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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>男性の「前立腺がん」と「男性の更年期障害」
近年、前立腺がんが増えていることを、ご存じですか。また、最近、「なんとなく疲れがとれない」「やる気が起きない」といったことはありませんか。もしかしたら、それは「男性の更年期障害」かもしれません。今回は前立腺がんと、男性にも起こる更年期障害について紹介します。
目次
前立腺は男性のみにあり、膀胱の下部で尿道を取り囲んでいる臓器です。前立腺がんにかかる患者さんは現在でも最も多いがんのひとつですが、患者数は2030年には2015~2019年の約1.8倍に増えると予測されています。この前立腺がんは、加齢によって男性ホルモンのバランスが崩れやすくなり、食生活や生活習慣などによって発症するといわれています。年齢別では50歳頃から増え始め70歳あたりでピークに達します。
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出典:平成28年度科学研究費補助金基礎研究(B)(一般)日本人におけるがんの原因・寄与度:最新統計と将来予測 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」
<前立腺がんの症状>
前立腺がんの初期には、自覚症状がほとんどないといわれています。多くは尿道や膀胱から離れた場所に発生し、膀胱や尿道を圧迫して排尿に関する自覚症状が出た段階で、がんが発見された場合には進行しており、約5割の人が既に転移していることが多いといわれています。しかし、早期に発見すればほとんどが根治可能です。
●次のような症状があれば、すぐに受診
やせる、顔色が悪い、貧血がある、下血、咳が続く、食欲がない
特に排尿しにくい、排尿時の痛み、血尿、精液に血が混じるなどがあれば、すぐに受診してください。
<前立腺がんの検査>
前立腺がんは進行が遅いため、定期的に検診を受ければ早期の状態でがんを発見できる可能性があります。1~2年に1回はPSA検査※を受けましょう。
※PSA検査は、前立腺がんになると血液中に流れ出すタンパク質の一種「PSA」の値を測定するものです。
・タンパク質(魚など)を中心に、里芋、きのこ類、納豆や海藻、緑黄色野菜など栄養バランスのとれた食事
・塩分を控える(食塩は1日当たり男性7.5g、女性6.5g未満)
・野菜や果物不足にならないように
・適度に運動
・禁煙
・お酒はほどほどに(ビールなら大瓶1本、日本酒なら1合、焼酎2/3合、ワインはボトル1/3)
・体重を維持(BMI (体重kg÷身長m2):中高年期男性21~27、中高年期女性21~25の範囲にコントロール)
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更年期障害というと、女性特有の病気と思われがちですが、実は男性にも更年期障害があります。男性の更年期障害は、加齢やストレスに伴い男性ホルモン(テストステロン)が減少することによって発症します。
更年期障害は40代から増えてくるといわれています。症状はさまざまで、気分が沈むなどの精神症状、ほてりや動悸といった身体症状、性欲減退などの性機能症状がみられます。
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出典:内閣府 「男女共同参画白書(概要版)平成30年度」
<身体の症状>
ほてり、のぼせ、多汗、動悸、息切れ、疲労感、めまい、筋力低下、関節痛、筋肉痛、異常発汗、頻尿など
<性機能の症状>
性欲の減退、勃起(ぼっき)力の低下など
<心の症状>
くよくよしやすい、意欲がなくなる、気難しくなる、気分が沈む、怒りやすくなる、不安感、不眠、集中力の低下など
男性の更年期障害は、次のような点に配慮しましょう。
・たんぱく質(肉、魚、卵など)を中心にバランス良い食事を摂る
・気分転換を心がけ、ストレスをためない
・十分な睡眠や休養をとる
・適度に運動する
・適性体重を維持する
・禁煙をする
★ もしかして更年期障害?セルフチェック
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監修:株式会社ソーシャルサービス/医療法人 延寿会
ひるずクリニック 院長 西川泰章