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ホーム>カータンの泣き笑い介護Days>vol.09 母の金銭感覚と父の気力
高齢な両親の思いもかけない変化には、驚かされるばかり。
笑えるものばかりだったらいいのだけれど、戸惑い、怒り、悲しみ・・・
そうじゃないもののほうが多いんですよね。
実家の冷蔵庫をチェックすると、
賞味期限切れの食品だらけ。
私は定期的に家に持ち帰り、食べていた。
もちろん母に悪気はない。
だから、伝え方を工夫した。
母は見事に、私の思惑の斜め上をいく。
そんなことがあってからは、
こっそり持ち帰るようになった。
認知症の母は、なくなっても気づかなくなっているから…
母は、お買い物が大好きだ。
それには理由がある。
それに気づいた父に、代理でお金をおろし、毎週決まった額のお金を渡すように頼まれた。ところが、
毎週2万円渡しても1週間持たない。
週の半ばには、父からSOS の電話が入った。
と、怒りはするものの、生きがいとも言える
買い物を母から奪うのは忍びなく・・・
という結論(?)に達し、やり過ごすことにした。
父の元気がなくなっていった時期があった。
「調子が悪いの?」と聞くと、
「気力がないというか、元気がでない」
と言う。大好きな台湾時代の話をしても乗ってこないし、
好きなものを持っていっても食欲がないという。
すると、ぐったり元気のなかった父は、
孫たちの一言で、眠りから覚めた!
お金があったら全部使ってしまう。お金の管理がいよいよできなくなってきた母。週に2万渡しても食費であっという間に消えていく。夫婦2人で我が家より高いエンゲル係数よ!そりゃ熟成肉が溜まるわけだ。
そして、父。どんな薬より孫が効いた。父にとって、孫は元気の源だった。