ホーム>カータンの泣き笑い介護Days>vol.26老人ホームの父

カータンの泣き笑い泣き虫ヒロシと姉のメンタル カータンの泣き笑い泣き虫ヒロシと姉のメンタル

vol.26老人ホームの父 vol.26老人ホームの父

母は自宅、父は老人ホームと
離れ離れになった両親。
父は老人ホームで、
どんな風に過ごしているんだろう。

登場人物 登場人物

主婦ブロガーカータンイラスト

  • 主婦ブロガーカータンイラスト
  • カータン父ヒロシイラスト
  • カータン母イクコイラスト
  • カータン姉かお(50代)イラスト

カータン姉かお(50代)イラスト

ホームからは毎月、父の日誌が
数枚の写真と共に届いた。

今月も来たよ読も!読も!

姉と一緒にその日誌を読むことが
楽しみだった。

◯月△日ヒロシさんが屋上でボクシングの構えを教えてくれました学生時代は東京都のチャンピオンだったと伺いました------東京都のチャンピオン?話盛りすぎだから!過去を都合よくアップデートそのうち世界チャンピオンか?------でもこの写真いいね~目が見えないとは思えないすごいようん楽しんでるのが伝わるね

そう、父は目が見えない。
体力や記憶力が衰える人生の終盤で、
視力まで失ってしまった父は、
アッパーカットを食らったボクサーのように
打ちのめされた。

しかし、父は再び立ち上がった。
明るく前向きに、ユーモアも忘れずに。

ホームから送られてくる写真には、
そんな父の姿がいっぱいだった。

写真の父は「人生楽しんだもん勝ちさ」私たちにそう伝えているように感じた

しかし、当然ながら、
ほほえましいエピソード
ばかりではなかった。

◯月△日「おかあちゃーんお腹が空いたよ〜おかあちゃーん味噌汁とパンが食べたいよ〜」と訴えておられましたなのでお食事の量を増やしました------もー!!なんでおかあちゃん?おかあちゃん天国だし……イクコの面目丸潰れ「私は?」------◯月△日深夜「おかあちゃん」「えいちゃん※」と何度も大声で叫ばれていました職員が声を掛け落ち着いていただきました※えいちゃんは父の◯月△日深夜「おかあちゃん会いたいよー」と再び大声で叫ばれていました「おかあちゃーんえいちゃーん」------もー!深夜に何大声で叫んでるのよ大迷惑よ(ムキー)それになんで?(ぐしゃ)------そうよ!!なんで会いたいのが、おかあちゃんなわけ?ママじゃないのはまだいいとして↑いいのかい?------どうして私たち娘じゃないのさ許せん!------

ホームの職員さんたちに
「家では冷たくされていたんじゃない?」と
思われてやしないか、心配してしまった(苦笑)。

父がホームでどんな一日を過ごしているのか、
職員の方に聞いてみた。

朝7時 起床------7時半 朝食パンが美味しいおかあちゃんありがとう------8時半~9時トイレや臥床などちなみに臥床とはベッドに横になっていただくことです------週2回入浴の時間が午前と午後に分けてあります寝たまま座ったままの機械浴も含みます------11時~11時半 昼食もぐもぐ------14時半〜15時 おやつよく食べるね------

夕食までの時間は、
カラオケやゲーム、折り紙など
レクリエーションをすることもあるそうだ。

17時半~18時 夕食美味しい~そんなに食べてもお腹が空いておかあちゃんを呼ぶ?

ここからホームに静かな夜が訪れる

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・はずが!

深夜(パチッ)一人の男が目覚めー------ダークサイドヒロシ発動おかあちゃーんえいちゃーんあ~やめて~頭痛いわ〜

コロナで会えない時期だったので、
定期的に送られてくる父の様子は楽しみだった。


しかし、まさか父が会いたがっていたのが、妻でも娘でもなく、
「お母ちゃん」と
「えいちゃん(兄)」だったとは!

それはちょっとショックだよ!
すっかり子ども返りしてしまってる…。

【書籍紹介】

  • 親のトリセツ本の表紙

    『健康以下、介護未満
    親のトリセツ』

    ( KADOKAWA )

    体に不自由は出てきたけど、ガッツリ介護が必要というレベルではない…そんな“健康以下、介護未満”な両親との付き合い方が紹介されています。

    AMAZON

  • 介護のど真ん中親のトリセツ本の表紙

    『お母さんは認知症、
    お父さんは老人ホーム
    介護ど真ん中!親のトリセツ』

    ( KADOKAWA )

    母は認知症が深刻化、父は老人ホームに入り、いよいよ本格化した親の介護に奮闘するカータン家族のエピソードがいっぱい。

    AMAZON

ページの
トップへ