だんだんと衰えていくとき
そこにどんな生きる「かい」を
持ち続けられるか、と考えました。
だんだんと衰えていくとき
そこにどんな
生きる「かい」を
持ち続けられるか、
と考えました。
株式会社 暮しの手帖社
横山 泰子さん
株式会社 暮しの手帖社は、1948年に出版された総合生活雑誌『暮しの手帖』をはじめ、暮らしにまつわる書籍を出版している出版社です。横山泰子さんは現在、嫁ぎ先の“家業”である暮しの手帖社の代表取締役社長を務めています。
義父母や伯母など、幾人もの家族のこと、その都度に考えたことをお話しくださいました。
暮しの手帖社
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目次
幾人もの家族を見送って、いろいろ思うことはあります。まず「年下のお友達を作っておく」ことと「趣味を持っておく」こと。みずみずしい気持ちを持ち続けることは、大切だなって思うんですよね。そして、「食べることは生きること」ということにも、気づかされました。よしこさんは最期食べることが辛そうで、消化のために体力を使っているように見えました。人間の最期は本能的に体が受けつけなくなるということなんですよね。
元気でコロリと逝くのならいいけれど、そうでない場合、だんだん衰えていくときにそこにどんな生きる「かい」、生きがいを思っていられるか、それはどんなことなんだろう、ということも考えさせられました。まだ私にはわかりませんが、これからも考え続けていくと思います。
※一部写真は暮しの手帖別冊『しずこさん』より。
※この記事の内容はすべて2024年10月の取材当時のものです。