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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>高齢ドライバーに関する法律改正について
近年、交通事故の総数は減少傾向にありますが、75歳以上の高齢者が関与する事故は相対的に高い割合を占めています。ブレーキとアクセルの踏み間違いや高速道路での逆走など、高齢ドライバーによる重大事故の報道も増えており、これに対応するために関連する道路交通法が改正されています。以下では、2020年から2024年にかけての主な改正点について解説します。
■運転免許更新時
70歳以上のドライバーは以前から免許更新時に高齢者講習が実施されていましたが、75歳以上になると運転免許更新時に認知機能検査が義務づけられました。この検査結果は以下の3つに分類されます。
■一定の違反行為をしたとき
「認知機能が低下した場合に表れやすい一定の違反行為」があった場合にも、臨時認知機能検査を受ける必要があります。この検査で「認知症のおそれあり」と判断された場合は免許取り消しまたは停止の対象となり、前回の免許更新時よりも悪化している場合は臨時高齢者講習を受ける必要があります。
なお、運転免許証更新時に認知機能検査を受けた75歳以上の高齢者のうち約5.1万人が認知症の恐れがあると判定されました(平成28年度 警察庁調べ)。
「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」や「自動ブレーキ」を搭載した安全運転サポート車(サポカー)が登場しています。このようなサポカーのみを運転できる「サポカー限定免許」が創設されました。サポカー限定免許は、年齢に関係なく希望すれば普通免許から切り替え可能であり、運転に不安がある人の免許返納以外の選択肢となります。
ただし、サポカーは道路状況や天候によってシステムが作動しにくい場合があるため、常に安全運転を心がけることが重要です。また、新車を購入する際には、身体機能の衰えをカバーする車を選ぶことも推奨されます。例えば、「乗り降りしやすい」「視界が良い」「小回りが利く」などの特徴を持つ車が適しています。
参考サイト:
全日本交通安全協会
http://www.jtsa.or.jp/new/koutsuhou-kaisei.html
監修:安全運転を科学するSSD研究所