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口腔ケア お口の乾燥を防いでウイルス対策
口腔ケア Vol.2
監修一般社団法人 日本訪問歯科協会
空気が乾燥する冬場は要注意!
乾燥した空気は、風邪やインフルエンザのウイルスの活動を活発にさせます。特に冬場は空気が乾燥するため、健康な人でも喉や口の中が渇きがちになります。高齢者では、さまざまな全身の病気や、飲んでいる薬の副作用などによっても、口が渇くことがあります。
口の渇きの副作用がある薬には、降圧剤、抗ヒスタミン剤、尿失禁治療薬、抗うつ薬、睡眠導入薬などがあり、服用を中止するわけにはいかないことが多いので、口の乾燥を防ぐ対策をとりましょう。
予防対策
口の中の温度を下げる
口の中が熱く感じられるときは、氷や冷たい水を口に含むと温度が下がり、乾燥も防げます。
室内の湿度を上げる
最適な湿度は40〜60%。冬場は暖房によっても乾燥しやすいので、加湿器を利用します。2時間に一度は窓を開け、新鮮な空気に入れ換えることも有効です。
マスクを着用する
高齢者は口の周りの筋肉が弱まり、常に口を開きがちになるので、マスクをして乾燥を防ぎましょう。
唇を保護する
唇の乾燥には、濡れたガーゼで覆ったり、リップクリームやワセリンを塗ったりして保護します。
刺激のある食べ物を控える
塩分、香辛料、カフェインを含むコーヒー、紅茶、緑茶なども、摂り過ぎれば渇きの原因になります。