ホーム
商品を探す
店舗を探す
ご利用案内
介護のお役立ち情報
採用情報
加盟店募集
おすすめ商品・特集一覧
ケアマネジャーさん向けページ
公式SNS
お問い合わせ
サイトについて
ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>気をつけたい加齢にともなう目の病気
前回、紹介したように、目の老化現象といえば、まず思い浮かぶのが老眼です。また、高齢になると、さまざまな目の病気にかかるリスクが高まってきます。その代表例が、白内障、緑内障、加齢黄斑変性です。「近ごろ目が疲れやすい」「何だか、かすむ」「モノが見えづらくなった」などと感じたら、目の病気が隠れているかもしれません。視力が低下すると生活がしづらくなるばかりでなく、失明につながる病気もあるので放置せず早めに眼科医を受診しましょう。
白内障とは、水晶体が白く濁ることによって、外から入った光が眼底まで届かなくなり、視力が低下してしまう病気です。加齢や長年の紫外線の影響などによって発症します。個人差がありますが、水晶体は年をとるにつれて誰でも白く濁ります。年齢が高くなるほど発症率は高くなることも分かっています。
<白内障の主な症状>
緑内障は、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気のです。わが国の視覚障害になる原因の第1位は緑内障となるほど多くの人がかかっています。(岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科調査)。
視覚障害の原因疾患(岡山大学)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id566.html
<緑内障の主な症状>
緑内障は緩やかに進行します。両方の目が同時に進行することは稀なので、自覚しないことがほとんどです。実際に気がつくのは、かなり視野が狭くなったり、視力が低下してしまってからが多いようです。
加齢黄斑変性は網膜の中心にある「黄斑」が、加齢とともにダメージを受けて、視力の低下を引き起こす病気です。欧米では成人の失明原因の第1位となっており、近年では高齢化と生活の欧米化により著しく増加しています。
<加齢黄斑変性の主な症状>
通常の場合、視力低下は徐々に進行しますが、網膜下に大きな出血が起こった場合には突然、著しく視力低下を起こすことがあります。
■飛蚊症
目の中に蚊や糸くずが飛んでいるような黒い影が見える症状です。これは硝子体と呼ばれるゼリー状の物質が、網膜から部分的にはく離し、小さな黒い影となって見えるからです。ほとんどの場合は放置しても問題ありませんが、他の病気が原因で似たような症状が現れる場合もあります。
■眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、上まぶたが垂れ下がってきて、目が見えづらくなる症状です。先天性と後天性がありますが、加齢などによるものが増えています。垂れ下がった上まぶたが視界を邪魔する場合は手術をして治療します。
老眼は放置していると、眼精疲労をはじめ身体の不調をきたす原因になります。きちんと眼科で検査してもらい、適切なメガネやコンタクトレンズを使用するようにしましょう。
参考:
公益社団法人 日本眼科医会
https://www.gankaikai.or.jp/health/37/01.html
岡山大学 視覚障害の原因疾患
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id566.html
監修:にしかわ在宅クリニック
院長 西川 泰章