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「要支援」と「要介護」の違いとは?

「要支援」と「要介護」の違いとは?

「要介護と要支援の違いがよくわからない」 という人も、少なくないのではないでしょうか。
「要支援」「要介護」とは、「現状、日常生活において他者の補助がどの程度必要なのか」を示した度合いであり、あらゆるサポートを受けるときに判断基準となるものです。施設の入所条件や介護保険の受給など、必要とされる場は多くありますので、しっかりと理解しておきましょう。

要介護・要支援とは

■要支援とは

要支援とは

「現在、介護の必要はないが、将来的に要介護状態になる可能性があるので、今のうちから支援をしよう」という状態を指します。

  • ・要支援認定を受けた方は、「介護予防サービス」を受けることができます。

  • ・年齢とともに衰えた身体機能に対して、適切な対策を行うことで、心身機能の維持や改善を図ることを目的としています。

■要介護とは

要介護とは

「現在、介護サービスが必要である」という状態を指します。

  • ・要介護の方は、自立した生活の支援が目的の「介護サービス」を受けることができます。

  • ・介護保険を利用して介護サービスを受けるためには「要介護認定」(介護が必要な方を5段階に分類したもの)を受ける必要があります。

「要支援」と「要介護」を合わせた7段階で、介護の必要度合いが分類されます。

「要支援」と「要介護」の7段階 要支援(介護予防サービス):要支援1、要支援2・要介護(介護サービス):要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5 ※要支援1が軽く、要介護5が一番重い

※介護予防サービスのうち、訪問介護と通所介護(デイサービス)は総合事業(市区町村が中心)へ移行されました。

どこが分かれ目?「要支援2」と「要介護1」

要支援2と要介護1は、要介護認定訪問調査の一次判定においては「同程度の介護量」という判定になります。では、この2つはどこで分かれるのでしょうか。それには、2つの基準があります。

1つは、認知症の有無です。認知症高齢者の日常生活自立度の判定で、認知症の可能性が高いものとされた場合は、要支援2ではなく、要介護1に判定されます。

もう1つは、状態の安定性についてです。主治医の意見書の記載内容や特記事項なども含めた調査の内容から、半年以内に状態が大きく変わる可能性があると判断される場合、要支援2ではなく要介護1に判定されます。

■要支援2・要介護1の振り分け

要支援2・要介護1の振り分け図

認知機能や思考・感情等の障害により予防給付の利用の理解が困難か
(合議体が判断した認知症高齢者の日常生活自立度がⅡ以上かM)

■困難・Ⅱ以上かM

要介護1

■困難でない・自立またはⅠ

概ね6か月以内に心身の状態が悪化し、介護の手間が増大することによる要介護度の再検討の必要があるか

■再検討の必要なし

■再検討の必要あり

要支援2

要介護1

※日常生活自立度の段階には、軽いものから順に
自立、Ⅰ、Ⅱa、Ⅱb、Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、M の8つがあります。

監修:公益社団法人 大阪介護福祉士会
会長 淺野幸子

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