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ホーム>介護のお役立ち情報>暮らしと健康ライブラリ>シニアメイクで気持ちまで明るく
年を重ねると、「メイクが面倒」と思われる方が増えてくるようですが、メイクはさまざまな効果があります。最近ではシニアや、病気・ケガで落ち込んでいる人の心を前向きにする化粧療法(メイクセラピー)も普及しつつあるそうです。メイクは、シミ・シワ、くすみなどの加齢による現象をカバーし、「肌を美しく見せる」「目をぱっちり大きく見せる」「顔を小さく見せる」など、より魅力的な女性に見せる効果があります。また、五感を刺激して認知機能低下の抑制効果も期待できると言われています。
それでは、シニアのメイクのポイントを簡単に説明していきましょう。
■メイクの前に
シニアの肌は乾燥しているため、まず温かい蒸しタオルを顔にあてます。肌を柔らかくするとともに、蒸気で毛穴が開きます。すると美容液が浸透しやすくなり、保湿効果が高まります。
また、メイク前のマッサージもおすすめします。血色がよくなり、シワやほうれい線、口元のむくみ、たるみを和らげます。マッサージは、とろみのある化粧水や乳液を多めにつけ、額から目のまわり、あごの順に、中央から外に向けて指をゆっくりスライドしていきます。
■ベースメイク
1.下地クリーム
下地クリームは、ファンデーションの定着を良くします。下地はピンクを基本に、強いくすみがある人は紫色を薄く塗ります。肝斑やシミのある部分はコンシーラーで隠します。
2.ファンデーション
ファンデーションは、顔の下から上に引き上げるように塗り、肌のリフト効果を高めます。保湿力のあるリキッドタイプのファンデーションがおすすめです。ファンデーションも下地クリームも厚塗りするとシワに入り込んで余計にシワが目立ってしまうため、スポンジやパフ等を使用して薄くつけるのがポイントです。
3. ルースパウダー(粉白粉)
化粧くずれを防ぎ、リキッドファンデーションの定着をよくするために、ルースパウダーを使いましょう。
■ポイントメイク
1.アイシャドウ
目元は年齢を感じやすい部分なので、しっかりとメイクしておきたいところ。目の周りの皮膚は薄く、刺激や痛みを感じやすいため、やさしくメイクしましょう。肌に馴染みやすいマット系の色や、暖かみを感じる深みのある色を選んでください。シワの中に入り込むクリームタイプよりも、グラデーションをつけやすいパウダータイプがおすすめです。色の付け過ぎには気をつけましょう。
2.アイライナー
くぼみが出てきたシニアの目は、ペンシルライナーをおすすめします。芯のやわらかいタイプを選んで、力を入れずまつ毛の生え際を少しずつ埋めるように描いてみましょう。
3.マスカラ
マスカラは、ブラックよりもブラウンやダークブラウンの方が自然な仕上がりになります。カールさせたい場合は、ビューラーを使うといいですね。ホットビューラーは火傷の危険性があるので、不慣れな方は使用を控えましょう。また最近はビューラーなしでもまつげが上がるマスカラも発売されています。いろいろ試して、自分にあったメイク方法を楽しみましょう。
4.アイブロウ
長い眉毛は、小型のはさみでカットしましょう。特に眉間が近すぎる方は眉頭を少しカットして、アイブロウでやや薄めに眉毛を描くとよいでしょう。色はブラックやグレーよりも、ダークブラウンのほうが柔らかい印象に仕上がります。
5.口紅
唇は加齢によって自然なふくらみが失われます。唇の輪郭より少し外側をリップライナーでなぞると、ふっくらとしたやさしい印象になります。ベージュ系の色はナチュラルなイメージで最も使いやすい色ですが、シニア世代には暗い印象になるためおすすめしません。明るく鮮やかな色味を選びましょう。レッド系やピンク系、特に青みのあるローズ系は肌を明るく白く見せる効果があります。
6.チーク(頬紅)
チークを塗ると顔に赤みが増し、若々しく見えます。頬の他、まぶたや眉骨、あごなど軽く乗せると顔全体のバランスが良くなります。
7.ヘアスタイル
ヘアスタイルもオシャレの大切なポイントです。ブローをしたり、カーラーを巻いて髪を根元から立ち上げ、トップにボリュームをつけてください。
■クレンジング
しっかりとクレンジングして、肌表面に付着した化粧品やほこりなどの汚れを落としましょう。保湿効果が高く、マッサージ用としても使用できるコールドクリームをおすすめします。
監修:NPO法人日本サービスマナー協会
マナー講師 河中 寛子