介護のプロがおすすめ!私の推し本

教育・システム担当:スタッフK.Yの推し本!恍惚の人

恍惚の人

スタッフによるまとめ

認知症の兆しを見せる高齢の父と、その介護に直面する家族の姿を描いた小説で、当時はまだ「高齢化」や「介護」が社会全体の課題として大きく語られていなかった時代に、先駆的に問題を提示した作品です。

おすすめのポイント

  • 制度がない時代を知ることで、今の介護制度の意味を再認識できる
  • 「老いのとらえ方」の変化に気づける
  • 「尊厳ある老い」とは何かを問い直せる
  • 重いテーマながら、日常描写がリアルで読みやすい

わたしの推しポイント

認知症の父が少しずつ記憶を忘れていく中で、家族と過ごす日々の小さな出来事が心温まる視点で描かれています。笑いあり、戸惑いありの介護の日常を通して、高齢者の尊厳や家族の絆の大切さを教えてくれる作品です。過去と今を比べながら、家族の絆や人のやさしさについて考えさせられる作品です。

スタッフK.Y

この記事を書いた人教育・システム担当:スタッフK.Y

大学でも福祉を学び、介護現場でアルバイトもしていました。
事業部の何でも屋さんとして、陰ながら皆さまのサポートを行っています。

書籍名:
恍惚の人
著者:
有吉佐和子
出版社:
新潮社
発売日:
1982年5月27日
ISBN:
978-4101132181
カテゴリ:
文芸
認知症

この記事で紹介した本

恍惚の人

恍惚の人

著者:有吉佐和子

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