広告担当:スタッフS.Kの推し本!家庭の医学

母親が癌に冒されていることが判明し、亡くなった母を見送るまでの日々を綴ったノンフィクション。外から見れば一般的な出来事であっても、その出来事を生きている真っ只中の人間から見れば個別的で特殊な出来事、読者は日々の記憶を呼び起こされる人もいるだろうがそこで抱く感慨は一人ひとり違う。
- ノンフィクションと銘打っているが小説的な構成美を備えている
- 肉親の病気、入院、治療、介護といった問題を取り上げている
- ラストの章「remains」1 死体、2 残されたもの についての描写は美しく心に沁みる
ノンフィクションと銘打っているが小説的な構成美を備えている。これまで小説の主題として取り上げられてこなかった老いた親の病と死を看取る過程を描いている。友人のすすめで一気に読んだが再読したい1冊。特にラストは美しく心に沁みる。

この記事を書いた人広告担当:スタッフS.K
事業部で数年広告を担当していました。
2025年4月で定年退職となり、第2の人生は、大好きな猫との時間と趣味の時間を満喫の予定。
- 書籍名:
- 家庭の医学
- 著者:
- レベッカ・ブラウン
- 出版社:
- 朝日出版社
- 発売日:
- 2006年3月1日
- 定価:
- 1,430円(税込)
- ISBN:
- 978-4022577986
この記事で紹介した本

家庭の医学
著者:レベッカ・ブラウン