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「健康寿命」を延ばす、普段の生活で実践できる3つの方法

「健康寿命」を延ばす、普段の生活で実践できる3つの方法

平均寿命まで生きることができれば良いのかというと、 必ずしもそうとは限りません。60歳代の方でも、認知症を発症されている方、病気で入院中の方、 要介護状態により1人で生活することが困難な方などさまざまです。そこで「健康寿命」が鍵となります。
健康寿命とは、「病気をしていない期間」ではなく「介護を受けないで自立している期間」のことです。厚生労働省の調査によると、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差があります。誰もが最後まで、健康でいきいきとした生活を送りたいと思っています。ぜひ、健康寿命を延ばしましょう!

■平均寿命と健康寿命の差

平均寿命と健康寿命の差(2019年) 男性:平均寿命81.41歳、健康寿命:72.68歳 女性:平均寿命87.45歳、健康寿命:75.38歳

自立度の低下は、健康寿命の危険信号

健康寿命を延ばすためには、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間を延ばさなければなりません。言い換えれば、自立度の低下や寝たきり、つまり要支援・要介護状態への移行は健康寿命の大敵です。そして、要支援・要介護状態への移行する原因の第1位は「認知症」、次いで「脳血管障害」、「高齢による衰弱」「骨折・転倒」の順となっています。またこれらは、寝不足や運動不足、ストレス、栄養不足、不摂生など、毎日の生活習慣と密接に関係しているとも言えるでしょう。要介護や寝たきりは、本人だけでなく家族など周囲の人に対しても負担をかけることにつながります。ご自身のみならず、あなたの大切な家族や友人のためにも、健康寿命を延ばしましょう!

■要支援・要介護になった原因

要支援・要介護(ようかいご)になった原因 認知症:18%、脳血管疾患(脳卒中):16%、高齢による衰弱:13%、骨折・転倒:13%、関節疾患:11%、心疾患(心臓病):4%、呼吸器疾患:3&、悪性新生物(ガン):3%、糖尿病:2%、パーキンソン病:2%、脊椎損傷:1%、視覚・聴覚障害:1%、その他:13% 出典:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査

3つの対策で、健康寿命を延ばそう!

同世代でも若々しく見える人もいれば、老け込んで見える人もいます。その差は健康寿命に係ってくるのではないでしょうか?それでは、どうすればいいのでしょうか?当然のことですが、健康寿命を延ばすためには、「生活習慣の改善」と「運動」、そして「食事」の3つが非常に重要です。
 要介護や寝たきりにならないためには、運動機能や身体機能など、ご自身の現在の状態を知り、自立度が低下しないように心がけ、予防することが重要となってきます。
 「暮らしと健康ライブラリ」では、「頭の健康」と「運動」、「生活習慣の改善」の3つの視点に加え、生活の中でできる健康寿命を伸ばすためのさまざまなコラムを掲載していきます。健康でいきいきとした生活を送り、充実したセカンドライフをすごせるよう、ぜひ、健康寿命を延ばすことにお役立てください。

監修:一般社団法人介護予防ネットワーク協会
代表理事 宮田 彰典

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