認知症の症状 行動・心理症状

認知症の症状の一つである「行動・心理症状」は、かつて「中核症状」に対して「周辺症状」と呼ばれていました。中核症状は脳の器質的な障害による症状で起こりますが、行動・心理症状は個人の性格や生活環境、これまでの生活習慣などが大きく影響して現れる症状だということが分かっています。これらの症状が複雑に組み合わさって現れるため、認知症の症状は無数に個人差が出るのです。

人それぞれの個性が現れる症状
行動・心理症状

主な行動・心理症状としては次のようなものが挙げられます。

  • 徘徊
  • 暴力
    暴言
    抵抗
  • 不眠
    睡眠障害
    昼夜逆転
  • 無気力
    うつ
  • 帰宅願望※1
  • 食べない
    異食
  • 拒否
    不穏※2
  • 物盗られ妄想※3

※1 帰宅願望

家に帰りたいと訴える症状です。施設や外出だけでなく、自宅にいて訴える場合もあります。その場の居心地が悪い場合や、過去の生活リズムをあやふやに覚えている場合など、原因は様々です。

※2 不穏

認知機能の低下による不安から周囲への警戒が強くなり、普段の落ち着きを失くす症状です。発展すると、攻撃的になったり、暴力を振るってくることもあります。

※3 物盗られ妄想

大事なものがなくなった時、「盗られた」と思い込んで訴える症状です。過去の記憶が欠如しているため、自分が失くしたとは思えず、身近な人を疑ってしまいます。

こうした症状が1つずつ明確に現れるとは限りません。様々な二次要因によって、複数の症状が組み合わさる場合もあります。

■認知症の症状を理解するために

認知症の症状を理解するために

認知症の症状を理解するためのポイントは、まずこうした症状のすべてが、脳の混乱が原因となって起こっていることを理解するということです。
周囲にとっては問題となるものばかりかもしれませんが、決して相手を困らせようとして起こしている行動ではないのです。不安やストレス・不快な状況に対して、一生懸命に考え、判断し、実行したことが、結果として周囲から否定されたり、抑制されたりする。本人の努力が報われない。そんな状態だということを理解しましょう。

監修:森ノ宮医療大学
教授 横井 賀津志

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