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ホーム>カータンの泣き笑い介護Days>vol.19父と私の恋?
特別養護老人ホームにショートステイ中の父から姉に、
毎日2回「帰りたい」という泣きの電話が入り続けていた。
どうしようもない内容に疲れ果てた姉から、
電話の受け手を引き受けたのだが・・・
父からの泣きの電話は、
いつしかお得意(?)の
せん妄ワールドへ
と突入していった。

目が見えないこともあってか、父は老人ホームでの生活を
独自に解釈(?)しているようだった。

どうやら父の不安は、お金を払わずにいろんな
サービスを受けていること、
お金を一銭も持っていないことらしい。
それで、せん妄ワールドの中で父は自分でお金をおろしに ATM へ行った。

当然、おろすことは出来ない。

父が導き出した答えが・・・

さすが!我が父!

名前まで、わかっているらしい。

まさか・・・

予想通りの内容であった。
が、とにかく父からお金の心配を取り除いてあげなければ!

その後も同じような内容の電話に繰り返し対応する、
うんざりするような日々が続いていた。
ところがある日、寝るときに気づいた。

しつこさを感じていた中で
突然プツリと連絡が途切れたとき、
ふと相手のことが気になる不思議。

自分でも驚くくらい、うれしかった。

高齢者は環境が変わるとせん妄になりやすいと言われているが、父の場合は、それに加えて目も見えないため、なかなか状況が理解できず大変だった。特にお金の心配。
落ち着いてくれた時は、心底ホッとした。