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ホーム>カータンの泣き笑い介護Days>vol.20親の看取りを考える
お試しのショートステイを経て、
ついに父の特別養護老人ホーム入居が決まった。
姉と大喜びしたのもつかの間、
遠くない未来のシビアな現実に
向き合うことにもなった。
ショートステイは2週間に及んだが、
その間に父の状況が落ち着いた
というわけではなく・・・

父や私たち家族のことを考えて
入居を認めてくれたのだった。

施設の方々の気遣いもありがたくて、
大喜び!
だったのだけど、
本格的に入居が決まると、
提出する書類がたくさんあった!

まずは簡単に書ける基本的なものからスタート。

そして、だんだんシビアな内容へと進んでいく。

命に関わるチェック項目は
細かく専門的で、
単純に判断できない、
正解のないものばかり。
話し合える姉がいてくれて、
本当によかった。
いくつもの書類を書き終わったとき、
姉は大きく深く息を吐き、
1枚の書類を差し出した。

父が施設で
加齢にともなう衰弱を迎えたとき、
どこで過ごさせるか。
その意向を確認するものだ。

以前は施設から病院へ移って
最期を迎える人が多かったけれど、
最近はその人らしい最期を迎える「看取り」の
考え方が広がり、
看取りに対応する施設も増えているそうだ。

書類を持って、ホームに向かった。

書類を書き終えて思ったのは、
親の終末期を考えることは、
子にとって荷が重すぎる
ということ。
「本人が元気なうちに決めておいて
くれたら良かったのに」と
少し父を恨んだりもした。

終末期延命治療、父だったらおそらく望まないだろうと思いながらも、その決断を私たち娘がすることは荷が重すぎた。
その経験から、私は今から娘たちに伝えている。ちょっと早い気もするが、現実味がない今の方が双方にとって、気が楽だということもあった。