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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>身体機能が低下するフレイル・サルコペニア
わが国の高齢者が要介護状態になる原因は、1位・認知症、2位・脳血管疾患、3位・高齢による衰弱、4位・骨折・転倒、5位・関節疾患となっています(厚生労働省・国民健康生活基礎調査)。特に3~5位は、身体機能低下につながるフレイル・サルコペニア・ロコモティブシンドロームと深い関わりがあります。しかし、心配することはありません。これら3つの状態は、日頃の生活習慣によって予防・改善できる可能性があります。ここではフレイル・サルコペニアの特徴と予防法について紹介します。
フレイルとは、「虚弱」という意味の「frailty」が語源です。加齢にともなって身体機能や認知機能が低下した状態を指し、健康な状態と要介護状態の中間にあるといわれています。フレイルの状態にある方が、日頃の生活習慣によって要介護に進行したり、適切な介入・支援によって生活機能が向上し、健康な状態に戻ることも可能です。
■フレイルの症状
「減量していないのに体重が1年間に4.5kg以上または5%以上減った」「歩く速度や握力が低下した」「なんとなく体調が悪い」「足や腰が痛い」「口のまわりに違和感がある」「人づきあいが億劫になった」などの症状があれば、フレイルかもしれません。フレイルになると、風邪をこじらせて肺炎を発症して入院したり、疲れのために転倒して骨折し寝たきりになってしまう可能性があります。
■フレイルのセルフチェック
ご自分がフレイルになっていないかチェックできるテストがあります。ぜひ試してみてください。
「東京都福祉保健局・フレイルリスク度のチェック」
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kaigo_frailty_yobo/yobou/checklist.html
サルコペニアは、ギリシャ語で筋肉を表す「sarco(サルコ)」と、喪失を意味する「penia(ぺニア)」の造語で、日本語では「筋肉減弱症」と訳されます。加齢や疾患のほか、運動不足、低栄養などが原因で、筋肉の量が減り全身の筋力や身体機能の低下が起こった状態です。
サルコペニアになりやすいタイプは、「痩せ型で少食、特に肉や魚をあまり食べない」「お腹は出ているが筋肉はなく足が細い」「食事制限はしているが運動をしていない」方などです。
■サルコペニアのセルフチェック
「指輪っかテスト」
両手の親指と人差し指で輪をつくり、ふくらはぎの一番太い部分に合わせます。「ふくらはぎを囲めない」「ちょうど囲める」という方は大丈夫ですが、「しっかりと指が重なる」「ふくらはぎと輪の間にすき間ができる」という方は、サルコペニアの可能性が高いです。
参考サイト:
公益社団法人 東京都医師会
https://www.tokyo.med.or.jp/citizen/frailty
監修:関西医療学園専門学校
理学療法学科教員 理学療法士
熊崎 大輔