YouTubeとTikTokの楽しみ方
数年前から動画サイト・アプリとして、YouTube(ユーチューブ)やTikTok(ティックトック)が流行しています。特にYouTubeはシニア世代の約9割が、視聴経験があるというデータもあるほどです。気になるけど見かたがわからないという方のために、YouTubeやTikTokについて説明します。
YouTubeって何?
YouTubeとは、個人や企業が作った動画をWeb上に公開できる動画共有サービスです。 YouTubeは、数分~最長12時間の動画のほかにも、生放送を楽しめる「YouTubeライブ」、縦画面で視聴できる最長60秒までの「YouTubeショート」、音楽に特化した「YouTubeミュージック」などが視聴できます。
また、YouTubeは個人で「チャンネル」を持つことができます。チャンネルには、動画を配信する人が、自分の動画をまとめておくことができます。自分だけの放送局のようなものです。 企業や芸能人などが作るものを「公式チャンネル」といいます。中には登録者数が1,000万人を超えるものもあります。
YouTubeの動画には、さまざまなジャンルがあります。
- ・「ニュース」「スポーツ」「芸能」などの最新情報
- ・「グルメ」「旅行」「芸能人やTVタレントの公式チャンネル」といった趣味に関する情報
- ・「筋トレ」「ダイエット」「メイク」「ビジネス情報」など知識を得られるチャンネル
- ・個人の休日のシーンを紹介する「Vlog(ブイログ)」
- ・ゲームをプレイしながら配信する「ゲーム配信」
- ・家電や化粧品、スイーツなどを開設する「商品紹介・レビュー」
- ① チャンネル名。
- ② チャンネルが気に入ったら「チャンネル登録」をタップしましょう。新しい動画が投稿されるとお知らせを受けることができます。
- ③ 動画に共感した「いいね」ボタンをタップしましょう。1つの動画に1回押すことができます。「いいね」は、「グッドボタン」や「高評価」と言うこともあります。
- ④ 通常、「概要欄」は隠れています。概要欄はタイトル右横の「∨」マークをタップすることで、表示することができます。概要欄では、動画の詳しい説明などを見ることができます。
- ⑤ コメント欄には、動画の感想などを書くことができます。概要欄が出ているときは、その下に表示されます。隠れているときは、チャンネル名のすぐ下にあります。こちらも「∨」「∧」のマークが右側にあるので、これをタップします。
TikTok(ティックトック)とは?
TikTokは、15秒から最大で10分のショートムービーを投稿・視聴できる動画サイト・アプリです。ダンスや自撮り動画、グルメ店巡り、ビジネス情報、趣味、ライブ配信など、幅広いジャンルのコンテンツを発信しています。以前は10代~20代を中心に盛り上がっていましたが、最近ではユーザーの年齢層も広がってきました。
- ①「+」マークをタップするとアカウントをフォローできます。
- ② ハートマークをタップで「いいね」できます。
- ③ 投稿への「コメント」を入力できます。
- ④ お気に入り投稿を保存できます。
- ⑤ TikTok内のフォロワーへのシェアや、LINE、Instagramでのシェアができます。
- ⑥ フォロー中の配信者の投稿や、おすすめの投稿が表示されます。
★ シニアのYouTubeの楽しみ方
YouTubeは、基本無料で見ることができます。数多くのジャンルの中でも、シニアに人気なのが音楽やペット・動物、グルメ、スポーツ、お笑いなどです。
また、初心者におすすめの使い方は、「調べ物をする」「BGM代わりにする」「可愛い子どもや動物の動画」などです。 たとえば、「ヘアの上手な染め方」「洋服のシミの落とし方」などは、文章や画像だけの説明よりも動画で見た方が分かりやすいでしょう。
また、YouTubeにはジャズ・ピアノの演奏を流す動画や、過去のヒット曲をメドレー方式でライブ配信しているチャンネル、犬・猫など「かわいい動物」の動画も公開されているので、心の癒しになるでしょう。動画の途中に表示される広告は、スキップすることができます。
YouTubeの一部には有料コンテンツもあります。有料の動画は大きく分けて2種類あり、「メンバーのみが視聴できる限定動画」と「レンタルや買い切りで購入できる動画」があります。また、月額料金を支払うことで広告なしで動画を視聴できる「YouTubeプレミアム」もあります。
● 動画を公開する人も動画を見るだけではなく、誰でも公開することができます。旅行の様子を撮影した動画を、友達や家族だけで見て楽しむなら、限られた人だけが動画を見られる「限定公開」という使い方ができます。動画を公開するにあたっては、テレビ番組や映画、DVDやCDの音楽などは、勝手に録画して公開すると著作権侵害になってしまいますので、ご注意ください。
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監修:スマホ活用アドバイザー 増田由紀