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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>「孫育て」おじいちゃん・おばあちゃんの役割
おじいちゃん、おばあちゃんは親ではありません。パパ・ママと同じような子育てをする必要はありません。では、お孫さんにとって、おじいちゃん、おばあちゃんは、どのような存在であるべきかを考えたいものです。また、孫育てをしている方にとってひとつの悩みは、叱るかどうかです。お孫さんに嫌われたくないからと、ついつい甘やかしてしまう方もおられると思いますが、ときには叱ることも大切です。そういう点について、ひとつの考え方を示したいと思います。参考になれば幸いです。
しつけや教育は親であるパパ・ママの役割です。おじいちゃん、おばあちゃんは大抵、優しく接していると思いますので“癒しの存在”になってあげればいいと思います。
たとえば、悲しいことや悔しいことがあったとき、失敗したときに話を聞いてあげてください。そのときは叱咤激励するのではなく聞き役に徹して寄り添ってあげてください。おじいちゃん、おばあちゃんが何もかも受け入れ、無条件で甘えられる存在になれば、落ち込んだ時に安心して頼ることができます。そこでエネルギーを蓄え、またがんばることができるはずです。
また小学生に上がると、大抵のパパ・ママは「勉強しなさい」と言うようになるでしょう。祖父母まで「がんばれ、がんばれ」と言い過ぎるとプレッシャーを感じてしまうので、そっと見守ってあげましょう。お孫さんの夢を応援しながら、そっと見守る存在でいてあげてください。
最近は「ほめる子育て」が流行していますが、「ほめる」は結果に対して肯定的に評価することですが、祖父母の皆さんにぜひしてほしいのが、その子の頑張り、行ってきた過程を結果や他の人と比較することなく、ありのままを認めてあげてほしいのです。たとえば、「何度も何度も諦めずによく頑張ったね」など。また、認めて育てることは叱ってはいけないことではありません。命に危険があるとき、他人に迷惑をかける行動をしたとき、ルールを破ったときなどは、真剣に叱ってあげてください。
叱り方については、どんな叱り方がよいかをパパ・ママと一緒に考えてみてください。基本的には、その場ですぐ・具体的に叱り、とってほしい行動を短く伝えることです。たとえば「自動車が危ない」「お店のなかでは騒がない」ではなく、「車が来るので右端を歩こうね」「お店では他のお客さんがうるさく感じるので静かに話しましょう」というように。
他人に迷惑をかけたときは、きちんと目を見て「いけません」と言ってあげてください。
いつもは優しいおじいちゃん、おばあちゃんが言えば、小さい子でもしてはいけないことと理解できます。言葉を理解するようになったら、叱る理由も伝えてください。
参考サイト:
NPO孫育て・ニッポン
https://www.magosodate-nippon.org/about-jigyo/
さいたま祖父母手帳
https://www.city.saitama.jp/007/002/012/p044368.html
監修:NPO法人 孫育て・ニッポン
理事長 棒田 明子