営業企画担当:スタッフT.Sの推し本!名探偵じゃなくても

『名探偵じゃなくても』は、小西マサテルさんの『名探偵のままでいて』の続編です。レビー小体型認知症を患う祖父が、孫娘や周囲の人々が持ち込む不思議な謎を、まるで名探偵のように解決していく物語です。
- 認知症を抱えながらも、鋭い推理を見せる斬新な設定
- 記憶のゆらぎや幻視が、推理に影響を与える新しい視点のミステリー
- レビー小体型認知症の症状が自然に描かれ、理解を深めながら読める
- 祖父と孫娘の交流を通じて、家族の絆や信頼が深まる感動的なストーリー
- ひとつひとつの謎が独立しているので、前作を読んでいなくても楽しめる
レビー小体型認知症の症状が一進一退しながら推理に影響を与える展開がとても興味深いです。鋭く謎を解く一方で、記憶の曖昧さや幻視が思わぬヒントになることもあり、認知症への理解も深まります。祖父と孫娘のやりとりには温かみがあり、ミステリーの緊張感と家族のぬくもりが同時に楽しめる一冊です。前作を読んでいなくても十分楽しめるので、新しい視点のミステリーを求める方にもおすすめです。

この記事を書いた人営業企画担当:スタッフT.S
皆さまに役立つ情報をお届けできるよう、新しい学びを大切にしながら、企画づくりに取り組んでいます。
この記事で紹介した本

名探偵じゃなくても
著者:小西マサテル