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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>認知症による徘徊と高齢ドライバーを取り巻く現状
認知症により行方不明になった方は1万7636人(2021年:警察届け)と、統計がはじまった2012年から9年連続で前年を上回り過去最多を更新しました。また、高齢ドライバーの運転ミスによる死亡事故も問題になっています。今回は、認知症による徘徊と高齢ドライバーの問題について紹介します。
2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されています。「徘徊」は、その認知症の「行動・心理症状」のひとつで、屋内外を歩き続ける行動を指します。
2021年に発見された認知症の方の行方不明者数は1万7,636人。このうち73.9%は届け出た当日に見つかり、99.4%は1週間以内に発見されています。しかし転倒や側溝への転落、交通事故などで亡くなるケースも少なくなく、行方不明者の死亡での発見数は2021年に450人となっています。
■認知症の行方不明者の推移
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家にいない!
帰ってこない!
家にいない!
帰ってこない!
行方不明に気づいたら、まずは警察に連絡し、捜索依頼をしましょう。自分たちだけで探そうとせず、すぐに連絡することで早期発見につながります。
また、近所の人に協力をお願いしたり、地域包括支援センターに相談してみることも大切です。
認知症の方が行方不明になっても無事に見つかるためにできることは何でしょうか。
●事前に本人の名前や住所、電話番号を記載した
ものをポケットに入れたり、服に縫い付けたり、靴に貼っておく
●ご近所の方に「一人で歩いていたら連絡をくださ
い」と、お願いしておく
●本人が立ち寄りそうな場所やお店にも事前に相
談しておく
●ご本人の動きを家族に知らせる「GPS付き徘徊
感知機器」や無線探知機、スマホアプリなどをポケットや靴、杖などに付けておく
●地域によっては地域包括支援センターで「徘徊SOSネットワーク」を組織しているところもあるため、前も
って調べて申請などをしておく
2021年の全国交通事故死亡者は累計2636人と、1948年以降の統計史上最少を5年連続で更新しました。このうち65歳以上の高齢者は1520人となり、高齢者率は過去最高の57.7%となりました。とくに高齢ドライバーの逆走や、アクセルとブレーキの踏み間違いは死亡事故につながるとして社会問題になっています。
このような高齢ドライバーの事故を防止するために免許返納を促す取り組みを進める一方、2022年5月に道路交通法を改正しています。
★ 改正道路交通法施行(2022年5月施行)運転免許更新時のポイント
●75歳以上で過去3年間に信号無視などの違反歴がある人は免許証更新時に運転技能検査の受検が義務付け
●認知機能検査を実施
●認知機能検査の結果にかかわらず実車指導と講習などの「高齢者講習」を実施
●運転に不安を感じるものの運転を続けたいと思う人は、「サポートカー限定免許」の申請ができます。
●70歳から74歳の方については、これまで通り高齢者講習を受けて運転免許の更新を受けることになります。
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監修:一般社団法人 日本認知症予防協会