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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>シニアからはじめる家庭菜園①~家庭菜園でいきいき暮らす~
シニア世代になると、現役時代よりも自由に使える時間が増えます。旅行やグルメなどを趣味として楽しむのもいいですが、お金をあまりかけずに手軽に楽しめる「家庭菜園」もおすすめです。「家庭菜園」は、育てるという楽しさだけでなく、土に触れたり、植物の成長を眺めたりすることで、心や体に良い影響を与えてくれます。また、収穫した野菜を食べたり、お花を部屋に飾ったりできるのも魅力で、毎日お手入れをすることで、日頃の運動不足の解消にもつながります。
目次
「家庭菜園」は、心や体に良い影響をもたらすと言われています。ここではそのメリットを4つご紹介します。
家庭菜園は、心や体に癒やしを与えてくれます。土や苗に触れ、花や緑の香りを感じ、美しい花や緑を見て、自分で収穫した野菜を味わうなど、五感のすべてを刺激するため、感受性が豊かになると言われています。また、家庭菜園をより一層楽しむためには、多くの知識が必要となります。肥料や土、季節や天候に合わせた管理の仕方など、育てる品種によって育て方も変わります。その都度、調べたり試行錯誤して頭を使ったり、手や指先を動かし作業をすることで、認知症対策にもつながります。
植物や野菜を育てるためには、毎日のお世話が必要です。天候や温度に合わせた水やりの調整、雑草の草むしりや寒い時期の保護、間引き、せん定など、いろいろと手をかける必要があります。しかし、手をかければかけただけ、植物や野菜はしっかりと応えてくれるため、満足感や達成感が得られるのです。仕事や子育てが終わり、家庭菜園やガーデニングによって、趣味の幅が広がれば生活にハリが生まれることでしょう。
家庭菜園の醍醐味は、なんといっても種や苗から育てて収穫した野菜などを食べることです。自らが日々お手入れし、愛情を持って育てた野菜のおいしさは格別です。そのままいただくことはもちろん、料理の材料にして味わうことで、毎日の健康にもつながります。また、収穫してから食卓にのぼるまでの時間が短いのでどれもみずみずしく、新鮮さを実感できることも、喜びの1つです。
家庭菜園は、体力維持や日頃の運動不足の解消に役立ちます。育てる植物や土、肥料、植木鉢やプランターなど、家庭菜園に必要なアイテムは適度に重量があり、ウエイトトレーニングのような効果も。また、お手入れのために日光を浴びる習慣もつきますし、根を掘り返したり、苗を植えたり、草むしりや水やりをしたりと、立ったり座ったりを繰り返すため、自然と足腰を鍛えることができます。毎日のお手入れをすることで、自然に運動しているかのような効果を継続できるのもメリットの1つです。
★ 家庭菜園は室内でも楽しめる
庭や屋外にプランターを置くスペースがない場合は、室内で家庭菜園を楽しみましょう。室内は、屋外に比べて温度変化が少なく、強風などを心配しなくても良いというメリットがあります。まずは、できるだけ日当たりが良い場所にプランターを置きます。室内は、屋外よりも小さめのアイテムを選び、プランターは受け皿付きを選ぶと水やりの際、こぼれたりしませんし、たっぷり水やりを行っても、受け皿に溜まった水をこまめに捨てることで根腐れを防ぐことができます。また、動かしやすいよう、重たい陶器ではなくプラスチック製を選ぶのもポイントです。
最近では、室内でも育てやすいよう、土や種、苗がセットになってコンパクトにまとまったキットも販売されています。初めての方は、キットからはじめると手入れもしやすくおすすめです。
室内で家庭菜園を楽しむなら、土を使わず、水と液体肥料を使用する水耕栽培という方法もあります。日照量不足の対策として、植物の光合成にも対応したLEDライトも用意しましょう。水耕栽培では、ハーブやプチトマト、リーフレタスなどの野菜を育てることができます。初心者でも手軽に栽培できるほか、土を使用しないため、部屋が汚れにくく、虫などが発生しにくいというメリットもあります。
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監修:株式会社ソーシャルサービス