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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>認知症の種類
認知症は以前、「痴呆」と呼ばれていましたが、2004年に名称が変更され、広く一般に普及してきました。一口に認知症といっても、さまざまな種類や症状があり、ひとくくりには語れません。今回は、知っているようで知らない認知症について紹介します。
認知症は誰でも発症する可能性がある脳の病気です。脳には「記憶する」「判断する」「考える」「言葉を理解する」などの認知機能が備わっています。病気や障害で脳の細胞が死滅したり劣化したりすると、これらの機能が正常に働かなくなり、生活に支障が出てきます。医学的には、このような状態が約6ヶ月以上続くと認知症を発症したとみなします。
最近、「もの忘れが多くなった」「認知症ではないか」と心配されている方も多いんじゃないでしょうか。もの忘れには「加齢によるもの忘れ」と、「認知症などの病気が原因になっているもの忘れ」の2種類があり明確に違いがあります。
1. 加齢によるもの忘れ
ある出来事があったことは覚えていますが、詳細は忘れてしまいます。しかし教えてもらうと思い出します。物忘れの症状は進行せず、生活に支障はありません。
2. 認知症によるもの忘れ
出来事そのものがあったことを忘れており、教えてもらっても思い出すことはできません。症状が進行し、生活全般に支障をきたします。
認知症は発症原因や特徴によって、大きく4つに分類され「4大認知症」といわれます。
1. アルツハイマー型認知症
・主な症状
日にちや時間、場所などを認識できなくなります。また、新しいことが覚えられなくなったり、判断力の低下が見られます。
・原因
脳内の特殊なたんぱく質「アミロイドβ」が加齢によって増えることで、記憶を司る海馬を中心に後頭葉まで広範囲にダメージを受けて発症すると言われています。
2. 脳血管性認知症
・主な症状
片麻痺、歩行障害、排尿や尿失禁、意欲低下、感情の障害などが起こります。また食べ物をうまく呑み込めなかったり、うまく声を出せなかったりする場合もあります。
・原因
脳梗塞や脳出血など、脳血管障害によって発症します。脳血管障害の大きさや場所によって現れる症状が違います。もともとの原因は生活習慣病とも言われています。
3. 前頭側頭型認知症
・主な症状
記憶障害や判断力の低下、言葉の理解が難しくなったり、自分勝手な行動や攻撃的になったりします。また、悪気なく他人のものを盗んだり、身だしなみに無頓着になったりします。
・原因
明確な原因は不明ですが、人格を司る前頭葉と言語を司る側頭葉が委縮することによって発症すると言われます。
4. レビー小体型認知症
・主な症状
幻覚、睡眠障害、手の震えや筋肉の固縮、物事に注意を向けられないなどの症状が見られます。
・原因
脳内の特殊なたんぱく質であるレビー小体が増加することによって、視覚を司る後頭葉や記憶を司る海馬にかけて広範囲にダメージを受けて発症するとも言われています。
■認知症予防コラム
★認知機能のトレーニング1「エピソード記憶」
脳の機能低下を防ぎ、認知症の発症を予防するための方法を紹介します。
「エピソード記憶」とは
過去に体験したことを記憶として思い出すことです。また、覚えやすいだけではなく、深く脳裏に刻まれており忘れにくいことも特徴です。たとえば、海外旅行の思い出や、友人と野球をした時の記憶など。
《エピソード記憶のトレーニング方法》
監修:一般社団法人 日本認知症予防協会