦笑)。

とはいえ、父はもう目が見えないし、車いすだから、
さすがに昔みたいな登場は無理だろう。
と思ったが、姉は
「パパなら、絶対何かかましてくれるはず」という。
いよいよ、父、登場!

すると、まさかの父の反応!

思わぬ号泣に、
私たちはちょっとひいた(笑)。
気を取り直して、介護タクシーに乗車。
いっぱいおしゃべりしたくて、
私は父の近くに座ったのだけど・・・

ところが、父が真っ先に言ったのは!

私たちではなく、兄妹のこと!
その気持ちを汲んだ姉が、
病院に着くまでの間、電話することをすすめると、
父は大喜び!

(余談)高齢の親がいる場合、
親戚への久しぶりの電話は、
要件を早めに伝えること。
そうしないと、すぐに良からぬ方向に考えてしまうから。

車中でいろいろおしゃべりしようと思っていたが、
仕方がない。
病院の待ち時間に、おしゃべりしようと
気を取り直していたのだが、
父は兄妹との電話ですっかり体力を消耗。
電池切れ状態になってしまった。

定期検診では、いつも通り心電図などの検査をして、
担当医の診察を待った。
長年お世話になってる先生だから、
「きっと父を見たらその衰えに驚かれるのでは」と
少し心配な気持ちでいたが・・・


コロナ禍で会えない日々が続く中、
父の病院の付き添いは、
父に会える貴重な機会だった。
姉も私も喜んで出かけた。
父は久しぶりに兄妹と電話で話し、
病院の先生の優しさに触れ、
最後は涙ぐんでいた。
この外出は、父にとって、とても濃く、
温かな1日になったことだろう。
コロナ禍で会えない日々が続く中、
父の病院の付き添いは、
父に会える貴重な機会だった。
姉も私も喜んで出かけた。
父は久しぶりに兄妹と電話で話し、
病院の先生の優しさに触れ、
最後は涙ぐんでいた。
この外出は、父にとって、とても濃く、
温かな1日になったことだろう。