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車いすから車へ移乗、ときには外出して気分転換。

要介護者の方々も介助者も、ときには外出して気分転換したいものですね。そんなとき、車に乗れると便利です。車いすのまま乗り降りできる福祉車両もありますが、購入費用が高いので、マイカーに乗ることが一般的ではないでしょうか。そこで今回は、乗用車に乗り降りするときの介助方法をご紹介します。

車に乗る手順

車いすを助手席の横に斜めにつける。あらかじめ、車いすに浅く座ってもらう。

  • 1.車いすを助手席の横に斜めにつける(ドアと車いすの間に介助者が立てるスペースを確保)。

車いすを助手席の横に斜めにつける。あらかじめ、車いすに浅く座ってもらう。

  • 2.車いすに浅く座ってもらう。

ブレーキをかけてフットサポートを上げる。身体(からだ)を密着して腰を低くして、介助者の背中に腕を回してもらう。そして両脇の下に手を入れてだきおこす。

  • 3.ブレーキをかけてフットサポートを上げる。身体を密着して腰を低くして、介助者の背中に腕を回してもらう。そして両脇の下に手を入れて抱き起こす。

ブレーキをかけてフットサポートを上げる。身体(からだ)を密着して腰を低くして、介助者の背中に腕を回してもらう。そして両脇の下に手を入れてだきおこす。

しっかりと立っていることを確認し、座席の方向へお尻が向くよう回転。車に乗るときには、ドアの淵に頭をぶつけないように頭を下げる。

  • 4.しっかりと立っていることを確認し、座席の方向へお尻が向くよう回転。車に乗るときには、ドアの淵に頭をぶつけないように頭を下げる。

しっかりと立っていることを確認し、座席の方向へお尻が向くよう回転。車に乗るときには、ドアの淵に頭をぶつけないように頭を下げる。

座席に座っていることを確認し身体の向きを変える。背中を片手で支えながら、片方ずつ足を車に乗せていく。座席にしっかりと座ってもらい、シートベルトを装着。

  • 5.座席に座っていることを確認し身体の向きを変える。背中を片手で支えながら、片方ずつ足を車に乗せていく。
  • 5.座席に座っていることを確認し身体の向きを変える。背中を片手で支えながら、片方ずつ足を車に乗せていく。

座席に座っていることを確認し身体の向きを変える。背中を片手で支えながら、片方ずつ足を車に乗せていく。座席にしっかりと座ってもらい、シートベルトを装着。

  • 6.座席にしっかりと座ってもらい、シートベルトを装着。

★車で遠出するときに用意したいもの

車があれば気分転換のために、ちょっとした遠出や旅行に行けるかもしれません。事前にケアマネジャーに相談してみましょう。
事前準備としては、まずバリアフリーの施設を調べておくこと。商業施設や観光地などの他、お寺や神社などもバリアフリー化が進んでいるところもあります。また、多目的トイレの場所を確認しておくとよいでしょう。観光地であれば、Google mapで「多目的トイレ 地域名」で検索すると、トイレの場所が表示される場合もあります。

《用意しておくと便利なもの》

スロープ

  • ・スロープ(レンタル)
    段差のあるところを車いすで行き来するときに便利です。
    スロープの商品一覧を見る

スロープ

  • ・紙パンツ ・尿取りパット 
    ・携帯トイレ ・常備薬 など

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車から降りる手順

車に乗ったときの逆の手順で降りましょう。

フットサポートを上げた車いすを自動車に斜めにつける。

  • 1.フットサポートを上げた車いすを自動車に斜めにつける。ドアの間には介助者が入れるスペースを確保。
  • 2.両足の太ももの下に腕を入れ、片方の手で背中を支えながら両足を引き寄せる。
  • 2.両足の太ももの下に腕を入れ、片方の手で背中を支えながら両足を引き寄せる。

フットサポートを上げた車いすを自動車に斜めにつける。

  • 3.浅く座って両足を地面につける。足が浮いている場合は、身体を支えながら、お尻を前に出す。車高が高い車では踏み台を用意。

両脇の下に手を入れ、介助者の背中に両腕を回してもらい身体(からだ)を密着。車の天井に頭がぶつからないように注意しながら、前かがみの姿勢になり少しずつ車の外へ。

  • 4.両脇の下に手を入れる。介助者の背中に両腕を回してもらい身体を密着。車の天井に頭がぶつからないように注意しながら、前かがみの姿勢になり少しずつ車の外へ。

両脇の下に手を入れ、介助者の背中に両腕を回してもらい身体(からだ)を密着。車の天井に頭がぶつからないように注意しながら、前かがみの姿勢になり少しずつ車の外へ。

  • 5.外に出れば、腰を上げ、介護者を立たせる。

しっかりと立ちあがったことを確認し、車いす側の足を軸にして、車いすの方向へお尻が向くように回転。

  • 6.しっかりと立ちあがったことを確認し、車いす側の足を軸にして、車いすの方向へお尻が向くように回転。

しっかりと立ちあがったことを確認し、車いす側の足を軸にして、車いすの方向へお尻が向くように回転。

  • 7.ゆっくりと座る。

★福祉車両について

車いすや身体の不自由な方(かた)が乗り降りしやすいように改良された「福祉車両」の自動車

車いすや身体の不自由な方が乗り降りしやすいように改良された自動車を「福祉車両」といいます。車いすのままスロープで後部座席へ乗り込めるものや、座席が回転するタイプ、座席が電動で外へせり出すものなど、さまざまな種類があります。

福祉車両の購入には、自動車税や消費税の非課税・減免措置が受けられます。自治体によっては、有料道路通行料金の割引や駐車禁止の適用除外なども受けられます。レンタルできる福祉車両もあるので、必要なときだけ利用してもいいでしょう。

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監修:関西医療学園専門学校 理学療法学科
教員 理学療法士 熊崎 大輔

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